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よろふ

2020-05-12 | 万葉語り

とりよろふ 蜻蛉島  
よろふ 鎧をつける装いか  
すると、そう見えるのは、木々の青々とした装飾模様になる  
大辞泉には、
>(物を)まわりにめぐらせて身を固めている意か。他に、草木が茂る、近く寄る、など諸説ある。   
と見えて、村山の,やまぐににひらけた、大和の地であるか。
  山常庭  八間跡能國者

デジタル大辞泉
とり‐よろ・う〔‐よろふ〕 の解説
[動ハ四]語義未詳。とりわけてよいさまであるの意とも、すべてのものが集まり整うの意とも、宮の近くに寄っているの意ともいう。
「大和には群山 (むらやま) あれど―・ふ天 (あめ) の香具山」〈万・二〉

学研全訳古語辞典
天(あま)の香具山(かぐやま)をほめていう語。
出典万葉集 二
「とりよろふ天の香具山」
[訳] ⇒やまとには…。◆用例が引用した歌の一例しかなく、語義未詳の語。上代語。

精選版 日本国語大辞典の解説
[補注]「よろう」が不明なため、諸説ある。(イ)「装(よそ)う」の意で、草木が美しく茂るの意。(ロ)「鎧(よろい)」と同語源で、峰・谷・岩・木などすべてが具足して満ち足りるの意。(ハ)「寄ろう」で、高市岡本宮の近くにそばだつの意。(ニ)「鍪与呂比」〔華厳経音義私記〕から、群山を回りにめぐらして身を固めているの意、など。



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