2011.04.21(木)晴れ
7:50
昨夜泊まったホテル昴の前の芝生でストレッチして出発です
出発前に登って行く果無峠を見上げながら野猿を見物に行ってきます
いつも思います
野猿や吊橋を見ると、この谷を渡り対岸に綱を最初に渡した人はどんなにか大変だったろうと
ドウダンツツジが青空に映えてます
今日はとってもいい天気になりました
トンネルを抜けると
定員5名の柳本吊橋
谷瀬の吊橋に比べると距離も高さも1/2程と思いますが
一人が渡り始めて10mほどの間隔で続きます
でも、揺れるんです、真ん中で足が竦んで止まって後の人が渡れません
頑張れ~~、下をみないで~~、めいめいが勝手な言葉で励まします
なんとか全員渡りました
上湯川に沿って暫く歩くと今日のハイライト果無峠への登山口
途中にパンフレットやメディアで御馴染みの果無集落があります
だんだんと石畳は急坂になります
今日は早くも汗が吹き出てきました
見晴らしのよいところから二野ダム湖畔にある十津川温泉郷にサヨナラです
右に曲がって前方に植林の途切れた天空が視界に入ってきます
あら~~!いらっしゃいました!
「おはようございます、朝から精が出ますね~~、あの写真のモデルさんですよね~
お元気ですが、お幾つ?」と皆が矢継ぎ早に言葉をかけます
すると
「モデルの一番はこの上に住んでるよ、ワタシもたまに写真にのるけどね
歳は内緒フフフ・・・
87になるかいな?」
きさくに応じてくださいます
天空の花の里、四方を見渡せば果つることの無い山々~~
果無集落とはまさしくその通りですね
いつまでもここに留まっていたい余韻を引きながら
今日は越えて行かねばなりませぬ果無の峠
登山届けもある登り口から登ると
この十津川の人たちが講を作って守っておられる
古道の守り観音様
西国33番から続きます
33、32、31番様は168号線のバス停の登り口からのルートにありますので拝めません
わらびも芽吹いて
野山の草木の懐かしい香りを吸って
登って行きます
急な上り坂を25番観音様を過ぎて行くと
天水田立て札があり、この先の山口茶屋の住人の水田で稲作がなされていたようだ
雨水頼りでの稲作だったようだ、今は何れも形跡しか残っておらず
石畳や石垣とともに茶屋跡の防風林であったと思われる木々のみが当時を偲ぶ便である
茶屋跡を過ぎて、なんとも穏やかなお顔の地蔵菩薩立像様が微笑んでくださる
道中の安全をお願いして坂を上りきると果無の山々が見える
急な階段坂を登って登って水場とトイレのある観音堂に到着
並ぶのは時間がかかるので3人の女性でお花摘みに行くことにした
とってもいい場所発見、誰も見えません
後でアマノウズメノミコト様にお叱りを受けるかも知れませんが
出発を少しでも早めないとね
観音堂を過ぎてぽっかりと大峰が望めるポイントに到着
すっきりと朝は晴れていたのに何処からかモヤモヤが侵入してきたみたいです
それでも釈迦ケ岳は白くお化粧しているのが良く判ります
こちらは昨日越えてきた三浦峠方面
見て見て~と足元で声がしたような~???
おぉ~~!ごめんね~、だ~れも気づいてあげずに~
踏みつけられた仲間もいるね~~
ほんとに、ゴメンナサイ、、、
山には登りませんよ峠の頂上を越えるんですよ
と、言われても見上げるほどの急斜面、階段の途切れたところは崖になってます
リーダーが「サンゲ、サンゲ、ロッコンショウジョウ」と皆の呼吸を合わせて登り着きました
10:50 果無峠(1114m)
17番観音様や宝篋印塔があります
登り口の登山届けは石地力山・ブナの平方面の縦走では提出の必要がありそうです
これからは下りになります
初めは尾根道の緩やかなくだりです
11:20 折立茶屋跡の広い場所で昼食です
ホテルで作ってもらったおむすび、鰹節、梅、昆布、
海苔は好きなように巻くか、べたべたにならない様にか別添えになっていた
峠を下ったところとはいえ木陰では少し冷えるので日焼けも構わず
日の当たるところに座って頂いた
トイレがないので、またまた予定時間より早く出発の準備をしてリーダーを促して
再び下山開始
道の脇に二十丁と書かれているらしい石が随分磨耗して転がっている
急な下り坂、用心に用心をして下ります
崖のようなところも沢山あり要注意です
でもね、周りはミツバツツジがいい色に咲いてるのよね
「綺麗~~ホラあそこもここも~~」
とつい声にしてしまうものだから
「こんな急な崖みたいなところで、そんなん見る余裕あらへん!!」と
ピシャリと言われてしまいました
続く崖の一瞬切れたところで目指す本宮の集落も見えてきました
そして次月に越える大雲取越えも
楽しみですね~~、いやゼッタイイカレンヘン~といろいろ
ちょっと新緑や花も楽しんでよ~~
蛇行している熊野川(あくまでも熊野川なんですが十津川の方々は十津川と愛してやまない川)
三十丁石を過ぎ七色の集落への分岐を直進して新緑と段築の道を抜け
急な下り坂をやっと林道出出合へ下りきり2番の観音様に御礼申し上げ
1番様は道がまた違うので仕方ありません
168号線沿いの八木尾バス停へ飛び降ります
ここから「道の駅奥熊野古道ほんぐう」まで
下りで疲れた足には堪える車道歩きです
14:05 辛うじて藤の花に癒されながらバスの待つ道の駅へ着きました
トイレも済ませてバスに乗り込んだら
貴重品と水だけ持って集合~~
あそこから歩いて降りて来ましたよ~~~
はれ~~まだあと一時間強、本宮大社までの歩きが残ってました
国道168号線から右にそれて山中の道を少し進んで
中辺路との合流地点、三間茶屋跡です
九鬼ケ口関所を潜って
幅の広い石段の道を登り下りして祓殿王子にて埃や土を祓いほんの少し残された
旧古道に垣根から潜入
熊野本宮大社の裏鳥居を左に見て到着です
15:20 ここまでの無事な歩きの御礼と次回の歩きの安全を願い
旧道の石段を下ってやっと今回の歩きは終了
二日間の峠越えの行程は感動の連続でした
こんなにすっきりとした気分にはそう容易くなることはできません
しかしながら、感動を求めて次月は小雲取、大雲取越えにと
目標を定めて
夢の中へ溶け込み
中辺路の道の駅、阪和道の岸和田SAに立ち寄って
なんの問題もなく 19:10頃に梅田に着いたのでした
左腕の怪我も重労働さえしなければ普通に動かせるようになり
お陰さまで
歩きにも山にも出かけることが出来ております
全てのことに感謝し、今日を大切に生きたいと思います
ありがとうございます
7:50
昨夜泊まったホテル昴の前の芝生でストレッチして出発です
出発前に登って行く果無峠を見上げながら野猿を見物に行ってきます
いつも思います
野猿や吊橋を見ると、この谷を渡り対岸に綱を最初に渡した人はどんなにか大変だったろうと
ドウダンツツジが青空に映えてます
今日はとってもいい天気になりました
トンネルを抜けると
定員5名の柳本吊橋
谷瀬の吊橋に比べると距離も高さも1/2程と思いますが
一人が渡り始めて10mほどの間隔で続きます
でも、揺れるんです、真ん中で足が竦んで止まって後の人が渡れません
頑張れ~~、下をみないで~~、めいめいが勝手な言葉で励まします
なんとか全員渡りました
上湯川に沿って暫く歩くと今日のハイライト果無峠への登山口
途中にパンフレットやメディアで御馴染みの果無集落があります
だんだんと石畳は急坂になります
今日は早くも汗が吹き出てきました
見晴らしのよいところから二野ダム湖畔にある十津川温泉郷にサヨナラです
右に曲がって前方に植林の途切れた天空が視界に入ってきます
あら~~!いらっしゃいました!
「おはようございます、朝から精が出ますね~~、あの写真のモデルさんですよね~
お元気ですが、お幾つ?」と皆が矢継ぎ早に言葉をかけます
すると
「モデルの一番はこの上に住んでるよ、ワタシもたまに写真にのるけどね
歳は内緒フフフ・・・
87になるかいな?」
きさくに応じてくださいます
天空の花の里、四方を見渡せば果つることの無い山々~~
果無集落とはまさしくその通りですね
いつまでもここに留まっていたい余韻を引きながら
今日は越えて行かねばなりませぬ果無の峠
登山届けもある登り口から登ると
この十津川の人たちが講を作って守っておられる
古道の守り観音様
西国33番から続きます
33、32、31番様は168号線のバス停の登り口からのルートにありますので拝めません
わらびも芽吹いて
野山の草木の懐かしい香りを吸って
登って行きます
急な上り坂を25番観音様を過ぎて行くと
天水田立て札があり、この先の山口茶屋の住人の水田で稲作がなされていたようだ
雨水頼りでの稲作だったようだ、今は何れも形跡しか残っておらず
石畳や石垣とともに茶屋跡の防風林であったと思われる木々のみが当時を偲ぶ便である
茶屋跡を過ぎて、なんとも穏やかなお顔の地蔵菩薩立像様が微笑んでくださる
道中の安全をお願いして坂を上りきると果無の山々が見える
急な階段坂を登って登って水場とトイレのある観音堂に到着
並ぶのは時間がかかるので3人の女性でお花摘みに行くことにした
とってもいい場所発見、誰も見えません
後でアマノウズメノミコト様にお叱りを受けるかも知れませんが
出発を少しでも早めないとね
観音堂を過ぎてぽっかりと大峰が望めるポイントに到着
すっきりと朝は晴れていたのに何処からかモヤモヤが侵入してきたみたいです
それでも釈迦ケ岳は白くお化粧しているのが良く判ります
こちらは昨日越えてきた三浦峠方面
見て見て~と足元で声がしたような~???
おぉ~~!ごめんね~、だ~れも気づいてあげずに~
踏みつけられた仲間もいるね~~
ほんとに、ゴメンナサイ、、、
山には登りませんよ峠の頂上を越えるんですよ
と、言われても見上げるほどの急斜面、階段の途切れたところは崖になってます
リーダーが「サンゲ、サンゲ、ロッコンショウジョウ」と皆の呼吸を合わせて登り着きました
10:50 果無峠(1114m)
17番観音様や宝篋印塔があります
登り口の登山届けは石地力山・ブナの平方面の縦走では提出の必要がありそうです
これからは下りになります
初めは尾根道の緩やかなくだりです
11:20 折立茶屋跡の広い場所で昼食です
ホテルで作ってもらったおむすび、鰹節、梅、昆布、
海苔は好きなように巻くか、べたべたにならない様にか別添えになっていた
峠を下ったところとはいえ木陰では少し冷えるので日焼けも構わず
日の当たるところに座って頂いた
トイレがないので、またまた予定時間より早く出発の準備をしてリーダーを促して
再び下山開始
道の脇に二十丁と書かれているらしい石が随分磨耗して転がっている
急な下り坂、用心に用心をして下ります
崖のようなところも沢山あり要注意です
でもね、周りはミツバツツジがいい色に咲いてるのよね
「綺麗~~ホラあそこもここも~~」
とつい声にしてしまうものだから
「こんな急な崖みたいなところで、そんなん見る余裕あらへん!!」と
ピシャリと言われてしまいました
続く崖の一瞬切れたところで目指す本宮の集落も見えてきました
そして次月に越える大雲取越えも
楽しみですね~~、いやゼッタイイカレンヘン~といろいろ
ちょっと新緑や花も楽しんでよ~~
蛇行している熊野川(あくまでも熊野川なんですが十津川の方々は十津川と愛してやまない川)
三十丁石を過ぎ七色の集落への分岐を直進して新緑と段築の道を抜け
急な下り坂をやっと林道出出合へ下りきり2番の観音様に御礼申し上げ
1番様は道がまた違うので仕方ありません
168号線沿いの八木尾バス停へ飛び降ります
ここから「道の駅奥熊野古道ほんぐう」まで
下りで疲れた足には堪える車道歩きです
14:05 辛うじて藤の花に癒されながらバスの待つ道の駅へ着きました
トイレも済ませてバスに乗り込んだら
貴重品と水だけ持って集合~~
あそこから歩いて降りて来ましたよ~~~
はれ~~まだあと一時間強、本宮大社までの歩きが残ってました
国道168号線から右にそれて山中の道を少し進んで
中辺路との合流地点、三間茶屋跡です
九鬼ケ口関所を潜って
幅の広い石段の道を登り下りして祓殿王子にて埃や土を祓いほんの少し残された
旧古道に垣根から潜入
熊野本宮大社の裏鳥居を左に見て到着です
15:20 ここまでの無事な歩きの御礼と次回の歩きの安全を願い
旧道の石段を下ってやっと今回の歩きは終了
二日間の峠越えの行程は感動の連続でした
こんなにすっきりとした気分にはそう容易くなることはできません
しかしながら、感動を求めて次月は小雲取、大雲取越えにと
目標を定めて
夢の中へ溶け込み
中辺路の道の駅、阪和道の岸和田SAに立ち寄って
なんの問題もなく 19:10頃に梅田に着いたのでした
左腕の怪我も重労働さえしなければ普通に動かせるようになり
お陰さまで
歩きにも山にも出かけることが出来ております
全てのことに感謝し、今日を大切に生きたいと思います
ありがとうございます