オトコマエ 2021-01-03 | 物語 (電車で読める程度) ふと、昔の男が目にはいった今時の技術革新は凄まじいものでその気になれば大体誰かの今を垣間見ることができた。酔った眼でまじまじと整った造形を眺めた。とうに昔の彼が、どんな俳優よりもかっこよかったなんて、認めたくないけど彼には時間なんてないのだろう。だからこそ、もう会うことはないんだろう彼はかっこよかった。ただそれだけだった。【おわり】