日本語文法議論23824
主語とするか、主題とするか、subjectの翻訳にも、同じなのか違うのかと、主題がまた題目となって、題目述語構造の文と唱えられて、さらに題述構造といわれる、題述文のようないいかたもあり、主語述語による文の構造について、対比される。主題また題目と述語というようになっている。文の構造に文法的に現れるのは三上学説に拠れば、ーは と見える文である。
題述文とここでは用語にしてウイキペディアの日本語項目にある小項目、題述構造の説明されるところ、次のように始まる。
> 「日本語」の記事における「題述構造」の解説
また、日本語文では、主述構造とは別に、「題目‐述部」からなる「題述構造」を採ることがきわめて多い。題目とは、話のテーマ(主題)を明示するものである(三上章は「what we are talking about」と説明する)。よく主語と混同されるが、別概念である。
続く説明は三上学説の裏返しのように書かれて、象は鼻が―文を解説にあげ、さらには、既知未知論にもおよぶ。わかりにくいのだが、フリー百科の記述で見るような受け止め方が一般も行われているようである。このことは文法的に解説する難しさを検索によるサイト記事などにも見る、それぞれブログで述べているのも日本語に照らして難しい。
さらには、シームとリームの理論解説で、言語学者のハリデーによるという、
>「主題(theme:シーム)」と「題述(rheme:リーム,コメント)」
https://note.com/ysfactory/n/n4c44cccbcf14
とする用語もある。
ーは による文例は、トピックマーカーによると日本語教育では説明する。
話題としての教室での文法用語となる。ウイキペディアの話題の項目に次のように見える。
>日本語などの主題優勢言語では、必ずしもそうでなく(言語によって程度が異なるが)むしろ話題の方が重要である。これらでは話題解説構文(topic-comment frame、あるいは主題題述構文theme-rheme frame)が基本的な構文となる。「象は鼻が長い」などは二重主語文と呼ばれることもあるが、実際には「象は」が文全体の話題語、「鼻が」は述語「長い」に対する主語であり、話題「象は」に対して題述部(あるいは述部)「鼻が長い」をつないだ構文である。また、「民主国家では表現の自由を重視する」のように、主語のない(話題語はある)文もごく一般的である。
日本語の話題マーカーとして代表的なのは助詞「は」である。そのほかに「・・・なら」、「・・・といえば」なども話題マーカーとして用いられる。また、口語では「これ、私が書いたものです」のように文から切り離す方法がよく用いられる。
題述構造は題目と主題によってもその説明の違いがありそうである。話題となればそれは文法用語として何を意味しているのか。トピックセンテンスであれば、センテンス相互の関係構成による文が連続するパラグラフに及ぶことで、説明理解がある。
日本語教育の視点から基礎理論を追求するブログのサイトに、次のように見える。
>⑼<題目—題述構造を、主題—題述構造としたうえで、文の本質とすることの問題点>
題目—題述構造は、「は」の有無に関わらず、どのような文にも見てとれるものである。「は」の入る文にしか「題目」が認められない場合は、三上説が形成した偏見によって、現実の文現象観察が影響を受けた結果である。
https://shyuninchan.hatenablog.com/entry/2019/01/27/135728