言語学という。
>諸言語を広く見渡して研究する一般言語学と、個々の言語を研究する個別言語学とがあり、国語学も個別言語学の一つである。
日本大百科
「言語学」noun
1. linguistics
2. philology
博言学として輸入された学問であった。言語学の旧称と見える。
ただ、philology の訳語ともあるので、これだと文献学、Philologie としてとらえる。それをまた書誌学の分野にも見える。
>明治初期にもっぱら用いられたが,明治30年ころから言語学の名が普及し,1899年東大の博言学科は言語学科と改称。 百科事典マイペディア
博言学は大学講座として研究室にも登場した。
>【上田万年】より
…90年さらに言語学を深く研究するため渡欧し,当時言語学の本場であったドイツで,ブルークマンやオストホフらの一流学者のもとに学んだ。94年帰国して,帝国大学教授となり,博言学(当時,言語学をこう呼んだ)の講座をうけもった。98年文科大学内に初めて国語研究室を設けた。… 世界大百科事典
言語学について、言葉学びとすることはない。ことばのまなびと見えて、日本語習得になる。
世界大百科事典
>文献学より
…一般的に文献をあつかう学問をいい,書誌学とテキスト・クリティックを主とするもの,あるいは,中国でいう〈目録学〉の同意語として使用されることもあるが,厳密には,ドイツの古典学者A.ベックの《文献学の総覧と方法論》(1877)にいう〈人間精神によって生産されたもの,すなわち認識されたものを認識すること〉とすべきである。ドイツ語のPhilologieは,ギリシア語philologia(学問好き)から出るが,それがしだいにことばの学問(博言学)に限定され,英語のphilologyはその意味で使用される。ルネサンスの時期に,ギリシア・ローマの古典古代の文献が再発見されると,当時の人文主義者たちにとって,学問とはそれらの文献の研究にほかならず,文献学は古典古代学と等しくなった。…
※「博言学」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
第2言語習得と母語習得から「言葉の学び」を考える
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2016/11/15 — 「教える人・学ぶ人」のための「言語習得研究」入門 「言葉の学び」にかかわるすべての人必携の一冊。第2言語習得と母語習得を比較し、言語習得の ...
デジタル大辞泉より
ぶんけん‐がく【文献学】
《(ドイツ)Philologie》文献の真偽の考証・本文の確定・解釈などを行い、民族や文化を歴史的に研究する学問。書誌学との関連が深いことから、その意に用いられることもある。