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大学のプログラム制

2014-07-27 | 斯く書く
大学教育にプログラム制という用語がある。
プログラム制にはそれぞれ大学が用意する理念がありそうで、個別に大学プログラムをみる必要がある。

学部にある講座制、学科制、コース制、そこに伴うプログラム、または専攻の意味合いであるようだが、その組織は学部大講座としてきたかつての大学カリキュラムとは大きな変更がありそうである。

その一つに広島大学のプログラムの構成が比較的にわかりよいので、その説明するところをひいて見た。
ハイプロスペックと商標としての登録まであるので、どこまで参照し紹介できるのかわからないが、ホームページで公開するのだから、まあ、よいのだろうと見ることにする。

その特色には入学後の主専攻に対する副専攻、特別とされるプログラムの選択にある。
これまでの学科専攻の学びを考えあわせてみると、自由度のある選択があると言うことだが、それがまた、とらえがたいようでもある。


広島大学 プログラムの構成
www.hiroshima-u.ac.jp › ... › HiPROSPECTS(R)とは
「HiPROSPECTS(R)」は,主専攻プログラム,副専攻プログラム,特定プログラムの3つのプログラムで構成されています。主専攻プログラムは,全員が登録します。副専攻プログラムと特定プログラムは,希望者のみ登録します。 □主専攻プログラム. 卒業する .


未来でツカエル!夢にツナガル!
 広島大学では,学生の皆さん一人ひとりに応じたよりきめ細かい学習サポートを実現し,教育の質の向上,社会からの信頼に対応するため,「HiPROSPECTS(R)(到達目標型教育プログラム)」を平成18年度から開始しました。
入学時に示す目標以上の知識や能力を,学生の皆さんが身に付けて卒業できるよう,目標への一人ひとりの到達度を学期ごとにお知らせして,それに応じた学習へのアドバイス等を行います。
高度な研究実績,質の高い教員輩出等で各方面から高い評価を得てきた広島大学の教育が,ますます魅力的になりました。

ハイプロスペック
確かな未来が見える 広島大学 到達目標型教育プログラム
*HiPROSPECTS(ハイプロスペクツ:Hiroshima University Program of Specified Education
and Study)は広島大学の登録商標です。(->HiPROSPECTS(R)とは)

構成する3つのプログラム
 「HiPROSPECTS(R)」は,主専攻プログラム,副専攻プログラム,特定プログラムの3つのプログラムで構成されています。主専攻プログラムは,全員が登録します。副専攻プログラムと特定プログラムは,希望者のみ登録します。


主専攻プログラム
 卒業する時に学士号を取得するためのプログラム
 学士号の取得を目的として,教養教育及び専門教育が一貫して編成されたプログラムのことをいいます。
入学した学部・学科等を卒業するために履修するカリキュラム(教育課程)が主専攻プログラムです。
 主専攻プログラムでは,プログラムごとに定められた到達目標に対する到達度の評価を行うため,具体的なチェック項目が設定されています。チェック項目の例として,専攻する分野に関するものはもちろんのこと,その他には問題解決力,コミュニケーション能力,分析力,IT力などが挙げられます。
履修開始時期・・・入学と同時に決まるものと,入学後(1年終了時,またはその後)に選択するものとがあり,決定後に履修が始まります。

副専攻プログラム
 他の主専攻プログラムの内容を学習できるよう編成されたプログラム
 自らの興味・関心に応じて,他の主専攻プログラムの内容を学習することができるプログラムです。副専攻プログラムを履修していることは対外的に証明されますので,就職活動等で自分をPRすることもできます。
 「自分の主専攻プログラム以外の分野もじっくり学んでみたい」そんな場合におすすめのプログラムです。
履修開始時期・・・履修したいプログラムを1つだけ選択して,許可を受けた場合に2年次から履修することができます。

特定プログラム
 特定のテーマに沿って学んだり,資格を取得したりするプログラム
 主専攻プログラムでは専門的に扱わない分野の学習(国際協力に関するものや高度な外国語能力を育成するものなど)や,資格(学芸員や学校図書館司書教諭など)の取得を目的とした内容で編成されたプログラムです。副専攻プログラムと同様に,特定プログラムを履修していることは対外的に証明されますので,就職活動等で自分をPRすることもできます。
履修開始時期・・・履修したいプログラムを選択して,許可を受けた場合に2年次から履修することができます。


「HiPROSPECTS(R)」の大きな特徴のひとつは,これまでにない新しい学習成果の評価方法を導入したことです。
従来から行われている授業科目の成績の評価に加えて,主専攻プログラムで卒業までに到達して欲しい目標(到達目標)に皆さんがどの程度到達しているかを学期ごとに示すようにしました(プログラムごとに定められた到達目標に対する到達度の評価)。



1. ディプロマ・ポリシー(学位授与の方針,プログラムの到達目標)

 日本語教育プログラムでは,日本語を外国語として教える日本語教員をはじめとし,日本語・日本文化について国際社会で説明できる知識と語学力,先入観にとらわれない真の国際感覚と独創性を備え,これからの地域社会で幅広く活躍できる人材を養成します。そのため,本プログラムでは,以下の能力を身につけ,教育課程によって定められた基準の単位数を修得した学生に「学士(教育学)」の称号を授与します。

・日本語教育に関連する基本的な認識を形成し,研究に発展させることができる。
・優れた日本語教育実践を行うことができる。
・国際的な視野を持つとともに学際的な思考を行うことができる。
 

2. カリキュラム・ポリシー(教育課程編成・実施の方針)
 日本語教育プログラムでは,プログラムが掲げる上述の到達目標を実現させるために,次の方針のもとに教育課程を編成し,実施します。
 1年次には,教養科目や外国語科目を履修し,専門教育の基盤づくりを行うとともに国際社会に貢献するための広い視野と能力を培います。また,専門基礎科目である「日本語教育学基礎論」等を履修し,日本語教育に関する基礎的な知識を修得します。
 2年次には,教養科目を引き続き履修して専門教育の基盤づくりを行うとともに,「日本語教育課程論」「日本語教育と文法」「第二言語学習の心理」「比較日本文化学」等の専門基礎科目を履修します。専門基礎科目は『日本語の教育』『日本語学習の支援』『言語の構造』『言語と行動』『表現と文化』『文化の理解』の6分野からなっており,そのうちの4分野以上にわたって履修することで,日本語教育に関する基礎的な知識を広く修得するとともに分野間の理解を深めます。
 3年次には,「学習者言語の研究」「言語の比較と対照研究」「日本の近現代文学」等の専門科目を主として履修し,専門的な知識を修得します。また,「日本語教育海外実習研究」では,海外の協力校で実習を行い,教育実践力を高めるとともに,事前・事後指導を通して実践に対する省察力を培います。
 4年次においては,国内の日本語教育機関において実習を行うこと(「日本語教育実習研究」)で教育実践力と省察力を高めます。また,卒業論文では,本プログラムを通して修得した専門的な知識,技能,能力を活用して独自のテーマに取り組むことで,自ら問題を発見して解決する力を培います。

3. アドミッション・ポリシー(入学者受け入れの方針)
 日本語教育プログラムでは,カリキュラム・ポリシーにもとづく教育課程を履修できる人材として,次のような学生を求めます。
(1) 日本語を的確に理解し,適切に運用できる人
(2) 自分の頭で考え,自分のことばで語り,主体的にコミュニケーションできる人
(3) 日本語だけでなく外国語に対して深い関心と高い能力がある人
(4) 異文化交流の経験を持ち,異文化に対する受容・適応能力が高い人
(5) 日本語を教えることの意義をよく理解し,情熱をもって取り組むことができる人

4. プログラムの紹介と概要
 日本語教育プログラムでは,日本語教員および学際的視野から国際社会に貢献できる人材を養成します。本プログラムでは,『日本語教員養成の新たな教育内容』(文化庁)に必要かつ十分に対応したカリキュラム,すなわち『日本語の教育』『日本語学習の支援』『言語の構造』『言語と行動』『表現と文化』『文化の理解』の各分野に関する基礎的な知識,能力,技能を体系的に履修し,理論と実践の両面を兼ね備えた自己研修型日本語教師を養成します。また,国際交流に関わる企業・諸団体などで活躍する人材や大学院に進学し高度な教育・研究者を目指す人材も養成します。

5. 主専攻プログラムにおける教養教育の位置付け
 本プログラムにおける教養教育は,専門教育の基盤づくりを担い,教育学,言語学,文化学,心理学を含む人文科学・社会科学に関する基礎的知識を修得します。加えて,外国語運用能力を向上させ,現代の国際社会や教育の要請に応える総合的な能力や資質を養います。

6. プログラム到達度評価の方法
 各評価項目に対応した科目による到達度評価の平均値に基づき,入学してからその学期までの到達度評価を担当チューターが付します。その際,科目による到達度評価を数値に変換(B=3,M=2,T=1,N=0)した上で,平均値を算出し,小数点以下を四捨五入して,プログラム到達度評価として,2.01以上をBに,1.51以上2.01未満をMに,0.51以上1.51未満をTに,0.51未満をNとします。

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