2011.04.13(水)14(木)晴天なり
紀伊半島一周ウオーク 390キロ
世界遺産・熊野古道を歩く
残すところ「伊勢路」160キロへのスタートです
一日目(4/13)
先ずは、速玉大社の社殿にて東北東日本震災の被災者の皆々様の鎮魂と一日も早い復興を祈り
我々の旅の安全と伊勢神宮までの完歩を願い恭しく御祓いを受けてスタートです
語り部さんがご夫婦で2班に別れて案内してくださいます
私たち2班には奥様の方が、御歳75歳、きっと鯖読んでますよ~
小柄だけど時速6キロの歩きされるんですから、、、
13:30 スタートして直ぐにここ新宮市には大逆事件においてつい最近まで人権を剥奪された人々が
多く有り、この方もその名誉を回復された中の一人の屋敷跡です
新宮市を少し歩いて熊野川にやってきました
いよいよこの橋の中央で和歌山県にサヨナラして三重県へと入ります
川を渡って左にとれば本宮道で川沿いに川端(川又)街道を経て風伝峠や横垣峠を越えて
私たちがこれから歩く浜街道と有馬で合流するのです
私たちは今回は浜街道と呼ばれる七里御浜沿いに熊野灘を眺めながら伊勢路歩きです
伊勢まで164キロのスタート
紀宝町の少し山側を「耳切り坂」なる恐い名前の坂を登って導引地蔵、横手延命地蔵、井田の一里塚と
過ぎて高台からの熊野灘の水平線を眺める目線はこの先下って海岸線に出たらどの高さでしょう
{すばらしい海の色~~}などと感動しながらも、この大海原の穏やかさに
自然の驚異と脅威を其々が胸にしまいました
熊野の昼下がり歩くほどに上着を一枚脱ぎ二枚脱ぎと汗ばんできました
田舎者のワタシは直ぐにアケビの花を見つけて騒ぎます
タツナミソウも迎えてくれて海岸線へと降りてきました
アカウミガメの背中に長~い藻が揺れてます
道の駅紀宝町ウミガメ公園で小休止 15:30
海岸沿いの林の中には徳本上人を讃える石碑とえびす様がまつられていて
かつては旅館や茶屋があり巡礼や筏師達の休憩所だったそうです
江戸時代に熊野三山参拝の途中で命を失くした六部の墓もところどころにあります
果てしなく続きそうな七里御浜、今日は行けども行けどもこのすばらしい熊野灘です
ふと左山側に目をやると何やら興味深い山並み
え~~!! 今日の泊まりはあの山の一番左手の中ですって~~!!
歩くの~~???
(アカン、、カメラもう限界のようです、、涙)
海岸の林の中にウラシマソウが群生してました
ニョロニョロ?グサとよくにてますね~~
でも違いが判りますか?
葉っぱが上にあります(写ってないやん!)そして茎に模様がありません、
一番の特徴は名前の由来の釣り糸が長~く垂れています
植物観察をしながら楽しく今日の歩きのゴール地点に到着です
明日はあの右前方にちっちゃく見えますか~~
あの岬の先を通過して峠を越えて行きますよ~~
七里御浜を半分ぐらい歩いたんでしょうか
ストレッチしてバスに乗ってお宿へ向かいます 18:05
良かったね~~、あの山の中のお宿へはバスに乗って40分もかかりましたよ
着いたのは、なんと!かねてより一度は来てみたかった瀞峡の近くの湯の口温泉「瀞流荘」
興奮して宿に着くやいなや一番にお風呂にまっしぐら~~
山里の静けさとちょっとダイトレチャレンジの疲れの残る体は相部屋の方々の
「あら~疲れてるのね鼾かいて寝ちゃった~」の声を遠くに聞いて爆睡
二日目(4/14)
ぐっすり眠ったお陰で 5:00 に朝風呂に入り幻想的な山里の深い霧を眺めて
美味しい朝食もたっぷりお腹に納めてバスに乗り出発です 7:50
左手は北山川ですよ、、上流は筏下りで有名ですね~
この夏はチャレンジしてみましょうか~
山は山桜が満開、新緑も綺麗になってきました
はい、昨日のゴール地点でストレッチして今日の語り部さんを待ちます
今日も残り半分の七里御浜を歩きましょう 8:45
ハマダイコンが咲き乱れて昨日の岬が近くなってきましたね
本宮街道と合流する有馬を過ぎて
日本書紀に伝わる、イザナミノミコトが葬られたといわれる御陵 花の窟神社
高さ45mの巨岩が御神体で社殿はないかつての自然崇拝の姿を今に伝える場所にやってきました
世界遺産登録地です
ここの茶店で美味しいサンキライの葉っぱでくるんだ餡餅を一個100円で頂き元気をもらいます
ここからは美しい花で彩られた国道をひた歩きます
これもまた写真や絵葉書で御馴染みの獅子岩が迫ってきました
右に見ながら熊野市へと入ります
熊野市街からいよいよ今回の歩きの峠の一つ目に差し掛かります
松本峠へと登ります
語り部さんが「ゆっくりゆっくりと登ります」と皆を勇気付けられます
途中のビューポイントから歩いてきた七里御浜の全容が見渡せます
しばらく海と別れて明治の石畳を登って峠にやってきました
シャガの花が咲き乱れていて暫し休憩です、水分を補給しましょう
この背高のっぽのお地蔵様は高さ2m余り
弾痕がありますが昔、猟師さんが朝通った時にはなかったのに夕暮れて帰りに通ると
なにやら大きな怪しい動物か魔物かと驚き鉄砲を放ったら建てられたばかりのお地蔵様だったとか
世界遺産の石畳を一歩ずつ下って行きます、こちらは江戸時代の石畳のようです
峠を下って国道に出て少し後戻りしてお昼ご飯にします 11:50
鬼ケ城の近くの小高い丘で海を見下ろし、山には桜が満開~~
お弁当も美味しいですが蓬のおはぎも入ってますので、めはり寿司はおやつにおいておきましょう
まったりし過ぎると歩きが億劫になります
お尻を上げて歩きましょうよ~
振り返ると、鬼ケ城が小さく見えます、桜の花盛りの小山も~
大泊海水浴場の白砂を見ながら今度は二つ目の峠です
大吹峠は孟宗竹林が見事です
猪君が人間様より美味しいところをさっさと平らげていました、鼻ユンボは凄い威力ですね~~
峠には昭和25年ごろまで大吹茶屋があり今もお寿司やおにぎりを包んだバランが繁っていました
峠を下りきって語り部さんが「今日はもう峠はありませんよ」とおっしゃり皆一同やれやれと言いました
ところがところが海に面した段々の地にある村里は峠よりもきつい勾配の坂道です
舗装されていますがきつう~~~
やっと自販機があって誰かがお金を入れるとお釣りが出ません
おたけ茶屋跡、、ワタシの親戚ではありませんので悪しからず、、
徐福の宮の鳥居を見ながら中国からわざわざ東方へ不老不死の薬を求めて来て
逆に高度な文明を里人に伝えて土着するほど住みよかったのかなぁなどと思い歩きます
お~~~なんと!ビューティフル~~~、JR東海の紀勢線のポスターですよ
(何方かカメラ恵んでください)
昼間は2時間に1本しかないんだってなどと言いながら通過して5分ほどしたら列車の音
あ~~~!5分ゆっくり歩いていたら~~
今日は2班が先に歩いてますが、後の1班はまだビューポイントに到着してません
お互い、残念でした~~
高台を更に桜吹雪の坂を上がります
上がりきって西行の松跡から下り始めます
ここは波田須の石畳、伊勢路では最も古い鎌倉時代のものです
短いですが、もちろん世界遺産です
新鹿の海を見下ろしながら下りきって今回の二日間の歩き、合計32キロ終了です 14:50
お疲れ様~~
ストレッチして、長い長いバスでの帰路につきます
梅田着 20:00
これより伊勢路へは西名阪と伊勢自動車道を経由しての現地入りになります
伊勢路の無事のスタートと2日間の歩きに感謝し、次月また元気に続きを歩けますように、、、願、、、
紀伊半島一周ウオーク 390キロ
世界遺産・熊野古道を歩く
残すところ「伊勢路」160キロへのスタートです
一日目(4/13)
先ずは、速玉大社の社殿にて東北東日本震災の被災者の皆々様の鎮魂と一日も早い復興を祈り
我々の旅の安全と伊勢神宮までの完歩を願い恭しく御祓いを受けてスタートです
語り部さんがご夫婦で2班に別れて案内してくださいます
私たち2班には奥様の方が、御歳75歳、きっと鯖読んでますよ~
小柄だけど時速6キロの歩きされるんですから、、、
13:30 スタートして直ぐにここ新宮市には大逆事件においてつい最近まで人権を剥奪された人々が
多く有り、この方もその名誉を回復された中の一人の屋敷跡です
新宮市を少し歩いて熊野川にやってきました
いよいよこの橋の中央で和歌山県にサヨナラして三重県へと入ります
川を渡って左にとれば本宮道で川沿いに川端(川又)街道を経て風伝峠や横垣峠を越えて
私たちがこれから歩く浜街道と有馬で合流するのです
私たちは今回は浜街道と呼ばれる七里御浜沿いに熊野灘を眺めながら伊勢路歩きです
伊勢まで164キロのスタート
紀宝町の少し山側を「耳切り坂」なる恐い名前の坂を登って導引地蔵、横手延命地蔵、井田の一里塚と
過ぎて高台からの熊野灘の水平線を眺める目線はこの先下って海岸線に出たらどの高さでしょう
{すばらしい海の色~~}などと感動しながらも、この大海原の穏やかさに
自然の驚異と脅威を其々が胸にしまいました
熊野の昼下がり歩くほどに上着を一枚脱ぎ二枚脱ぎと汗ばんできました
田舎者のワタシは直ぐにアケビの花を見つけて騒ぎます
タツナミソウも迎えてくれて海岸線へと降りてきました
アカウミガメの背中に長~い藻が揺れてます
道の駅紀宝町ウミガメ公園で小休止 15:30
海岸沿いの林の中には徳本上人を讃える石碑とえびす様がまつられていて
かつては旅館や茶屋があり巡礼や筏師達の休憩所だったそうです
江戸時代に熊野三山参拝の途中で命を失くした六部の墓もところどころにあります
果てしなく続きそうな七里御浜、今日は行けども行けどもこのすばらしい熊野灘です
ふと左山側に目をやると何やら興味深い山並み
え~~!! 今日の泊まりはあの山の一番左手の中ですって~~!!
歩くの~~???
(アカン、、カメラもう限界のようです、、涙)
海岸の林の中にウラシマソウが群生してました
ニョロニョロ?グサとよくにてますね~~
でも違いが判りますか?
葉っぱが上にあります(写ってないやん!)そして茎に模様がありません、
一番の特徴は名前の由来の釣り糸が長~く垂れています
植物観察をしながら楽しく今日の歩きのゴール地点に到着です
明日はあの右前方にちっちゃく見えますか~~
あの岬の先を通過して峠を越えて行きますよ~~
七里御浜を半分ぐらい歩いたんでしょうか
ストレッチしてバスに乗ってお宿へ向かいます 18:05
良かったね~~、あの山の中のお宿へはバスに乗って40分もかかりましたよ
着いたのは、なんと!かねてより一度は来てみたかった瀞峡の近くの湯の口温泉「瀞流荘」
興奮して宿に着くやいなや一番にお風呂にまっしぐら~~
山里の静けさとちょっとダイトレチャレンジの疲れの残る体は相部屋の方々の
「あら~疲れてるのね鼾かいて寝ちゃった~」の声を遠くに聞いて爆睡
二日目(4/14)
ぐっすり眠ったお陰で 5:00 に朝風呂に入り幻想的な山里の深い霧を眺めて
美味しい朝食もたっぷりお腹に納めてバスに乗り出発です 7:50
左手は北山川ですよ、、上流は筏下りで有名ですね~
この夏はチャレンジしてみましょうか~
山は山桜が満開、新緑も綺麗になってきました
はい、昨日のゴール地点でストレッチして今日の語り部さんを待ちます
今日も残り半分の七里御浜を歩きましょう 8:45
ハマダイコンが咲き乱れて昨日の岬が近くなってきましたね
本宮街道と合流する有馬を過ぎて
日本書紀に伝わる、イザナミノミコトが葬られたといわれる御陵 花の窟神社
高さ45mの巨岩が御神体で社殿はないかつての自然崇拝の姿を今に伝える場所にやってきました
世界遺産登録地です
ここの茶店で美味しいサンキライの葉っぱでくるんだ餡餅を一個100円で頂き元気をもらいます
ここからは美しい花で彩られた国道をひた歩きます
これもまた写真や絵葉書で御馴染みの獅子岩が迫ってきました
右に見ながら熊野市へと入ります
熊野市街からいよいよ今回の歩きの峠の一つ目に差し掛かります
松本峠へと登ります
語り部さんが「ゆっくりゆっくりと登ります」と皆を勇気付けられます
途中のビューポイントから歩いてきた七里御浜の全容が見渡せます
しばらく海と別れて明治の石畳を登って峠にやってきました
シャガの花が咲き乱れていて暫し休憩です、水分を補給しましょう
この背高のっぽのお地蔵様は高さ2m余り
弾痕がありますが昔、猟師さんが朝通った時にはなかったのに夕暮れて帰りに通ると
なにやら大きな怪しい動物か魔物かと驚き鉄砲を放ったら建てられたばかりのお地蔵様だったとか
世界遺産の石畳を一歩ずつ下って行きます、こちらは江戸時代の石畳のようです
峠を下って国道に出て少し後戻りしてお昼ご飯にします 11:50
鬼ケ城の近くの小高い丘で海を見下ろし、山には桜が満開~~
お弁当も美味しいですが蓬のおはぎも入ってますので、めはり寿司はおやつにおいておきましょう
まったりし過ぎると歩きが億劫になります
お尻を上げて歩きましょうよ~
振り返ると、鬼ケ城が小さく見えます、桜の花盛りの小山も~
大泊海水浴場の白砂を見ながら今度は二つ目の峠です
大吹峠は孟宗竹林が見事です
猪君が人間様より美味しいところをさっさと平らげていました、鼻ユンボは凄い威力ですね~~
峠には昭和25年ごろまで大吹茶屋があり今もお寿司やおにぎりを包んだバランが繁っていました
峠を下りきって語り部さんが「今日はもう峠はありませんよ」とおっしゃり皆一同やれやれと言いました
ところがところが海に面した段々の地にある村里は峠よりもきつい勾配の坂道です
舗装されていますがきつう~~~
やっと自販機があって誰かがお金を入れるとお釣りが出ません
おたけ茶屋跡、、ワタシの親戚ではありませんので悪しからず、、
徐福の宮の鳥居を見ながら中国からわざわざ東方へ不老不死の薬を求めて来て
逆に高度な文明を里人に伝えて土着するほど住みよかったのかなぁなどと思い歩きます
お~~~なんと!ビューティフル~~~、JR東海の紀勢線のポスターですよ
(何方かカメラ恵んでください)
昼間は2時間に1本しかないんだってなどと言いながら通過して5分ほどしたら列車の音
あ~~~!5分ゆっくり歩いていたら~~
今日は2班が先に歩いてますが、後の1班はまだビューポイントに到着してません
お互い、残念でした~~
高台を更に桜吹雪の坂を上がります
上がりきって西行の松跡から下り始めます
ここは波田須の石畳、伊勢路では最も古い鎌倉時代のものです
短いですが、もちろん世界遺産です
新鹿の海を見下ろしながら下りきって今回の二日間の歩き、合計32キロ終了です 14:50
お疲れ様~~
ストレッチして、長い長いバスでの帰路につきます
梅田着 20:00
これより伊勢路へは西名阪と伊勢自動車道を経由しての現地入りになります
伊勢路の無事のスタートと2日間の歩きに感謝し、次月また元気に続きを歩けますように、、、願、、、