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スプリンターネット

2020-11-24 | 新語・社会現象語

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www.yahoo.co.jp のようなアドレスを、我々は毎日目にしている。先頭のwwwが何を示しているのか、もはや気にもしないだろう。もちろんWWWというのは、World Wide Webの略である。
我々は最近まで、ウェブがワールド・ワイドであることを疑いもしなかった。日本にいようが、アメリカにいようが、ドイツにいようが、シンガポールにいようが、www.yahoo.co.jp とウェブブラウザに入力すれば、同じヤフーのウェブサイトを閲覧できると確信できたのである。

(世界拾い読み 八田真行)


https://www.newsweekjapan.jp/hatta/2019/03/post-6.php
インターネットは、国単位で分割される「スプリンターネット」になりつつある. 2019年03月15日(金)13時45分 ...
>しかし、ここ数年で状況は大きく変化しつつある。有名な例として、中国でWikipediaを見ようとすると、政治絡みの一部のページにアクセスできないのはよく知られている。TwitterやFacebook、Googleも中国からは使えない。使えるのはWeiboでありBaiduであり、全くの別世界なのだ。私も先日香港にいたとき、何の気なしにスマホでNetflixを見ようとしたら、日本にいるときとはずいぶん違う番組ばかりが表示されて今更ながら驚いたことがある。トルコからは、そもそもWikipediaにアクセスできなかった。全言語版がブロックされているのだ。
ウェブやインターネットは単一で万国共通のもの、というのは、歴史を振り返ると多分に偶然の産物である。結局のところアメリカという一国が開発を主導したので、たまたまそうなったという面が強い。
1990年代に入ってWWWが生まれ、インターネットが爆発的に普及すると、「サイバースペース」という単一の世界が存在し、それと物理的な世界が対立関係にある、という感覚が広く共有されるようになった。昨年亡くなったジョン・ペリー・バーロウが1996年に発表したサイバースペース独立宣言は、まさにそうした考え方から生まれたものと言えよう。


スプリンターネット (Wikipedia) - ブログokuranagaimo.blogspot.com › 2019/05 › wikipedia
2019/05/30 — スプリンターネット(サイバーバルカン化、インターネットバルカン化とも呼ばれる)は、テクノロジー、コマース、政治、ナショナリズム、宗教、関心などの様々な要因によるインターネットの分化と分裂としての特徴の説明 ...
>この用語は、インターネットに関連するサイバーと、歴史的に言語、宗教、文化に細分されたヨーロッパの一部であるバルカン半島からその名前が由来する現象、バルカニゼーションとのハイブリッドである。


スプリンターネット 分断されるサイバー空間: 日本経済新聞www.nikkei.com › きょうのことば
4 時間前 — 破片を意味する英語の「スプリンター」と「インターネット」を組み合わせた造語。政治や宗教などを理由に、自由なはずのサイバー空間が国や地域間で分断されてしまう状態を指す。

きょうのことばスプリンターネット 分断されるサイバー空間
442文字
破片を意味する英語の「スプリンター」と「インターネット」を組み合わせた造語。政治や宗教などを理由に、自由なはずのサイバー空間が国や地域間で分断されてしまう状態を指す。20世紀にバルカン半島で民族国家が乱立した様子から「ネットのバルカン化」と表現されることもある。

中国では多くの米国発のSNS(交流サイト)やネットサービスを利用できない
ロシアも国内のネット網を世界から遮断する技術を開発した
米国は中国アプリの排除、同じ自由主義陣営の欧州とも個人情報の取り扱いを巡り対立
 企業の集めたデータの移転が制限される可能性が出ている。
米フリーダムハウス 「ネットの自由度」の調査、2020年は「不自由」とされた国の割合が34% 15年に「自由」を逆転し、その差は広がる


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1 コメント

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上に政策あれば下に対策あり (Maria)
2020-11-24 15:36:48
…… というのが民衆です。
さすがに郵便や電話といったメディアを規制することは難しいでしょうし、「完全にインターネットへの接続を遮断する」というのは困難だと思います。携帯電話がつながらなかったら、経済が回りません。
うちらはインターネットの商用化以前に、いわゆる公衆回線(電話回線です)に音声モデム(「アコースティック・モデム」といいます)で、毎秒1200ビットとか2400ビットとかいった通信速度で、いわゆる「草の根BBS」と、その運営者どうしのコミュニティを形成していました。
まぁ、新型コロナウィルスの蔓延の影響下にもあるので、「不自由を楽しむ」というのも悪くはないような気はします。
もちろん、「うちら年寄りは残り時間が少ねぇんだよっ! QOLを下げたくないんだよっ!」という思いはあるわけですが、うちの所長は「昨今の画像ファイルはサイズが大きくていけない。サイズを圧縮して画像の明瞭度を下げないアルゴリズムがどっかにあったんだが、あれは C で書いたから Java で書き直すかなぁ」とか「昔のドキュメント(技術文書)を整理する、ちょうどいい機会だ」とか、「だいたい、言語圏が違うんだからトラフィックの量もおのずと減少するわけで、むしろ言語圏の間のギャップを減らすことを考えたらいいんじゃないか?」とかいった話をしています。
海外のどこぞ国だと「日本のメディア作品による文化的汚染が深刻だ」とかいう話がありますが、このディジタル社会では「どこかかから漏れる」ものだと思っています。
それよりマイクロソフトが GitHub を買収したことのほうを心配したほうがいいんじゃないかなぁ、と思ったりもしています。

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