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形式意味論

2020-12-22 | 日本語意味

名前が難しい、などというのは、失礼であろうけれど、知る人ぞ知る。
>戸次 (べっき、へつぎ) とは、日本の苗字、地名である。
苗字としては福岡県から大分県にかけて多く分布している。多く「べっき」と読むが、大分県豊後大野市付近では「へつぎ」と読ませることが多い。
と、わかれば、次は、BekkiLaboに、ある。
http://www.is.ocha.ac.jp/~bekki/project.html
>研究プロジェクト
戸次研究室は、言語学、論理学、哲学、自然言語処理の融合分野である数理言語学を専門としており、同分野においてこれまで主に三つの研究成果を挙げている。第一に、形式統語論の研究として、組み合わせ範疇文法(CCG)に基づく網羅的、形式的、統合的な日本語文法理論を構築したこと、第二に、形式意味論の研究として、依存型理論に基づく合成的な証明論的談話意味論である「依存型意味論」の枠組みを新たに提案したこと、第三に、自然言語処理の研究として、頑健なCCGパーザと高階論理に基づく自動推論を組み合わせた含意関係認識システム"ccg2lamda"を完成させたこと、である。
>形式意味論とは何か
形式意味論とは,自然言語の意味を対象とする自然科学である.理論言語学の意味部門であり,典型的には以下の構成をとる.
自然言語の意味とは何か,という問題について何らかの立場を採り,意味を表示するための形式言語を定義する.
自然言語の統語論について,何らかの立場を採る.
与えられた言語の与えられた文もしくは談話について,2. の統語論が与える構造にしたがって,1. による意味表示を計算する機構を与える.
その言語の個々の文または談話について,3. によって予測される意味と,母語話者の言語直観とを照合することにより経験的検証を行う.誤りは1.2.3. に遡り(通常は3. を)修正する.
形式意味論の研究は,R.Montague の1970 年代前半の一連の論文をもって嚆矢とする[8].一般にはモンタギュー文法の名で知られ,その登場は,1940年代から1960 年代にかけての計算機科学・理論言語学・論理学・言語哲学のさまざまな動きを背景としている.第一に,1930 年代以降のA.Turing,A.Church, H.Curry らによる理論計算機科学の発展により,型付きラムダ計算が登場したこと,第二に,1950 年代に始まるN.Chomsky の生成文法によって,普遍文法の概念や,「自然科学としての理論言語学」というパラダイムが提示されたこと,第三に,N.Chomsky がもたらした形式言語理論の発展によって,J.Lambek らが(1930 年代にK.Ajdukiewicz によって考案された)範疇文法を,自然言語の統語理論として蘇らせたこと,第四にC.I.Lewis による様相論理にS.Kripke がクリプキ意味論を与えたことで様相論理のモデル理論的意味論が確立し,計算機科学や言語哲学において広く用いられ始めたこと,第五に,D.Davidson による自然言語の真理条件的意味論が登場していたこと,である.
初出:戸次大介 (2017)「形式意味論」, 人工知能学事典, 人工知能学会


「戸次」(べつぎ / べっき / とつぎ / とつぐ / へつぎ)さんの名字 ...name-power.net › 戸次

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