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光陰矢のごとく

2013-08-24 | 日本語新百科
現代日本語「誤」百科 850 光陰矢のごとく完成させた を、例題にしている。

ひもとく 日本「誤」百科 というコラムに、日本語新百科をこしらえようとして、日本語はどうなっているかと、日本語百科を書いてしまいました。コラムの著者には解説を簡潔に書いていくという制約があるでしょう。ご苦労を思いつつ、このようなブログを書くきっかけをくださって謝いたします。

850 光陰矢のごとく完成させた を、例題にしている。
コラムの解説では、月日が矢のように早く完成させた とは言えないとして、極めて短時間で完成させた とでも言うべきだとする。
その説明は、~ごとく のかかり方を、完成 の修飾語と見ている。

諺として、光陰矢の如し、とあるのが、光陰矢のごとく と言いまわしているところから、このような使い方を誤とするようだ。

言いきりの表現による諺が、慣用句のままに時間がたつ速さを表現しているのだから、表題は間違った表現だということはできない。

文脈上、どのようにこのたとえが使われたか、完成させた、というので、学業ではないかもしれない。この諺の出典は議論のあるところ、少年老い易く学成り難し という言い方を受けているだけに、その意味内容には留意するか。


少年老い易く学成り難し
一寸の光陰軽んずべからず

http://ja.wiktionary.org/wiki/%E5%85%89%E9%99%B0%E7%9F%A2%E3%81%AE%E5%A6%82%E3%81%97
光陰矢の如し
月日が過ぎるのは矢のように早いことのたとえ。
維新の頃より今日に至るまで、諸藩の有様は現に今人の目撃するところにして、これを記すはほとんど無益なるに似たれども、光陰矢のごとく、今より五十年を過ぎ、顧て明治前後日本の藩情如何を詮索せんと欲するも、茫乎としてこれを求るに難きものあるべし。(福沢諭吉 『旧藩情』)


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