へそ曲がりおじさんのひとり言

常識にとらわれるのが嫌い。
他人と同じ事が嫌い。
世の中、別な角度から見ると新しい物が見えるから。

昨日は半年ぶりに園芸センターヘ行って来ました

2012年03月16日 19時08分10秒 | Weblog
今の私にはエンシュアリキッドがないと出来ない事です。
何故なら、外食が出来ない私にとっては「命の水」と同じで、これがなければ長時間の外出は出来ないのです。
これが無いと食事のたびに帰宅せなばならず、外出できる時間が短くなってしまうのです。

昨日は11時過ぎに出かけ、ボーリングを5ゲーム楽しみ、その後エンシュアリキッドを1缶(250㌔㌍)飲み、その後花園の園芸センターヘ行きました。
1ヶ所見た後2缶目を飲み、これで何とか昼食代わりの栄養補給が出来ました。

さて、半年ぶりに行った感想は、景気が悪いせいでしょう「予想以上に安くなっている」と感じました。
物によっては「去年の半額」と思えるものもありました。
お店によってはミニやミディーのカトレアが「ワンコイン」で買えるのだが、さすがの私も手は出しませんでした。
欲しい物は何種類もあったのだが、今後のことを考えて今は自重しています。
でも・・・・。
また悪い病気が出るかも・・・・。

しかし、椿やクリスマスローズは買いましたよ。
どちらも去年に比べるとはるかに安く、冬でも屋外で栽培できるからです。
クリスマスローズは、バイカラーのセミダブルがナント「900円」なのです。
私が手にとって品定めをしていると、横にいた御婦人がいかにも欲しそうな顔をしていましたから。
最近はセミダブルが人気なようで、結構いい値段(二千円以上)で売っているところもありますが・・・・。
他にも掘り出し物と思えるものを二鉢買いましたが、いずれも900円です。
未だ花は完全に開いていないのだが、おそらくセミダブルだと思います。

椿も欲しかった品種を手に入れました。
以前持っていた品種なのだが、いつの間にか枯れてしまい、探していたのです。
これも蕾が10個以上付いて「900円」です。
これもレジで清算している時「それ何処にありました?」と聞かれました。
行きつけのお店だったのて店員も私の顔を覚えていてくれ「この人は安いものを探し出す名人だから」とも言われました。
お金がないので安い物ばかり探しているだけなのだが・・・・。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

栄養成分表とにらめっこの毎日です

2012年03月15日 01時05分48秒 | 舌癌手術後の経過
入院前は殆ど気にしていなかったのだが、退院後はにらめっこの毎日です。
抗癌剤の副作用で体重が減少する人が多いらしく、主治医からよく体重を聞かれます。
入院前は60キロあった体重が今では52キロになっています。
身長が153センチの私には理想的な体重だそうで、今のところは何とか維持できている。
これには涙ぐましい?努力が必要で、常に栄養成分表を見て体重が減らないように努力しています。
基礎代謝が「1150k㌍前後」なので、1日の必要カロリーを「1800k㌍」くらいを目標にしている。
これを3食で割ると、1食が「600k㌍」になる。
朝と夜はエンシュアリキッドで250k㌍を補えるので良いのだが、昼は大変である。
エンシュアリキッドは、鼻から入れた管を通して栄養補給をする時に使う「液体の栄養食」で、ほぼ完全な食品と言ってよいだろう。
実際の話し、私は手術後の2ヵ月半これで生き延びてきたのですから。
管を通していたときは気が付かなかったのだが、いざ口ら飲むと「こんなに不味いもの」だとは思わなかったのですが、慣れるとそれほどでもなくなりました。
「コーヒー味」「イチゴ味」「バニラ味」の三種類あるのだが、はじめはコーヒー味を勧められました。
しかし、同じ味ばかりだと飽きてくるので、最近は三種類とも飲んでいます。
今月分はあるのだが、次に病院に行く時は注文をしないと・・・・。
注文しても直ぐには手に入らず、早目に注文する必要があるのです。
以前は在庫を置いていた事もあったらしいのだが、継続的に飲んでくれる人が少なく、いつの間にか在庫を置かなくなったそうである。

今夜の体重は「52.5キロ」。
明日の朝は0.8キロくらい減っているので、すくなくとも51キロを割ることはないだろう。
基本的には「夜52.5キロ」で、朝は「51.5キロ」を目標に頑張っている。
今夜食べたのは「ビーフシチュー」とお粥をを混ぜたもので、半分は食べるつもりだったが、実際は3分の1くらいである。
半分食べればほぼ目標値に達するのだが、不足分は牛乳とアイスクリームでごまかしました。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

さすがの私も食欲がありません

2012年03月13日 21時00分27秒 | Weblog
1週間ほど前から食欲が減退していて、食べるのに苦労をしています。
しかし、何とか体重は維持できていますが・・・・。
主治医によると、薬の副作用で体重が減る人が多いとのことで、そのことが一番心配だと言っていました。
取り敢えずは現状維持で推移しているが、どうしても栄養的に偏ってしまい、ビタミン剤などのサプリメントで補うように心がけています。
最近は食べられるものが増えて喜んでいたのだが、思わぬ落とし穴です。
手術による後遺症(味覚異常)も大きく関係しているようで、少し食べると味覚が変わり、数口で食べる気がなくなってしまうのです。
そんな中で唯一美味しいと感じる物があります。
それは「コカコーラ」なのです。
私が始めてコカコーラを飲んだのは60年近くも前のことです。
その当時は殆ど売られておらず、初めて飲んだのは「米軍横田基地」だったのです。
5月だったと思うが、米軍の「三軍記念日」で基地が開放され、そこで売っているものを飲んだのです。
しかし、コカコーラの話はすでに中学の同級生に聞かされていました。
彼は横須賀に住んでいて、米軍の放出品として小学生になる前から飲んでいたそうです。
彼から「美味しいよーーッ!」と聞かせれていたので、一緒に行った親友と思い切って飲んでみたのです。
そこときの感想は「薬くせーーーッ!」としか感じなかったのですが・・・・。
「こんなものの何処が美味しいんだ!」と言う気持ちも強かったですね。
その頃からあちこちで売られるようになり、気がつくと虜になっていました。
20代後半になると正に「中毒」と言っても良い状態になりましたが、今はそれほどでもありませんがね。
当時は1日に3リットルも飲んだことがあるほどでした。
会社の車が自由に使えたので休みの日はよく釣りに行ったもので、その時は500ミリリットルの瓶を4本持って行くのですが、釣り場に着く前に1本は飲んでしまい、帰る頃には4本とも空になっていました。
帰る途中でも一本買い、家に帰ってから更に1本飲んでいたのです。
今考えると「よく糖尿病にならなかったものだ」と言う気持ちが強いです。
糖尿病はかなり遺伝的な要素が強いようで、同じ家系に偏る傾向が強いようです。
私は女の子が驚くほどの甘党なのだが、先日のPETの事前検査でも「血糖値は非常に良いです」と言われました。
合わせて測定した血圧でも「下が60は男の人にはめずらしい」と言われ、動脈硬化とも縁がなさそうだと言われたのですが・・・・。
食欲減退は過去にも殆どなく、以前とは正反対の「体重の減少」に悩まされそうです。
しかし、それでも唯一の救いはあります。
「エンシュアリキッド」と言う缶入りの飲み物があるのです。
これはほぼ完全な栄養食品で、メーカーは違いますが、これと同等の物で2ヵ月半過ごしましたからね。
鼻からチューブを入れていたので味はわからなかったのだが、いざ飲むと不味かったです。
医師の処方箋がないと買えないもので、1日分の栄養の30%くらいはこれで補っています。
忙しいときは「50%以上」と言う日もあります。
始めは不味いと思っていたのだが、慣れるとそれほどでもなく、今では手放せない存在になっています。
多くの人は「不味くて飲めない」と言って断念する人が多いそうで、私は珍しい存在と言っても過言ではないかも・・・・。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

見たくも無い国会中継

2012年03月12日 18時49分03秒 | Weblog
NHKは公共放送であるためだろうが、最近やたらと国会中継をしている、が・・・・。
その内容たるや「お粗末」と言うほか無いのである。
これまで私はしばしば「茶番劇」と言う表現をしているが、これからは少し表現を変えてみようと思う。
それではナント表現するか・・・・。
それは「選挙に向けた有権者に対するパフォーマンス」である。

一部の人は気がついているだろう。
国会答弁の殆どは「水掛け論」なのである。
何故水かけ論になるかと言うと、その根底にあるのは「有権者(民意)の視線」なのである。
冷静になって考えてみればわかるだろう。
議員たちにとって次の選挙は「最重要な問題」なのだから。
議員が選挙で落選すると言う事は、サラリーマンが失業するのと同じで、由々しい問題なのです。
議院は特別な人だと思っている人も多いようだが、「小泉チルドレン」たちを考えていればわかるだろう。
これも以前に書いているが、議員と言う職業はタレントたちと同じ「人気稼業」でしかないのである。

ただ、タレントとは少し違う部分はある。
タレントたちは人気が落ちても直ちに失業するわけではなく、細々としてでもやってゆくことは可能なのだが、議員はそうも行かないのである。
だからこそ「有権者に対するパフォーマンス」が必要なのである。

そして、この有権者も大きな問題の原点であろう。
かつて私は「有権者はダボハゼ」だと書いたことがあるが、最近のダボハゼは以前程えさに食いつかなくなっている。
財政悪化でえさの質が落ちたことが最大の要因であろう。
犬や猫でも同じで、一度美味しいえさになれると他(質の落ちる)のえさを食べなくなるように、美味しいえさばかり追いかけるようになる。
無党派層が増えたのは「美味しいえさが見つからない」と言うことが最大の原因で、議員たちは彼らに振り舞わされているのである。

何度も繰り返すようだが、日本社会を良くするためには「有権者(民意)が変わらなければ無理」だと言う事に気がつくべきだろう。
政府が変わろうとしても民意が反対すれば無理なのだから。
民意が変われば嫌でも政府は変わるのに・・・・。

しかし・・・・。
その先にあるものは「民意に都合の悪いもの」が殆どである。
だから民意は変わらないのである。

成長路線などもう無いのに・・・・。
夢を追いかける時代は終わっているのだが・・・・。
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

災害復興庁

2012年03月11日 18時57分52秒 | Weblog
被災地の復興が進まず、ここのところ災害復興庁のやり方について批判が続出しているいるようだが、その実態を理解せずに批判しているケースが殆どである。
復興庁ではなく「査定庁」だと揶揄する人や、「職員を現地に派遣して対応するべきだ」と言う意見も多いのだが、現状を冷静に考えれば、それが実現不可能なことがよくわかるはずなのだが・・・・。
「査定庁」と言う意見もわからないではないが、復興予算が限られている以上「査定」はどうしても必要になるだろう。
予算が無尽蔵にあれば査定など必要なかろうが、限りがある以上仕方ないことがどうしてわからないのだろうか・・・・。
査定を無くせば「便乗請求」だって出来るし、復興に関係ないことに使われても文句は言えまい。
出来るだけ公平に配分するには「査定は必要不可欠」なのに・・・・。

職員を現地に派遣する案にしても、一体どれだけの人員が必要か考えてみたことがあるのだろうか・・・・。
財政悪化で「公務員を減らせ」と言う声が多く、その結果新規採用も減り、復興庁に回せる人の数も限られていて、復興庁だって人手不足は同じであるはずだろう。
現地に職員を派遣するには1人では無理で、複数の人を派遣する必要があり、人員不足ではとても実現は無理なのに・・・・。
このように、現実を無視した批判が多いことも復興を遅らせている原因の一つだと私は思っている。

ところで、何故このようなことになるのだろうか・・・・。
それは「民意のなせる業」以外の何物でもないのだ。
冷静になって考えてもらいたい。
これは仮の話だが、私がメディアの表舞台でこのような話をしたらどうなるだろうか?。
たちまち批判の荒らしで表舞台から抹殺されてしまうだろう。
これはメディアで発言する人にも言えることで、「民意に迎合した意見」をしなければ「飯の食い上げ」になってしまうのだ。
私がここでいくら書いてもお金にはつながらず、ブログで飯を食っているわけでもないから書けるのだ。
訪問者を増やしてブログで食って行こうとしたらとてもこんな事は書けないだろう。

国に対する様々な要求にしても、民意の反対にあえば何も出来ないのである。

それを示す良い例がある。

それは、幾つかの自治体の長が被災地の瓦礫の受け入れを表明しているにもかかわらず、その多くは実現していない。
実現しない理由は「民意(住民)の反対」である。
結局、国を動かしているのは「民意」でしかないのである。
くだらない国会の茶番劇も、結局のところ「民意を得たい(選挙に勝ちたい)」と言うことが原因に過ぎないのだ。

メディアにしても同じことが言えるだろう。
民意に逆らえば大企業だって倒産の憂き目にあう事は必定で、民意が変わらなければこの国は何も変わらないのだ。
復興庁の仕事を遅らせているのも「民意」だと言う事を肝に銘ずるべきなのだが・・・・。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

PET検査の結果

2012年03月11日 18時07分33秒 | Weblog
3月6日に受けた検査の結果が出ました。
血液検査で一部の腫瘍マーカーが平均値を上回っていて念のため受けたのだが、その結果は「白」でした。
要するに「転移は見られない」と言うことで、まずは一安心です。
このため、当初予定されていた「放射線治療」はひとまず延期になりました。
状況次第では中止もあるとか。
抗癌剤による予防的な治療はしばらく続ける必要があるのだが、幸いな事に、多くの人が悩まされる「副作用」は殆どありません。
これも私の基礎体力が大きくかかわっているとのことで、担当する医師たち(6人もいます)も喜んでいました。

それにしても担当する医師が6人もいるとは驚きでしょう。
私の診察予約券にはその6人の名前が記載されていますが、手術を主に担当した大学教授の名前は無いのです。
教授を含めると7人になりますが、それ以外にもかかわってくれた若い医師が数名いて、名前を覚えるのが大変です。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

明日は3月10日、東京が大空襲を受けた日でもありますが・・・・

2012年03月09日 20時24分41秒 | Weblog
当時私は未だ3歳になっておらず、田舎に疎開していた事で助かりましたが、生まれた家は焼けました。

これから書くことは、大空襲の被害にあった人や、広島や長崎で原爆の被害あった方には申し訳ないが、通常は語られない部分を考えて見ます。

歴史に「たら、れば」は通用しないのだが、アメリカが東京大空襲だけでなく「広島や長崎への原爆投下」を躊躇していたらどうなっていただろうか。

当然の事、「被害者は出ない」と言うことになるのだが、実際はそうはならないだろう。

アメリカは早期の戦争の終結を望んでいて、その結果がこう言うことになってしまったので、単純にアメリカを責める事は出来ないでしょう。

この様な甚大な被害を出す事になった張本人は、戦争の早期終結を拒んだ「日本軍」にも有るのですから。

さて、日本本土への空襲と、広島・長崎への原爆投下が無かったらどうなったか考えてみて欲しい。

当然の事だが、戦争の終結は遅れていただろう。

さて、戦争の終結が遅れたとしたら・・・・。

これはあまり語られる事のない話だが、「ソ連軍の日本本土上陸」と言うことが起きていただろう。

もしもソ連軍が日本の本土に上陸していたら・・・・。

未だに北方四島が返還されないことを見てもわかるように、日本の一部は「ソ連領」になってしまい、大空襲や原爆の被害とは違った被害が出るのである。

朝鮮や中国も同じようなことを考えていて、一時は、四ヶ国による「分割統治」と言うことさえ考えられていたのである。

さて、分割統治となったらどんなことが起きるのだろうか。

これはあくまでも推測だが、日本の独立は出来なかった可能性が高いと思う。

アメリカが日本の独立を考えても、ソ連・中国が認める可能性は少なく、アメリカだけが撤退する事は有り得ないだろう。

常にアメリカが悪者扱いされるのだが、根本的なことを考えれば「勝ち目の無い戦争を始めた日本軍」にその責任があるのである。

ついでに言うなら、日本の被害ばかり言わないで、中国や東南アジアでの「日本軍の残虐行為」も話題にするべきだろう。

「従軍慰安婦問題」「南京大虐殺」、マレー半島での「死の大行進」など、どれだけ酷い事をアジアの人たちにしてきた事か。

言わば「臭いものに蓋」をしたような日本人の考え方。

わたしはこのような考え方のほうが許せないのだ。

日本は「戦争の被害者」ではなく、「加害者」である事を認識するべきである。

ドイツは自国の非を認めているのに・・・・。
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

体内年齢のナゾ

2012年03月09日 12時52分41秒 | Weblog
2月8日のブログに体内年齢の事を書いたのだが、改めてここで少し考えてみようと思う。

入院前は体重を計るときの条件によって「44歳から51歳」とバラツキがあり、体が冷えていると高くなり、風呂上がりや夏の暑い時期は低くなるので、平均すると「47歳」くらいではないかと思っていた。
が・・・・。
しかし、退院後はどんな状況でも「44歳」と言う数字しか出てこない。
これはメーカーに確認したわけではないので断定は出来ないが、私の年では「44歳以下は表示不能」ではないのだろうか。

このように考えると、私の体内年齢は「40歳かそれ以下」と言う可能性も出てくるだろう。
でも、単なる統計から導き出された数値を基にして算出された数字なので、実態とはかけ離れている可能性十分にもあるだろう。

癌に侵されて体内年齢が若返る?。
常識的には考えられない事だが、主治医たちが一様に言っていた「○○さんは基礎体力があるから」と言うのはこのことを指しているのかも・・・・。

これ以外にも、電話で話す声はかなり若く聞こえるようで、40代どころか「20代」だと思われたことさえある。
実の姉でさえ息子と間違えたのだから。

カラオケも若い女の子の歌を主に歌っていたのだが、今では声を出す事さえ難しい身に落ちぶれている。
食事だって、普通なら1分で食べられるものが「10分も20分もかかる」と言う有様で、食べる楽しみとは程遠い状態である。

でも・・・・。

好きな花作りやボーリングが出来るだけ幸せだと思わなければいけないだろう。

好きな事さえできない人もいるのだから。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

タダほど高いものはない

2012年03月07日 18時43分55秒 | Weblog
実は今日、この言葉を象徴?するような出来事があった。

それは、お昼前玄関先で花の手入れをしていたところ、年に数回しか合わない人がやってきたのだ。
見るからにしょんぼりしていて、始めは誰だか気がつかなかったのだが、話を聞いて思い出した。
私と2つしか違わないのに、まるで10歳以上も違って見えたのである。
話の内容は、丹精こめて作っていたブルーベリーが「全て枯れそうだ」と言うのである。
彼は知り合いの農家から遊休農地を10年位前に借り、そこでかなりの量のブルーベリーを作っていて、去年などは「50キロ以上の収穫があった」と喜んでいた。
その農地は猪も出る地域にあり、私は「猪にやられたの?」と聞いたのだが、彼は違うと言うのである。
来るまで15分くらいのところにある農地で、ブルーベリーを始めに植えるときにアドバイスしていた事もあり、状況を見に言ってみた。
彼が言うには「今年の寒さでやられた」というのだが・・・・。
ところが、現場を見てビックリである。
ナント、十年前に私が「絶対やってはいけないよ」と言っていた肥料をやっていたのである。

絶対やってはいけない肥料。
それは「鶏糞」である。
10年前にくどいほど注意していたと言うのに・・・・。

しかし、これには伏線があることがわかった。

それは去年の春のことで、農地を貸してくれた農家の人から「鶏糞が余ったので使わないか?」と言われたのだそうである。
それも、知り合いの養鶏農家からタダ同然でもらったので「お金は要らない」とも言われたそうである。
さらには、知り合いの養鶏農家も紹介してもらい、その養鶏農家からも「欲しければ袋を持ってきた勝手に持って行行ってよいから」とまで言われたそうなのである。
はじめは野菜の肥料として使っていたのだそうだが、タダで手に入ることで私の忠告は頭の隅に追いやられてしまったのだろう。
夏の終わり頃、収穫の終わったブルーベリーに「お礼肥え」として与え、今年の2月には「寒肥」として与えたそうである。
秋になって葉の異常に気が付いたようなのだが「紅葉の一種」程度にしか考えていなかったそうで、最近になって異変に気がついたのだそうである。
かなり危険な状態で、直ぐに表面の土とともに鶏糞を取り除き、大量の水をかけるようにアドバイスをする。
そして、削り取った部分には「鹿沼土」を撒くこともアドバイスする。

しかし、「タダ」と言う言葉に惑わされる彼に責任があるのだが、その代償は計り知れないだろう。
誰でも「タダ」と言う言葉には弱いのだが、その陰に潜む危険性にも注意をする必要があるだろう。

彼は今71である。

もう一度やり直す気力が出ることを祈るばかりである。

私も気をつけないと・・・・。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

124の60

2012年03月07日 01時00分05秒 | Weblog
これは、今日PET検査を受けるために行った医療センターで測った血圧である。
血圧を測った看護師が「凄くいい値ですよ」と言ってくれたのだ。
上の124は普通の数値だが、下の60は男では珍しいそうである。
もっとも、入院中はもっと良い数値も出ている。
毎日2回血圧を測るのだが、朝計った血圧では「98の60」と言うことさえあり、そのときは「女子高生並だね!」と冷やかされたものである。。

ところで、今日PET検査を受けたのは、2週間前の血液検査で、一部の腫瘍マーカーの値が平均値を僅かだが上回っていて、念のため受けるように言われたのである。
PET検査と言ってもピンと来ない人が多いだろうから、ここで少し説明しておこう。
余り専門的な部分は省略するが、CTやMRIで調べるより正確に癌の所在がわかるらしい。
簡単に説明するなら、癌細胞は普通の細胞の数倍ものブドウ糖を消費するため、ブドウ糖によく似た物質「FDG」に目印となるものをくっつけ、それを血管から血液の中に入れてPETカメラで撮影するのである。
薬剤を注射したあと1時間ほど安静にし、癌細胞がFDGを吸収するのを待って撮影する。
撮影に要する時間は20分ほどで、CTやMRIと同じような感じである。
目印となる物質は放射性物質の一種で、その寿命は極めて短いらしく、撮影後は30分の安静で帰ることが出来るのだ。

それにしても、去年の9月以来どれだけの放射線を浴びたのだろう。
CT3回、MRI2回、PET2回に、胸部X線は5回か6回になる。 
これだけ放射線を受けるとかなりの線量になるだろうが、受けなければ別のマイナス面が大きくなり、「痛し痒し」と言ったところである。
どちらを選ぶかは個人の自由だが、私は主治医を信じる事にしている。
今のところ、これ以上の治療法も見つかっていないし・・・・。
これでダメならあきらめるしかないだろう。
余り長生きしたいとも思わないし、長生きを望むと「医療財政に過度の負担をかける」と言う事も考えなくてはいけないし・・・・。

癌は一度直っても再発の可能性が高く、この先どれだけ生きられるかは不明であるが、ナントも嫌な気分ではあるが・・・・。

ここで書き忘れていたことを書くことにしよう。

それは、私に対する「癌の告知」である。
今思い出しても不思議なのは、手術をする大学の教授が、初めての診察でこともなげに私が癌にかかっていることを話してくれたのである。
私もある程度覚悟は出来ていたので、癌である事を告知されてもほとんど動揺もなく、淡々と手術の予定日と手術の内容を説明してもらったのである。
後になってその話を33歳の主治医に話したのだが、「そう言えばおかしかったですよね」と言う答えがかえってきた。
普通は家族に話すことが多いのだが、あの時は何となくそうなったそうで、余りにも私が落ち着いていたため「この人なら話しても大丈夫だろう」と思ったのかもしれない。

ここで面白い?話も書いておこう。
面白い話といっては語弊があるのだが、癌の告知をどうするかが問題になっていた頃の話である。
それはあるお寺の住職の話である。
この住職は、診察をした医者に「私は修行を積んで悟りを開いているから、癌でも驚かないから本当の病名を教えてくれ」と医者に迫ったのだそうだ。
医者も「そこまで言うなら」と言って「実はあなたは癌です」と告げたのだそうである。
ところが・・・・、である。
おそらくその住職は「俺は癌ではない」と思い込んでいたのだろう、ナント、癌だと告知を受けた数日後に自殺をはかってしまったそうである。
一体どんな悟りを開いていたのだろう?。
「がんは不治の病」だと思われていた頃の話ではあるが・・・・。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする