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日本語文法の説70 

2019-08-31 | 日本語文法

5大文法学者のあとには、3つの文法研究グループの時代になった。その文法には、形態論、語彙統語論、モダリティーと従前の国語学から日本語学、日本語教育にかかわる議論となった。教科研、記述文法研究会、そして、モダリティーと命題文法に流れをおくものである。




教育科学研究会国語部会
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/02/25 06:32 UTC 版)

教育科学研究会・国語部会は1952年に設立され、「子どもたちを優れた日本語の担い手にする」ことをめざし、文学作品の読み方指導や、言語教育(語彙指導、文法指導、音声・発音の指導、文字指導)等の理論的・実践的研究を行っている。言語学者の奥田靖雄をリーダーとし、鈴木重幸、宮島達夫、上村幸雄、高橋太郎、鈴木康之、湯本昭南、工藤真由美といった、主として言語学研究会に属する言語学者・日本語学者が理論面を指導し、今日に至っている。


現代日本語文法
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
>以上の他に、特定の方法論に属するというよりも、それらに目配りをしつつ独自の研究を行った三上章、南不二男、寺村秀夫などがいる。寺村秀夫はアメリカで、構造主義言語学をバーナード・ブロックから学び、さらに生成文法をも学んで、また三上章との交流から大きな影響を受けた。その一方で国語学の知見も取り入れ、さらに日本語教育の実践も通して、質の高い記述文法を提示した。

「記述文法」というスタンスは大きな影響を与え、現在の日本語学、日本語教育においてオーソドックスな研究法となっている。その性格は特定の理論に依拠せず、網羅的で、実用的であるといえる。その一方で理論的研究との境界も明確ではなくなってきており、また学際的になってきている。



モダリティに関する覚え書き - Core
https://core.ac.uk › download › pdf
岡部嘉幸 著  語文論叢28号
千葉大学文学部日本文化学会

モダリティをめぐる二つの立場
既に、 先行研究で指摘されている(3)ように、 モダリティをどのような概念として捉える
かということに関しては、 現在、 少なくとも二つの異なった立場がある。 第一の立場は、
A:文において客観的内容を表わす 「命題」 と対置される 「話し手の主観的把握」 (話し
手の発話時における心的態度) を 「モダリティ」 と呼ぶ立場
である。 この立場を取るものとしては、 仁田義雄 (1991)、 益岡隆志 (1991)、 日本語記述
文法研究会編 (2003) などが挙げられる。 一方、
B:文によって述べられる事態 (内容) と話し手の現実との関係性を述べることに関わる
意味を 「モダリティ」 と呼ぶ立場
もある。 この立場に立つものとしては、 尾上圭介 (2001)、 野村剛史 (2003)、 同 (2004)、
大鹿薫久 (2004)、 同 (2005) などが挙げられる (以下、 議論の都合上、 前者の立場をA
の立場、 後者の立場をBの立場と呼ぶ


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