日本語文法文章論 珠算パチパチ

現代日本語文法文章論、題材は、タイトルが、珠算パチパチ １級88回 　とあり、副題に、そろばん塾で教えながら繰り返し受験、合格重ねる　とある。日本経済新聞の文化面、201409102付けである。執筆者は大島丈志氏氏である。なお、有料会員サイトであり、著作の全文をこのように言語分析に資料としているので、そのことをお断りするとともに、ここにお礼を申したい。

冒頭の文は、次である。

＞パチパチとそろばんをはじく音が響く

末尾の文は、つぎである。

＞その楽しさをこれからも伝えていきたい。

書き出しの文段は、次のようである。

＞パチパチとそろばんをはじく音が響く。私が住む大阪府東大阪市は中小企業の町だが、多くのそろばん塾が集まる町でもある。私は夫が営む塾で教えながら、日本商工会議所が主催するそろばん検定（珠算能力検定試験）を45年にわたって受け続けてきた。

末尾の文段は、次のようである。

＞生徒たち、子どもたちと一緒だったからこそ、私もそろばんを続けてこられた。その楽しさをこれからも伝えていきたい。


段落は見出しのもとに、

＞
　新婚早々、夫婦で特訓
　68年、夫と見合い結婚する。間に入ってくれた人が事前に「略歴を教えて」というので伝えたら、資格欄に「珠算検定１級」と書かれている。「持ってない」といったのに「１級も２級も同じや」というのでそのまま。夫をだましてしまったことになるのかもしれない。

　風邪の誤算、不合格に
　１級検定は年３回。乗算（かけ算）、除算（割り算）、見取り算、伝票算の計60題を40分で解く。８割以上正解で合格。2002年度から伝票算が無くなり、計50題を30分で解くようになった。

　集中力・記憶力鍛える

　何でもパソコンの時代になって、そろばんの実用的な役割は終わったのかもしれない。うちの塾の生徒も最盛期の200人から10人に減った。でもうちの塾でそろばんを学び、志望する学校に進んだ生徒は多い。集中力や記憶力が鍛えられる。

始めのところを入れて4つの構成である。