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コースデザイン

2015-05-13 | 日本語教育

コースに課程の意味がある。
進行、進路、方針に加えてコースデザインと使う。

講義などの連続によって構成されるものが、大学でのコースであろう。
辞書によれば、教育課程における学科、科目などをさすようだ。

日本語教育でコースデザインとして説明されると、その教育の全体計画になってしまうらしい。
そしてそれは、教育現場でコースデザインをすると言い、その学習目標を設定し、目標に合った学習成果の評価について、考えることが必要というふうに、始めに目標ありきなのである。
どうもデザインという語の使い方が偏りすぎる。

極端には、

>日本語のコース全体の設計のこと。コースデザインについて知ることによって、教師、学習者、教材、教え方、評価など、日本語教育の中での、様々な概念の位置づけや関係性が、イメージしやすくなります。  

とまで説明して、まさに万能であるらしい。

地域在住外国人のための生活日本語講座について、そのコース・デザイン全体の再検討、となったりすると、すでにコースデザインありき、のようなことであって、デザインのための考えがなくなってしまっている。

シリーズもので、日本語教授法シリーズ.、第1回 、日本語教師の役割/コースデザイン、と、銘打つものがあって、このタイトルにあるバーを見て、読みようによっては、役割そのものがコースデザインになってしまうかの印象である。

硬直してしまった、とするかどうかは評価がわかれるが、その教育体系また計画にデザインを施そうとするのであるから、デザインという、設計の本来の可能性、柔軟性を活かさなければ、コースデザインにはならないだろう。



http://www.cshe.nagoya-u.ac.jp/tips/basics/course/index.html
成長する、ティップス先生のページである。

>コースとは、このクラスを10数回含む、1つの学期にわたって展開される、いわゆる「科目」を意味します。「今学期は、4コマの授業を担当することになった」と言うときの「授業」のことです。
>コースの内容を作ること(コース・デザイン)と、一回一回の授業の準備をすること、の2つを、きちんと区別することを提案します。前者は自分が1つの学期を通じて担当する科目の全体像(到達目標、おおよその内容、授業の方法、評価の方法)などを設計することであり、後者は一回一回の授業をどのように始めて、流れを作り、何を結論として提示して終わるか、学生はその授業ではどのような仕方で授業に参加するか、小テストはするかしないか、するとしたらいつするのか……といったことを考えることです。




Weblio 辞書 > 英和辞典・和英辞典 > 英和辞典 > courseの意味・解説

a(通例高校以上の学習)課程; 一定の教育課程,コース; 学科,科目 〔in〕.
 用例
  a course of study 教科課程; 学習指導要領.
b〔講義などの〕連続 〔of〕.
 用例
  a course of lectures 連続講義.
c【医学】 (治療の)一定期間,クール 〔of〕.
 用例
  a course of treatment 一連の治療.


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