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ヘイトクライム

2014-03-01 | 日本語どうなるの?
ヘイトスピーチ、ヘイトクライム、相次いでカタカナ語として用いる語となって、予想されうることだが、世情が変わってきた。ヘイトクライムは、1970年代の米国で発生した概念のようだ。Hate crime、憎悪犯罪とは、人種、民族、宗教、性的指向などに係る特定の属性を有する個人や集団に対する偏見や憎悪が元で引き起こされる犯罪行為と説明がある。アメリカ合衆国社会では、1994年ヘイトクライム判決強化法 Hate Crimes Sentencing Enhancement Act of 1994 制定されて、それを制定すること自体に問題があることを指摘する場合があるようだ。ヘイトクライムを検索にかけると、キーワードを示してヒットする。ヘイトクライムに関連する検索キーワード

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ヘイトクライム - Wikipedia
ja.wikipedia.org/wiki/ヘイトクライム‎
ヘイトクライム(Hate crime、憎悪犯罪)とは、人種、民族、宗教、性的指向などに係る特定の属性を有する個人や集団に対する偏見や憎悪が元で引き起こされる犯罪行為を指す。アメリカ連邦公法によれば「人種・宗教・性的指向・民族への偏見が、動機として ...
‎概要 - ‎様相 - ‎各国のへイトクライム立法 - ‎現代日本におけるヘイトクライム



ヘイト・クライム 【へいとくらいむ】
1件の用語解説

知恵蔵2014の解説
元来は、少数民族、社会的マイノリティーへの「憎しみ」に基づく差別犯罪を指す語だが、1992年のロス暴動の際に、ブッシュ大統領(当時)が「憎しみを拭い去ろう」と呼びかけたことからも察せられるように、人種的、差別的動機付けをもつ犯罪、事件のキーワードとして、広く使用される。98年10月、ワイオミング大学の学生が、同性愛者であることを理由に撲殺、死体遺棄された事件は、ヘイト・クライムに関する議論を再燃させ、ヘイト・クライム防止法案制定への動きも加速した。しかし一方で、行為よりも主義、信条を重視した量刑を加えることは、思想・信条の自由を保障した憲法の精神に抵触(ていしょく)するものだとする慎重論も根強い。
( 井上健  東京大学大学院総合文化研究科教授 )




ヘイトスピーチがヘイトクライムになる前に - Global Press - 朝日新聞社 ...
webronza.asahi.com/global/2013122800001.html‎
2013/12/28 - 2013年の流行語大賞のひとつに「ヘイトスピーチ」が選ばれた。米国に住んで10年以上になるが、流行語といえばほのぼのとした言葉と思っていた筆者は、英語圏ではかなり剣呑な響きを持つこの言葉が選ばれたこ.


2013年12月28日
ヘイトスピーチ、世界の事情
人はなぜヘイトスピーチをするのか
アメリカ世相

> 2013年の流行語大賞のひとつに「ヘイトスピーチ」が選ばれた。米国に住んで10年以上になるが、流行語といえばほのぼのとした言葉と思っていた筆者は、英語圏ではかなり剣呑な響きを持つこの言葉が選ばれたことを知った時、日本社会が過去1、2年で相当に変化したことを思い知らされた。

 東京での反韓デモの様子をCNNが放送していた。「デモ隊は、帰れ、出て行け、などのシュプレヒコールを繰り返しています」というアナウンスが流れていた。それが尋常な様子ではないことは、画面からも伝わった。中々ショッキングな光景だった。

 現在、勢いを増すヘイトスピーチを規制せよという声が高まっている。一方で、規制は言論の自由を侵害するものだという反対意見もある。この議論でよく聞かれるのが、米国では言論の自由を重んじヘイトスピーチを禁止していない、という主張だ。

> 竹島問題について自分の意見を言うことは、常識的な範囲内にとどまる限りヘイトスピーチとはまったく無関係だ。だが、「死ね」「殺す」などの言葉の暴力には、「それはルール違反」というコンセンサスが社会にできるまで、私たち一人一人がレッドカードを突きつける必要があると思う。

 なぜなら、ヘイトスピーチの先にあるのはヘイトクライムではないかと危惧するからだ。米国では昨年5790件のヘイトクライムが起こっている。ニュースで激しいシュプレヒコールを聞いていると、いつか悲劇が起こるのではないかと不安でならない。

http://globalpress.or.jp/





東京都内の複数の図書館で「アンネ の日記」の関連図書が破られた器物損壊事件で、米ロサンゼルスに本部を置くユダヤ系人権団体「サイモン・ウィーゼンタール・センター」は20日、日本当局 に加害者を特定し対処するよう求める声明を発表した。エイブラハム・クーパー副所長は声明で、ナチス・ドイツによるホロコースト(ユダヤ人大量虐殺)の犠 牲になった著者のユダヤ人少女、アンネ・フランクが日本で親しまれていることに理解を示し、事件は「偏見と憎悪に満ちた」一部人間の行為と指摘。そのうえ で「(アンネは)ホロコーストで犠牲になったユダヤ人の子供150万人の中で最も知られた代表であり、その記憶を侮辱する組織的計画だ」と述べた。ニュー ヨークに本部を置くユダヤ系のインターネットニュース「タブレット・マガジン」もアンネの写真入りで事件を報道した。
yahoo


米国ロサンゼルスを拠点とするユダヤ人の人権団体サイモン・ウィーゼンタール・センター(SWC)で副センター長を務めるラビ、アブラハム・クーパー氏は、被害に対する衝撃を口にした。
クーパー氏は声明の中で、「これは、第2次世界大戦中のホロコーストで、ナチスに殺害されたユダヤ人の子ども150万人の中で最も有名なアンネ・フランクの記憶を汚すものだ。被害発生が広範囲に及んでいることから、組織的に行われた可能性が極めて高い」と述べた。
SWCは日本の捜査当局に対し、犯罪者の特定・対処に向けた一層の努力を求めており、日本政府も徹底的な捜査を行うとしている。
 間違った自己表現しかできない犯人の正体は、絞り込まれつつある。
CNN Japan-2014/02/22




図書館に続き書店でも「アンネの日記」破損 専門家が分析する犯人像は…
ZAKZAK-2014/02/27
都内の公立図書館で破られた「アンネの日記」

> 「アンネの日記」や関連書籍が破られているのが見つかった事件は、書店にも被害が及んでいたことが明らかになった。損傷が確認されたのは、東京や横浜の図書館で計310冊と、東京都豊島区の「ジュンク堂書店池袋本店」の2冊(27日現在)。不気味な行為を執拗に繰り返したのは、一体どんな人物なのか。

 警視庁目白署によると、書店が事件の報道を受けて21日に店内の書籍を調べたところ、「アンネの日記」2冊がそれぞれ数十ページにわたり破られていた。書店は22日に被害届を出した。

 東京都によると、26日までに都内の公立図書館38館で計308冊の被害が確認され、警視庁は器物損壊容疑で捜査している。

 最初に被害が出たのは昨年2月、豊島区の図書館とみられる。また、最大の被害は杉並区で121冊にものぼっている。

 元神奈川県警刑事の犯罪ジャーナリスト、小川泰平氏は「一番初めの犯行には自宅から離れた場所で及ぶことが多い。その後、被害が杉並区で拡大したことをみると、容疑者は杉並区にかなりの土地勘があると思われる」とみる。

 小川氏によると、本を破るのにはかなりの力が必要なため、性別は男で、年齢は20代後半から30代半ばぐらい。週末の混雑した館内では犯行が目立つことから、平日の日中に図書館へ行ける無職かフリーターの可能性が高いという。

 「横浜市の被害は模倣犯だろうが、書店は図書館でも被害が出た豊島区内のため同一犯だろう。『アンネの日記』やユダヤ人迫害に関する偏見を持ち、執拗さ、執念深さがうかがえる」(小川氏)



http://mainichi.jp/english/english/perspectives/news/20140228p2a00m0na002000c.html

>共同電によると、26日付の中国人民解放軍機関紙、解放軍報は「日本のサイトで『アンネの日記は(事実ではなく)小説だ』とする言論が大量に見いだされる」として歴史否定の動きがあると批判。日記を破いても「記憶を消すことはできない」と指摘した。韓国メディアは、日本にはヒトラーに追随する勢力が少なくないと報じ、在日韓国人などへのヘイトスピーチに象徴される「病的な右傾化現象」との関連に注目している。

 推測は自由だが、犯人像も動機もヤブの中なのに、ここまで言うのはいかがなものか。他国の歴史認識をうんぬんするなら、正確な史実を押さえておくべきである。日本は確かにナチスドイツと同盟関係にあったが、ナチスの再三の要求にもかかわらずユダヤ人迫害に同調することはなかったからだ。

Japan is not, and has never been, anti-Semitic

"The Diary of a Young Girl," written by Anne Frank in her hideout attic during World War II, is read widely to pass down the Nazi persecution of the Jews to future generations. Since January, however, hundreds of copies of "The Diary of a Young Girl" and related books were found vandalized at public libraries and other locations in Tokyo and Yokohama, prompting some critics overseas to link the incidents to a Japanese tilt to the right.

According to Kyodo News, the Feb. 26 edition of China's PLA Daily -- the newspaper of the People's Liberation Army -- pointed out that there is a move in Japan to deny history, citing a large number of opinions on Japanese websites claiming "The Diary of a Young Girl" is a novel. The daily argues that even if the books are vandalized, the memory of the Holocaust cannot be erased.

South Korean media outlets, meanwhile, reported that there are not a few pro-Hitler elements in Japan. They also focused on a possible link between the desecration of the books to what they describe as the "pathological rightist phenomenon" represented by the recent hate speech movements against ethnic Korean and other minorities in Japan.

Speculations abound, but are these suggestions not just a little hyperbolic when the profile and motives of the culprit remain shrouded in mystery? If a country is to criticize another country's understanding of history, it should also be aware of accurate historical evidence. Certainly, Japan was an ally of Germany, but despite Nazi pressure to enact anti-Semitic policies it never supported Germany's persecution of Jews.

In 1938, a meeting of five Japanese Cabinet ministers including the then prime minister, army minister, and navy minister decided on Japan's policy towards Jewish residents of the country and empire. The outline laid out a policy to treat Jews in a fair manner, stating that Jewish persecution ran counter to the spirit of racial equality that Japan had advocated for many years.

Behind the move was a plan to accept Jewish refugees to improve Japan's relations with the United States and bolster the ideology of "hakko ichiu," loosely translatable as "all the world under one roof." But then it's common knowledge that pre-war Japan and Nazi Germany were very different entities, according to Ben-Ami Shillony, professor emeritus at the Hebrew University of Jerusalem.

There are many Japanese whom Jewish people admire as their saviors, such as Chiune Sugihara, a Japanese diplomat who issued visas to Jews during the dark years of Nazis persecution, and Setsuzo Kotsuji, who helped extend Sugihara's visas for Jews after they arrived in Japan. In the recent cases of vandalism against Anne Frank's diary, it was discovered that books related to Sugihara had also been attacked.

It is, however, hard to find anti-Semitism in Japan's history. Even if one is to claim that present-day Japan is leaning toward the right and witnessing a militarist resurgence, it is irrational to argue that that is why Anne Frank's diary was vandalized.

We feel for the Jewish people, who have gone through the Holocaust. The Embassy of Israel in Japan donated copies of Anne Frank's diary and other books to libraries that suffered the recent damage. The Simon Wiesenthal Center, a Jewish human rights organization in the United States, has expressed deep concern and anger over the incidents. It is unclear whether the culprit is Japanese or if the crime was carried out systematically, but we hope that the case is not a deep-rooted one. (By Hiroshi Fuse, Editorial Writer)

February 28, 2014(Mainichi Japan)


社説:視点「アンネの日記」 日本は反ユダヤにあらず
毎日新聞 2014年02月28日 02時30分

 ユダヤ人の少女アンネ・フランクが隠れ家でつづった「アンネの日記」は、ナチスによるユダヤ人迫害を後世に伝える有名な本である。ところが1月以降、東京都内や横浜市の図書館を中心に「アンネの日記」や関連本が破られる事件が発覚し、日本の「右傾化」と関連づける海外の論調も出始めた。

 共同電によると、26日付の中国人民解放軍機関紙、解放軍報は「日本のサイトで『アンネの日記は(事実ではなく)小説だ』とする言論が大量に見いだされる」として歴史否定の動きがあると批判。日記を破いても「記憶を消すことはできない」と指摘した。韓国メディアは、日本にはヒトラーに追随する勢力が少なくないと報じ、在日韓国人などへのヘイトスピーチに象徴される「病的な右傾化現象」との関連に注目している。

 推測は自由だが、犯人像も動機もヤブの中なのに、ここまで言うのはいかがなものか。他国の歴史認識をうんぬんするなら、正確な史実を押さえておくべきである。日本は確かにナチスドイツと同盟関係にあったが、ナチスの再三の要求にもかかわらずユダヤ人迫害に同調することはなかったからだ。

 たとえば1938年、首相と陸軍・海軍大臣などで構成する五相会議が決めた猶太(ゆだや)人対策要綱は、ユダヤ人迫害は「日本が多年主張してきた人種平等の精神に合致しない」として公正に扱う方針を打ち出した。その背景にはユダヤ難民を受け入れて対米関係改善を狙う思惑(河豚(ふぐ)計画)や、世界を一つの家と見る「八紘(はっこう)一宇」の思想もあっただろうが、「戦前の日本とナチスは違います」(ヘブライ大のベン・アミー・シロニー名誉教授)というのが常識だ。

 ユダヤ人に「命のビザ」を発給した杉原千畝(ちうね)、そのビザで日本に来たユダヤ人の滞在延長を助けた小辻節三(せつぞう)など、ユダヤ人が恩人と仰ぐ日本人も少なくない。杉原の関連本も破られたそうだが、日本の歴史に反ユダヤ主義を見るのは難しい。仮に今日の日本が「右傾化」し軍国主義が復活しつつあるとの前提に立っても、だから「アンネの日記」を破る者が出るのだという立論は乱暴である。

 他方、大虐殺を体験したユダヤ人には気の毒だ。在日イスラエル大使館は被害にあった図書館に「アンネの日記」などを寄贈した。米国のユダヤ系人権団体「サイモン・ウィーゼンタール・センター」も強い懸念と怒りを表明した。犯人は日本人なのか、組織的な犯行なのかどうかも不明だが、根の深い事件ではないよう祈りたい。(論説委員・布施広)










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