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国のかたち、平和という方便

2017-08-17 | 日本・日本人

この国で70年を平和に生きたとすれば戦争のない国だったからと考えてきた。
するとそれは戦争ができない国だったからであると思うことができるし、戦争をしないと決めてきたからであったということである。

そこに反戦、非戦、不戦の考えがあったとすると、平和は何であったのか。

平和と対極にある事態が起こるのは、その一方の極に、戦争をおいていないのであるから、武器を使うことを自らしないのであるから、それは平和の対にはならないことである。

戦争がないという偏った状況はそういう事態が起こらなかったという偶然であったともいえる
そうすると平和を憲法の遵守するところに実現をしていたと考えて来たのは、戦争について何も考えてきたことではないので、平和を唱えることは方便であったからだと気付く。

平和の世に、日本が武器を持たなかったということはない。武器を用いることが偶然起こらなかった、というわけでもないことを、思い知ることになったのは、日本の基地を使っていくらでも戦争に発進していた米軍があった、戦争のための基地を置いていたからである。

属国ということも同盟ということも安全保障体制ということも、すべて平和憲法のための、平和維持しているという錯覚を持たせる、その偏った状況を認めてきたからである。
日本の自由は制限にあって、平和は担保を提供していたのであるから、それに国民が等しく気づき始めると、起こす行動は自己愛になるから、民族の故をもって主義主張があらわになる。

反戦非戦不戦は平和の方便であった。方便とはなにか。
平和憲法は方便であったのであるから、真の平和を民族が追求しなければならないときが来ている。

は、ひ、ふ、へ、ほ を捉えて笑ってしまう。





>世界大百科事典 第2版の解説
ほうべん【方便】
一般的には〈方法〉〈巧みなてだて〉ということ。ただし,仏教で方便を用いる場合は基本的に,すぐれた教化(きようけ)方法,サンスクリットのupāya‐kauśalya(善巧方便)ということであり,衆生を真実の教えに導くためにかりに設けた教えの意味である。経典・論釈のみならず,文学作品などに用いられる場合,微妙な意味の変化がみられるが,基本の意味をふまえることによって理解できよう。とくに《法華経》では方便を開いて真実をあらわすことが大きなテーマになっており,〈方便品〉では〈三乗(さんじよう)が一乗(いちじよう)の方便である〉という。


>世界大百科事典内の方便の言及
【般若】より
…それらは《大般若波羅蜜多経》600巻(玄奘訳)として集大成された。さらに密教では,〈般若〉と〈方便(ほうべん)〉(ウパーヤupāya)とがあいまってはじめて解脱が成就されると説かれた。真理たる〈般若〉を体得するためには,手段としての〈方便〉が必要だからである。…

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