220612 日本語文法
文法はprescriptiveとdescriptive にある。規範と記述と、規則と例外である。
grammar ;system of rules and principles for speaking and writing a language
と辞書に見えるし、 written law となるとあらかじめの規則がいる。
規範は国語文法にあらわされている。記述は現代語文法にみえる。それを日本語文法として説明しようとすると、古典語文法で出来上がった規則は文献上の用例によるので、現代語の確かな例はコーパスを援用する。大量のうちからわずかに数量で現象をとらえることになって規則の記述が難しい。
*ちがくない という用例の、わずかにと言った、それが現われる位相語をただちに規則に合わせて説明をすると、まるで新語の現象である。*キレクナイ という用例の、これは日本語の促成による修得過程で起こる類推の言葉遣いになるから、*キレカッタ *キレクテという用例の出現にまでなりにくい、すぐにも誤用とわかってしまう。