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千字文11 手習い詞

2019-11-05 | 日本語意味
手習い歌は仮名文字発音で47文字、かな発音をすべて1度ずつ用いてつくられた七五調の歌、日本語の、いろは歌 である。いろはにほへとちりぬるをわかよたれそつねならむうゐのおくやまけふこえてあさきゆめみしゑひもせす  手は筆跡で、これは習字であったから、同じ発音は用いないというので工夫された、いわば意味がない。いろは歌の最古の文献は、金光明最勝王経音義 こんこうみょうさいしょうおうきょうおんぎ  1079年。そこで、これだけでなく、あめつち とよばれる、48字の手習い詞があり、そしてまた、50音として音をそろえての図表ができた。もう一つ、できた時期で、早かった48字がある。

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説
>「あめつち」に続いて用いられたかなの網羅表。現存唯一の資料は『口遊 (くちずさみ) 』 (天禄1〈970〉,弘長2〈1262〉写本) に万葉がなで
「大為尓伊天奈徒武和礼遠曾支美女須土安佐利□比由久也末之呂乃宇知恵倍留古良毛波保世与衣不祢加計奴」
とある。
「田居に出で 菜摘む我をぞ 君召すと 求食 (あさ) り[追]ひゆく 山城の うち酔へる子ら 藻葉干せよ え舟繋 (か) けぬ」の意味
これで計 47文字とするのが通説であったが,最近,もとは最後に「江」があり,五七調4句の 48文字であって,「あめつち」を組替えて意味がすべて通るようにしたもの,という説が出されている。



大辞林 第三版の解説
てならいことば【手習い詞】
平安時代以降、手習いに使われた歌詞や詩文。「難波津の歌」「安積山あさかやまの歌」「天地あめつちの歌」「大為爾たいにの歌」「いろは歌」「千字文」など。


千字文 (日本語訳) - Wikisource
https://ja.wikisource.org › wiki › 千字文_(日本語訳)
2019/05/09 - 一の一(1~18) 天地玄黃 宇宙洪荒 天は 玄 ( くろ ) く地は黄色 宇宙は広く広大無辺日月盈昃 辰宿列張 日月のぼり傾き欠ける 星や星座が並び広がる寒來暑往 秋收冬藏 寒さが来れば暑さが去って 秋に穫り入れ冬に備える閏餘成歲 律呂調 ...

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索居閑處 沈默寂寥   群れを離れて静かな場所に 人に知られずひっそり暮らす
求古尋論 散慮逍遙   古人求めて論議を尋ね 思いのままに散策をする
欣奏累遣 慼謝歡招   喜び集め悩みを払い 憂いしりぞけ歓び招く
渠荷的歷 園莽抽條   溝の蓮華れんげは鮮やかに咲き 園の草木枝葉を伸ばす
枇杷晚翠 梧桐早凋   枇杷は晩翠ばんすい冬なお青し 桐は早凋そうちょう秋には枯れる
陳根委翳 落葉飄颻   古い根株は衰え倒れ 落ち葉は風に飄々と舞う
遊鵾獨運 凌摩絳霄   遊ぶ大鳥ひとり巡りて 夕焼け空に迫り越ゆく  

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