あっちこっち歩いて楽しむおタケさん

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山に登ったかと思えばメタボな食事、お花、キノコ、いろいろ~

古戦場址・賤ケ岳を訪ねて

2011-08-06 18:56:12 | 今日はいずこへ?
2011.07.28(木)
 
今日は仕事が休みとなったので急遽、思いついてツアーの催行の確認を入れておいた
琵琶湖の北にある余呉湖畔の賤ケ岳を訪ねることにした
 
勿論、奈交のバスハイクだから近鉄学園前駅の集合地に赴いた
8:00に出発して京滋バイパスから名神、途中多賀SAで休憩して
北陸自動車道と飛ばして木ノ本ICで一般道へと
程なく余呉湖岸に到着
ビジターセンターでトイレを済ませ軽くストレッチ
11:00 スタートして行きます
JR北陸本線の余呉駅を左に見ながら余呉湖に続く田園地帯を歩いて数分
天女の衣掛柳という史跡案内板がありました
今は二本の大きな楠があるだけですが
ここに大きな柳の木があり昔むかし、その昔、ご多分に漏れずそれは美しい天女が舞い降りて
柳の木に羽衣を掛けて水浴びを楽しんでいたそうな、、、、、、あとは他の地と同じような伝説
 
でも、その一説には天女と土地の豪氏との間に生まれた男の子が紆余曲折を経て
菅原道真公になったとかで京都の北野天満宮との縁があるらしい、、、へぇ~~~ふ~~ん 
 
余呉湖の対岸にこれから登る賤ケ岳も見えています
雲が多いですが結構暑いです
湖北だからもう少し涼しいかと思ってましたが、、風もあまりありません
  
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羽衣橋を渡って人家の間の石垣を左に登山口の案内がありました
添乗員さんは早足ですので
馴染みの女性と二人「登りはしんどいからゆっくり行こな」とのらりくらりと登って行きます
ここまでまだ30分しか経ってないのに
あ~~しんど~~
 
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暑いですからこまめに水分補給の立ち止まりです
 
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林道を横切りショートカットして登ります
 
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いよいよ古戦場跡らしさが漂ってきました
左へ2、30メートル登った所は大岩山
豊臣秀吉の家臣、中川清秀が敵方柴田勝家の家臣、佐久間盛政に打たれた大岩山砦跡
中川清秀の墓所になっていました
随分苔むした木がその哀れを伝えるようでした
 
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もとのハイキングコースへと戻り更に歩を進めると
オーノーーーー!!
首洗い池へと表示が有ります
そして当初はここで秀吉は陣を構えて戦に備えていたと言われる
猿ケ馬場、、秀吉の蔑称からきているのでしょうか?
 
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暫く平坦な植林地帯を進んで一気に登り始めます
息が切れますよ~~
ここからは1本道で山頂へ着きますので各自自分のペースで登ってくださいと言い
さっさと登って行く添乗員さんと先頭集団4人
とんでもなく遅れているわけでもなし、えっちらおっちらと
「しんど~~」とグダグダ言いながら登りつきました
トイレを済ませて昼食休憩  12:35
 
 
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賤ケ岳の七本槍の名勳の一人でしょうね
福島正則か片桐且元か、、あとは~~??? 
 
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山頂です  421.9m 
 
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信長亡き後、この山上から遠く越前北ノ庄や美濃の国に睨みを効かせ
ついには激しい戦を繰り広げ戦術に長けた秀吉が勝利し天下を欲しいままにしていったんですね
それにしても哀しきは女達、運命に翻弄され勝家と共に非業の最期を遂げるお市の方が不憫です
 
 
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大河ドラマはもう随分時代が過ぎて
浅井三姉妹もそれぞれの定めの如く波乱万丈の人生へと漕ぎ出て行きますね
TVはあまり見ませんが、、、、
 
そんなこんなの思いに浸りながら奥琵琶湖の眺めをしかと目に焼き付けます
竹生島も小さく見えてます
しかし雲が多く霞んで湖西はほとんど見えません
 
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春遅い海津大崎の桜の地も右奥になります
 
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反対に東へは伊吹山が雲を頭に霞んで見えます
 
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そして北側に目をやれば余呉湖の全容
 
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何故か余呉湖と言えば根拠はないのだけど
水上勉氏の「湖北の女」が思い浮かぶ、内容は殆ど覚えてないのにタイトルだけね 
 
たった490m程の山上でもやはり湖上から吹き上げてくる風は心地よい
多分紫外線は一杯だろうが陽射しもそう気にならない
 
まったりと休憩してあの左岸へと下って行きましょう 13:20
余呉湖の周回をして奥のビジターセンターまで戻ります
 
 
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一気に飯浦への分岐まで下るとあとは広い山道だ
 
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30分で湖岸に下ってきました
国民宿舎の横に出てあとはもう湖岸の遊歩道をひたひたと歩くのみ
 
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少し風が出て湖面が波立っています
 
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山頂とは違い水辺でも暑いです
汗がまた吹き出てきます
 
先程の七本槍の名勲たちが戦ったとされる湖岸までやってきました
戦では幾千の人の血で赤く染まったのでしょう
下克上の世を経て戦を繰り返し数百年、今、世の中は平和なのでしょうか、、、自問自答します
 
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そう思いながらもすぐに対岸の先に見える山容が気になっています
 
 
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また帰って調べてみないと、、なんて、、、
 
ヘラブナ釣りのお兄さんがいましたよ
随分立派な棹ですね
あちこちに車が止まって皆さん同じような仕掛けで棹を出しておられました
 
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左岸は紫陽花公園になっていて7月の上旬までは綺麗に咲いているようです
 
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田んぼの中の農道を右に左にと歩いて集落を抜けて
スタートしたビジターセンターに到着です 14:30
 
やはり女性陣は先に着替えさせていただいて売店でアイスや泡の出る飲料にありつきます
ワタシはアイスだけですよ、、、
写真撮り忘れましたが
とろ~り苺のアイスは果肉もシャーベットになって美味しゅうございました
 
 
帰りは皆爆睡です
草津SAに休憩に寄ったころ雨が降り出してきました
そして、京田辺のあたりから土砂降りとなり一直線の稲光が走り始めました
 
一行はバスの中ですからあまり驚きもせず外を見やっているだけです
 
学園前駅に着いたら、近鉄電車京都線の落雷停電の為軒並み5分以上の遅れが出ていました
お陰さまで急行に乗れてラッキーでした 17:40
 
自宅の最寄り駅に着いても流石に雨が降っていましたが
傘は面倒なので3分走って帰りました
 
なかなか電車で奥琵琶湖までは時間がかかりますので願ってもないツアーを
楽しみました
 
         
 
                                                      おわり
 
 
 

東海自然歩道近畿歩き (室生~曽爾今井)

2011-08-06 03:20:53 | 東海自然歩道歩き
2011.07.25(月)
 
昨年の初夏に箕面の起点から一人で歩き始めた東海自然歩道歩き
京都の嵐山の手前まで行ったところで中断していた
その後も何度かツアーが見つかり申し込むも人員不足で敢え無く中止
また、ゆっくりと行けばいいさと他の歩きや低山登りに夢中になっていた
 
ふと奈交のバスハイクの7月~9月のパンフレットに目が止まった
 
募集してたんです、東海自然歩道歩きを
しかもとっても魅力的な宇陀から曽爾村へのコース
 
夏場の歩きに少々の躊躇いはありましたがネットで申し込むのもまどろしく
電話で7、8、9月分まとめて申し込みました
 
そして今日、その7月の歩きの日がやってきました
意気揚々と出掛けます
集合地の近鉄桜井駅を9:30にバスは出発して、歩きのスタート地点の宇陀、室生寺の近くの
龍穴神社に到着です
ここはなんでも雨乞いの神様らしいので今日は鳥居をくぐってのお参りは無しです
それでなくても午後から雨の予報です
あまり刺激しないようにそっとカメラのシャッターを押します
立派な杉があまりにも見事だったものですから
 
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10:20 各々ストレッチをして歩き出します
暫く県道28号線を歩いて宇野川橋で別れて山中へと向かいます
宇野川の流れは台風のあとだからでしょうか水量が多くなっています
 
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だんだん宇野川は渓谷になって行き大藪橋の袂で一休み 11:10
林道にも分かれていよいよ山道へと入ります
石畳の道もあります
 
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少し息を弾ませて登ると
南松の滝への降り口がありました
今日はこの滝へ寄り道して滝をみながら少し早い昼食になります
 
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沢への道は湿気を帯びて一瞬イヤな感じが過ぎりましたが取り越し苦労でした
 
沢の流れに沿って進むと目の前にとても素晴らしい三段の滝が現れました
 
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なかなかの水量で休憩していると汗をかいた身体が冷えてきます
 
ちょっと早いお昼をイタダキマス 11:30
今日のツアーにはお弁当もお茶も温泉もついてません
そりゃ~そうですよね~~
¥3、500ですからね
バス代ぐらいなものでしょう
 
皆、自前のおにぎりやコンビニのおにぎり、弁当などさっさと食べて
予定の休憩時間よりも早く切り上げ
出発を催促するように集まっています
添乗員さんはのんびりしていましたが苦笑して出発です
もとの分岐まで戻って本道を進んで行く、左手下にはずっと沢が並行しています
時折小さな滝が見え隠れしてずっと涼風と沢の音を聞きながら進みます
木立の奥に立派な一枚岩の滑滝が見えています
こんな鬱蒼とした山林の中でなければ恰好の遊び場になりそうです
 
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やがて道は国見山、住塚山の分岐にやってきました
ここは右に案内板を見て真っ直ぐ進みます
石橋を渡る手前に森の住人がいました
あんまり指差しするなと親に言われましたね~
 
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綺麗に整備された石畳の登りが続きます
 
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今日のコース地図に記載された「木の橋動く注意」にやってきました
先行の数名はユラ~としながら渡って行かれましたが
ワタシの目の前の男性が抜けた橋の杭を楔代わりに差し込んで下さると
あれ、ちっとも動きません
なんなく渡れました
 
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ここからは足元が悪く沢の水が溢れ出して何度も靴を濡らしながらの歩きです
しかも登り
 
 
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やっとクマタワ峠までやってきました 12:45
ここから国見山、住塚山への登山口のようです
山小屋風の小さな建物はトイレでした
 
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先程からポツリポツリしていましたが休憩中に遠雷も聞こえだし
とうとうザァーッと降り出しました
 
一人の女性が合羽を着込んで、さぁ~歩きましょうとしていたら雨は止みました
傘も要らなくなりました
ザックカバーだけは着けたままで峠を下って行きます
ここからは林道を下ります
山からの出水が道に溢れています
 
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雨を含んでみずみずしい白木耳かしら?
 
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途中から渓谷沿いの道を歩きます
 
またもや心配しますが添乗員さんは一切触れませんので大丈夫でしょう
 
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急な階段を降りて渓谷が姿を見せてきました
鉄の階段や橋を進んで一際素晴らしい滝に出会いました
なかなか撮影タイムがありません
歩きながらの滝の写真は迫力にかけますね
ま、カメラも安物のデジカメですから仕方有りませんが
歩いた記録の為に写しておきましょう
 
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歩いている左は絶壁
 
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渓谷を楽しんで再び林道に出会い
あのオオサンショウウオのいる赤目四十八滝まで12kmの表示を見やり
ゴール地点へと足早に進む
 
振り返ると
鎧、兜の山容が誘うように姿を見せた
 
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次回にここから歩き越えて行く曽爾高原も良く見えている
 
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14:15 サンヴィレッジ奥香落にゴール
 
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トイレをお借りしてバス車内で急ぎ女性陣は着替えて
お待たせした男性陣と交代
 
温泉があるようだが17:00からの営業
あきらめて火照った身体に冷たい紅芋アイスを溶かし込む
 
夏の歩きは10キロ、3時間が丁度のようだ
 
帰りのバスは直通で桜井駅に着いた
まだ15:30
家にぴったり17:00には帰り着いた
久しぶりに乗換駅の鶴橋でチジミやチャプチェを買い込んで夕食にした
 
次回は月が替わるが10日後にはまた続きを歩く
楽しみが増えたなぁ