主語と文の基本構造 日本語の文法について その10
日本語教育用文法で日本語文の基本文型に3文型プラスアルファがあるととらえる。いわく、動詞文、形容詞文、名詞文にプラスして、…wa…ga構文とする。ここに第1の動詞である存在を表す文型を加えて5つにすることがある。これは動詞文である。先のプラスアルファも文末に述語を置くのでその品詞によって3文型のいずれかに入る。
基本文は述語を分類にしている。それは述語動詞に準ずるものとしている。動詞文に形容詞文と名詞文が準ずるとはどういうことか。その分類は説明されることがないが、形容詞がそれだけで言い切りになって述語になることは注意できるのでその言い方があれば、動詞述語でないものがあるということで、文法構造は動詞文でないものがある説明になる。
述語動詞は格に応じて主格、目的格などを名詞の格とする。その基本構造は動詞の種類によって日本語の文にも分析できる。さきの…wa…ga構文は格を含みもつ文型となり、述語に動詞述語だけではない形容詞述語、名詞述語もあるので格の対応が異なり、形式の命名をした文型である。国語では述語に格を見て述格と言ったりする文法学説もある。
日本語教育の導入文型を、N名詞、V動詞、Aj形容詞であらわして、その順序は名詞文から始まる。次いで形容詞用法、形容詞文、存在文、動詞文となる。1 N1wa N2desu。2 Aj N→Nwa/ga Aj desu。3 Pni Nga arimasu/imasu。4 Nga Vmasu。5 …wa…ga 初級の段階で3文型から基本事項をすすめる。Pは場所を示す名詞である。
中級になると表現の文型が導入される。このそれぞれは会話文として、名詞文の文末には ~です 、形容詞文も ~です を用いている。丁寧な言い方から学習をするので動詞文にも ~ます がつく。ここで学習段階における導入の工夫があって丁寧形の動詞と、名詞に ~です を用いることが、存在を表す動詞の文型に準じていることになる。
形容詞文の ~です も同様となるが、この文型には日本語として使われるようになった経緯があって議論があるところである。~です には存在の動詞にあたるとするのは構文に述語動詞の文を置いて考え方を捉えようとするものであるので、必ずしも ~でありますに相当すると分析をしなくてもよい。名詞述語、形容詞述語を現代語文法にすえる。
その場合に形容詞文の主語とするものは、~が格 になるか、名詞文の主語とするものは、~が格 ではなくて、~は とまず置くことから異なる捉え方があることになり、それぞれに日本語文の主語を新たに考えなければならない。名詞文、~は には主題主語、形容詞文、~が主語には対象格主語を捉えるとよいだろう。
日本語教育用文法で日本語文の基本文型に3文型プラスアルファがあるととらえる。いわく、動詞文、形容詞文、名詞文にプラスして、…wa…ga構文とする。ここに第1の動詞である存在を表す文型を加えて5つにすることがある。これは動詞文である。先のプラスアルファも文末に述語を置くのでその品詞によって3文型のいずれかに入る。
基本文は述語を分類にしている。それは述語動詞に準ずるものとしている。動詞文に形容詞文と名詞文が準ずるとはどういうことか。その分類は説明されることがないが、形容詞がそれだけで言い切りになって述語になることは注意できるのでその言い方があれば、動詞述語でないものがあるということで、文法構造は動詞文でないものがある説明になる。
述語動詞は格に応じて主格、目的格などを名詞の格とする。その基本構造は動詞の種類によって日本語の文にも分析できる。さきの…wa…ga構文は格を含みもつ文型となり、述語に動詞述語だけではない形容詞述語、名詞述語もあるので格の対応が異なり、形式の命名をした文型である。国語では述語に格を見て述格と言ったりする文法学説もある。
日本語教育の導入文型を、N名詞、V動詞、Aj形容詞であらわして、その順序は名詞文から始まる。次いで形容詞用法、形容詞文、存在文、動詞文となる。1 N1wa N2desu。2 Aj N→Nwa/ga Aj desu。3 Pni Nga arimasu/imasu。4 Nga Vmasu。5 …wa…ga 初級の段階で3文型から基本事項をすすめる。Pは場所を示す名詞である。
中級になると表現の文型が導入される。このそれぞれは会話文として、名詞文の文末には ~です 、形容詞文も ~です を用いている。丁寧な言い方から学習をするので動詞文にも ~ます がつく。ここで学習段階における導入の工夫があって丁寧形の動詞と、名詞に ~です を用いることが、存在を表す動詞の文型に準じていることになる。
形容詞文の ~です も同様となるが、この文型には日本語として使われるようになった経緯があって議論があるところである。~です には存在の動詞にあたるとするのは構文に述語動詞の文を置いて考え方を捉えようとするものであるので、必ずしも ~でありますに相当すると分析をしなくてもよい。名詞述語、形容詞述語を現代語文法にすえる。
その場合に形容詞文の主語とするものは、~が格 になるか、名詞文の主語とするものは、~が格 ではなくて、~は とまず置くことから異なる捉え方があることになり、それぞれに日本語文の主語を新たに考えなければならない。名詞文、~は には主題主語、形容詞文、~が主語には対象格主語を捉えるとよいだろう。