2013.05.01(水)
一夜明けていよいよ本番の大杉谷の滝&渓谷巡りのスタートです
6:00 先ずは朝ごはん
今朝はすっきりお目覚めで食欲ももうすっかり戻ってます、完食です
皆さん安心してくださいました
6:20頃、荷物を預けたまま空荷で小屋の前の階段を下りトイレの横を抜けて渓谷に沿って進みます
吊り橋を渡り渓谷がますます磨きをかけて美しくなります
右側、鎖がずっと続く岸壁を足元に注意しながら進みます
6:50 七つ釜滝に到着です
いやいや表現は控えてその眺めを楽しみましょう
堂倉の滝から通行不能になった道はあの上にも名残を見せています
完全に吊り橋は落ちて谷は大石で塞がれたようです
そしてこの通行止めの場所へと旧道は繋がっていたのですね
今は幻となった光滝や与八郎滝から堂倉の滝へと、日出ケ岳の表示が見えます
いつか、いつの日か通れるようになるにはかなりの時間と費用がかかりますね
七つ釜滝を堪能したら来た道を引き返します
お世話になった桃の木山の家のご主人に
いろいろとご意見をちょうだいしました
我々の様に遅い山小屋への到着は他の利用者さんへの迷惑になるどころかもってのほかです
とりわけ山小屋の朝は早いので到着が遅れると全てが狂います
7:40頃、謝罪とお礼を重ね小屋を後にします
吊り橋を渡って昨日の分岐から渓谷を左に見ながら進みます
ギンリョウソウが大きな一つ目を光らせています
7:55 大杉谷の案内板の向こうはまるで彼の国の蓬莱峡の様です
小屋の前の吊り橋から二つ目です
吊り橋の中央からまた見上げる岩山
8:35 渓谷を渡り山を下り右手に見えてきたのはニコニコ滝
展望小屋を通して見る、二段になってますね~
今度は渓谷が右手になりましたよ
がけっぷちをアップダウンしながら進みます
時に大きなマンモスも通せんぼします
別にふざけていたわけではありませんが
少し広くなった右断崖の鎖場の道でほんの少しの岩の尖がりに蹴つまずいて左膝を強打
しっかりと両手は鎖を掴んで離しませんでしたが背中のザックが弾んで激しく前のめりになりました
あ~~滑落とはこのように何でもない瞬間に思わぬ力が働いて起こるということを身をもって体験した
怖~い一瞬でした
同行の皆さんも一瞬、肝が冷えたようです
そこから馬鹿丁寧なほど鎖を掴んで一歩一歩更に慎重に歩きました
増水時にはこの門は閉まります、どっちから来ても戻るしかないようです
9:05 しし淵に到着
振り返ると先ほどのニコニコ滝が淵の向こうに見えています
進行方向も素晴らしい淵です
う~~んとこどっこいしょ!
これ以上は開かないですよ天岩戸潜り~~
延々と鎖場の連続です
崖をよじ登るように登り切ったかと思えば大きな木を見上げてまた下る
いきなり下って平坦な道になったかと思うと頭上に一角獣~~!!
反対側から見たら何の変哲もない木の根でした^^;
まだ新しい太くて頑丈な杭に通された鎖のお蔭で安心して歩けますが
やっぱり緊張の連続です
本日のハイライトの千尋の滝まであと500m
鎖場を慎重に下り岩場のヒメレンゲやイワタバコの葉っぱに癒されつつ
何やら右前方に白く流れ落ちる一筋の滝が見えてきました
それにしても天井から落ちているかのようです
10:15
ようやく千尋の滝に到着です
高い高いところから落ちてきます
あの上はどうなっているのか探検に出かけたいですね~^^;
名残は尽きませんが先を急ぎます
ゴールには奈良から車で迎えに来てくださっている同行の方の友人が待っておられます
白い花を着けた木があるんだけど花ががけっぷちで確認できないよ
なんとかサクラ?かも?
ひうらすぎ吊り橋通過~
山に入ると椿が鮮やかな真紅を通り越して黒に近い赤だ一枚撮っておこう
気が付かないうちに水越谷出合は過ぎてました
この辺りから炭焼き窯の跡が目立つようになりました
渓谷を利用して筏か何かで下流へ運んだんでしょうか?
11:15 京良谷出合の砂地でお昼休憩にします
桃の木山の家の肉チマキ弁当を食べて昼寝したくなるような河原で暫く寛ぎます
エアー渓流釣りを楽しんでる方もいます^^
待ち人を待たせてはいけません
長居はせず先へ進みましょう
おやおや四方八方からがんじがらめでは降参ですね~
よっぽど気に入られたのか芯まで吸い取られたようです
水量測定所?
石楠花の咲く道で我々に道を譲ってバックして待って下すってたお嬢さん
桃の木山の家の従業員さんでした、これから小屋に行かれるようです
HPにもトップで顔写真載ってるようですよ
ご本人さんに承諾を得て撮影しております
地獄谷吊り橋渡りま~す
12:25 熊谷川原
ずんずん行きましょう
大日吊り橋から大日を望む
そして青の洞門が見えてくる絶景~~~だ!!
青の洞門近くまで全く携帯も通じないのでと奈良から車を回してくださったご友人が迎えに来てくださった
もう直ぐだよの声にきつかった鎖場の緊張からやっと解放された
青の洞門の出口には今度はこんな柵が設けてあった
12:55 なんとか三重県側の宮川登山口へ到着です
宮川第三発電所の横を通って舗装道路に出ます
少し行った所に車が待ってました
ありがとうございます
無事に二日間の歩きを終えることが出来たのもお誘いしてくださった皆さんの
暖かい見守りと励ましのお蔭です
本来ならここからまだこの車道を歩いて大杉の第一乗船場のバス停まで
かなりの時間歩かねばならないのです
バス停からチャーターしたジャンボタクシーしか今は手段がないようです
マイカーならピストン
しか致し方ないですね
悠々と車で大杉のバス停、観光船の乗船場までやってきました
ここで飲み物を自販機で買い求めて喉を潤しました
そして大杉谷の道中で行き合った青年に聞いた行方不明者の捜索隊の方とお話して
未だ見つかっていないとのことで胸が痛くなりました
どうやら連休初日の27日に大杉側から仙千代ケ峰へ入られた
ご夫婦のご主人が行方不明の様です
5/1現在四日経過してもなお発見されていないとのこと
捜索隊の方々の労をねぎらい一日も早い発見を祈り
帰途に着きました
温泉に立ち寄りましたが運転してきていただいた方が風邪気味ということでいずれ来る日の為に
奥伊勢フォレストさんの確認だけでした^^;
ここの主催で年間を通して近辺の山登りが遂行されています
HPを確認して参加してみたいと思いつつ奈良へと帰りました
ふ~~~~~~~長~~い記事になりました
相変わらず中身はありませんが m(--)m
大台ケ原~大杉谷の歩き紀行
完
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読んでいただいてありがとうございます