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述べる 陳べる

2017-11-04 | 日本語百科
これに加えると、述べる、陳べる、とする、述語があり、陳述があるので、その違いにも言及しなければならないことになる。述べると陳べたてるとなると、表現法の違いがある。陳述は陳べたてて、述べる、となって、言語に普遍でもあるが、それは日本語を意識して、陳述するとは、ことばに出すことの行為である。1. statement 2. declaration この to declare にみる、自分の態度などを表明すること、また明言 言明、説明する、などがあてはまる。陳述として文法論議を呼ぶのも、言語使用の定性を日本語表現での文末にとらえようとしたものである。日本語は言葉にした時点で、不定を含めて、定を表現する言語であるから、そこに陳述を見ることが言語表現の成立となる。わかりやすく言えば、現代語の丁寧表現は話者による陳べたてによる、態度表明をあらわしている。



ウイキペディアより
定性

定性(ていせい、英語:finite)とは意味・機能的概念で、対象が限定されるかどうかを表す要素である。対象が限定されるものを定(definite)、されないものを不定(indefinite)という。

日本語では主題を助詞「は」という文法的な方法で表示するが、主題は意味・機能上、定的か不定特定であることが要請されるため、不定不特定のものは「は」をつけて主題にすることができない。
1a. 太郎が花子と結婚した(こと)→太郎は花子と結婚した。
1b. 見知らぬ人が花子と結婚した(こと)→*見知らぬ人は花子と結婚した。
2a. 太郎が昨日、私の家に遊びに来た(こと)→太郎は昨日、私の家に遊びに来た。
2b. ある人が昨日、私の家に遊びに来た(こと)→*ある人は昨日、私の家に遊びに来た。(但し、対比の解釈では可)
クラス概念(「...というもの」)はその成員が限定されていないため不定である。しかしどの成員に対しても成立つことから特定的といえる。このような場合、日本語では「は」で表示されるが、英語では無冠詞複数形で表現され、フランス語では定冠詞で表される。
3a. 鯨は哺乳類である。
3b. Whales are mammals.
3c. Les baleines sont des mammifères.


ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説
陳述
ちんじゅつ
日本語文法の用語。話し手,書き手が文に表わす断定,疑問,推量,感動,意志,命令,勧誘,呼びかけなどの態度のこと。「いいか?」では終助詞の「か」が疑問を,「いいよ」では間投助詞の「よ」が断定を示し,「これはうまい」は用言が終止形で終っていることが断定を示すと説かれる。




研究社 新和英中辞典での「陳述」の英訳

ちんじゅつ 陳述
a statement
陳述する
state
make [give] a statement
【形式ばった表現】 set forth
冒頭陳述
【法律, 法学】 arraignment.
陳述書
a (written) statement [declaration]
陳述書を提出する
send [hand] in a statement.


https://dictionary.goo.ne.jp/jn/105734/meaning/m0u/

じゅつ【述】の意味
出典:デジタル大辞泉(小学館)
[音]ジュツ(慣) [訓]のべる
[学習漢字]5年
1 のべる。のべたもの。「述懐・述語・述作/記述・口述・叙述・詳述・前述・著述・陳述・論述」
2 前人の事績を受け継ぎ伝える。「紹述・祖述」


「述」で始まる言葉 - 辞書すべて
国語辞書13件
じゅつ【述】
1 述べること。また、述べたもの。「フェノロサ述」 2 漢文の文体の一。人の言行を記述したもの。 3 「述語」の略。「主述の関係」
じゅつ【述】
[音]ジュツ(慣) [訓]のべる [学習漢字]5年 1 のべる。のべたもの。「述懐・述語・述作/記述・口述・叙述・詳述・前述・著述・陳述・論述」 2 前人の事績を受け継ぎ伝える。「紹述・祖述」 ...
じゅっ‐かい【述懐】
[名](スル)《古くは「しゅっかい」》 1 思いをのべること。「心境を述懐する」 2 過去の出来事や思い出などをのべること。「事件当時のようすを述懐する」 3 恨み言をのべること。愚痴や不平を言...
じゅっかい‐ぼうこう【述懐奉公】
不平・不満をもらしながらする奉公。「―身を持たず」〈毛吹草・二〉
じゅつ‐ご【述語】
1 文の成分の一。主語について、その動作・作用・性質・状態などを叙述するもの。「鳥が鳴く」「山が高い」「彼は学生だ」の「鳴く」「高い」「学生だ」の類。 2 論理学で、判断(命題)において、主語に...

類語辞書2件
じゅっさく【述作】
[共通する意味] ★その人が書きあらわした書物。[英] a work[使い方]〔著述〕スル〔述作〕スル[使い分け]【1】「著書」「著作」「著述」「述作」は、書きあらわした書物の意。「著作」「著述...
のべる【述べる】
[共通する意味] ★思うことを言葉にして表現する。[英] to say; to speak[使い方]〔言う〕(ワ五)▽言うは易く行うは難し▽言うに言われない事情がある▽用件を言いなさい〔しゃべる...

和英辞書12件
じゅっかい【述懐】
述懐するrelate one's thoughts [recollections] 彼は昔の幸福な生活を述懐して涙を流したHe wept as he reminisced about the h...
じゅつご【述語】
〔文法で〕the predicate述語の predicative述語動詞 a predicate verb
じゅつごどうし【述語動詞】
a predicate verb
じゅつごの【述語の】
predicative
じゅつぶ【述部】
〔文法で〕the predicate

中日辞書3件
述shù
述べる 陈述 陳述する.
述评shùpíng
[名] 〔篇〕叙述と評論 经济述评 経済論評. ━ [動] 論評する.
述说shùshuō
[名] 述べる,説明する 述说事实 事実を述べる.
日中辞書3件
じゅっかい【述懐−する】
追述 zhuī shù 追叙 zhuīxù 谈心 tánxīn 
じゅつご【述語】
谓语 wèiyǔ 
のべる【述べる】
叙述 xùshù 陈述 chénshù 述说 shùshuō 叙说 xùshuō 

Wikipedia記事検索10件

述語
述語(じゅつご、predicate)とは、
述語論理
述語論理(じゅつごろんり、predicate logic)とは、数理論理学における記号的形式体系群を指す用語で、一階述語論理、二階述語論理、多ソート論理...
述語論理学
このページは「述語論理」へ転送します。
述異記
『述異記』(じゅついき)は、中国の南朝梁の任昉が撰したとされる志怪小説集。2巻。
述語変換意味論
述語変換意味論(じゅつごへんかんいみろん、Predicate Transformer Semantics)は、エドガー・ダイクストラによるホーア論理の拡張であり、その後...




https://ja.wiktionary.org/wiki/%E9%99%B3

(文語)陳ずる/(口語)陳じる
述べる。
言い張る。

熟語
一陳糊
開陳
具陳
重陳状
出陳
初陳状
新陳
新陳代謝
前陳
訴陳
訴陳状
陳朝
陳言
陳謝
陳述
陳述副詞
陳書
陳情
陳状
陳説
陳訴
陳套
陳皮
陳腐
陳奮翰
陳弁
陳辯
陳方
陳法
陳列
陳列窓
追陳
内陳
難陳
陳者
披陳
陳男
陳米
陳生姜




語る、言う 話す
2016-11-04 01:01:17 | まさごと
日本語、言語、この文字使いを見て、語と言語は同じかどうか、そもそも言語とは何かを考える。言と語は、やはり、いう、かたる として、わたしたちにとっては同じものではない。それを熟語にして言語というのは、いう かたる この二つを合わせたものであるのだろう。そうすると、日本語の語は言語をとらえたものであるが、さらに語という、ご としてのまとまりを指すことになる。いう かたる そして、ご である。このそれぞれを、わたしたちは知っている。それに合わせて、話すを、どう見るか。語ると話すの関係でいえば、話すは咄という、これを、はなし としてとらえたのは、文字を当てて、ほかに、お伽噺のようにあらわす場合があって、はなす そのものの意味内容がうかがえる。そうすると、いう かたる そして、はなす という、それぞれを考えてみて、言葉の概念をとらえていかなければならない。これに加えると、述べる、陳べる、とする、述語があり、陳述があるので、その違いにも言及しなければならないことになる。


いわく、かたる、もうす
2016-11-04 04:31:59 | まさごと
いわく、曰く、と書けば、論語の読みであった。のたまわく と読み習わしていあたのだが、のたまう はまた、宣う ともなる。あるいは、いわくつき、となると、これまた、とんでもないことである。かたる を、騙る、とかけば、これはもうただ事ではない。申す、と書けば、謙譲語になったようである。このそれぞれの用法を漢字表記を当てて、その意味の区別を、言う、語る、などと考えることができる。言う には、謂う という表記があり、云う とすることもあるが、謂い とすれば、物言いとなるか、云々とすれば、かくかくしかじかとなる。もうす は、まおす であったから、物申す として、啓白 とあったりする。もうすもうす と言って、もしもし の呼びかけになった。この言葉を日本語読みにして、使い分けをしてきたのである。それでは、曰く についての、言う とはなんであったろう。いうのには いうことには となるのであるが、動詞 いふ の未然形+接尾語 く と解説する、曰く言い難し である。


デジタル大辞泉の解説
いわ‐く〔いは‐〕【×曰く】

《の名詞化。「実は」と打ち明けるべき内容の意》隠れた事情や理由。「曰くのありそうな古時計」
《「い(言)う」のク語法》(副詞的に用いて)言うことには。「古人曰く」
「かぐや姫の―、なんでふ去ることかし侍らむと言へば」〈竹取〉


大辞林 第三版の解説
いわく【曰く】

一[0] ( 名 )
〔 二 の一語化〕
①込み入った事情。わけ。 「何か-ありげだ」

(副詞的に用いて)いうことには。 「先生-、…」
二〔「言ふ」のク語法〕 言うこと。 「たわやめと-もしるく/万葉集 619」
[句項目]
曰く言い難し


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