肖像画のお問い合わせは フリーコール
0120-945-655
歴史ある肖像画展”全日肖展”にて「内閣総理大臣賞」「文部科学大臣賞」受賞!
「衆議院議長賞」「参議院議長賞」受賞!
国会参議院肖像画掲額作家よしだあきみつのブログへようこそ!
何気ない日常をつづっております
額装してみることで新たな気付きも・・・
<吉田肖像画塾>
・・・・・肖像画研究会制作風景・・・・・
人物画と肖像画の制作上の違いは初期の制作工程に現れます。お描きする方のお顔の特徴以前に位置情報が最も求めれます。特徴を優先する場合は無意識のうちにデフォルメしてしまうことになります。何となく似ていればといった曖昧な部分を極力排除することが重要ですね。家の建築で例えれば基礎工事の重要性が問われるでしょう。基礎部分がしっかりしていなければその上に積み上げていく過程で歪や傾きが生じてしまいます。これでは人が住める家にはなりません。設計図通りに決まった位置にそれぞれ建材を配置していって徐々に組みあがっていくものではないでしょうか。肖像画はクライアントの情報をしっかりキャンバスに構築する作業といったことになります。だからこそ最初の行程の手抜きや曖昧さは避けなければなりませんし、後々修復に倍の労力を必要とすることになってしまいます。無駄な工程を省くことで、的を絞った作業に集中することが出来ます。今日参加のFさんは新たにご用意した写真を元に新作に取り組んでおります。構図決めから始まり下描きも順調に進行。頑張りましょう!
吉田肖像画塾でご指導している肖像画上達法:いくつかの工程を着実に実行していただくことで容易に肖像画として形作られていきます。幾つかの工程といった中身は実にシンプルな筆の作業です。丁寧に画面を仕上げていくといった工程です。それは漆器の塗り方に共通するものがあるように思います。影やアンジュレーションは最終工程でいくらでも表現できるものです。
肌の色合いは顔の何処の部分を取り上げてもほぼ同じです。影は単に、光の当たる方向で顔の形状に合わせ形作られる現象です。影部分に多量の影色(濃い色の絵の具)を施すほどのものではないように思っています。影は薄いベールのようなものと考えれば、影ありきで表現しなくても、充分に後からでも立体的な表現が出来ると考えています。最初から濃い影色を施すことになれば、まるで皮膚の奥にどす黒い腫瘍があるかのような事のように思えます。人は影の重みを感じないはずです。暗闇にいて重苦しく感じるのはおそらく、その状況における気持ちの部分でしょう。だとすれば皮膚の表面に覆いかぶさる、重量のない超薄いベールのようなものです。こんな風に思えば制作方向が変わっても有りだと思いませんか。最初に影有りきでなくても良いのではと考えており、試行錯誤しながらも実践してきています。お客様の求めるのは、美術館に収蔵されているような重苦しい絵画表現ではなく、身近な場所に飾って気持やお部屋が明るくなるような表現のようです。この部分に関する方向性の選択は、肖像画家人生の大きな分岐点になるかもしれませんね。
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歴史ある肖像画展”全日肖展”にて「内閣総理大臣賞」「文部科学大臣賞」受賞!
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