0117-25 寒中のさなか、寒入りしての寒さ、冷え込みである。寒い、暑い、対義関係に用いるが、暑熱寒冷と見ると、暑い、寒い、冷たいと対応している。日本語の寒いには、さぶい、さっぷい というふうに、ことばを出したくなるような、口を突いて出るような、しかしまた、冷たい 冷える というので、ひえびえとしたのは、物自体の感覚か。寒字も成り立ちは、家にいる人のむしろにくるまれている様子に水が入っているのでこれは、あったまらない、気の冷たさである。寒冷の文字を見ていると、家にいて震えるさむさと、障ると冷やっこい感覚が襲う、そのままである。 . . . 本文を読む