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日本語教育の語彙32 語彙の説明

2018-09-12 | 日本語教育

語彙論を説明するスライドのサイトである。見ていて、語彙調査のサンプルに唱歌があった。シャボン玉飛んだ を品詞分解している。簡潔にして要を得たもので、ここに再録する。
kycyber.konyang.ac.kr/contents/private/20132/10481A01/7/1/7주차1강.pdf
計量語彙論;語彙の量を統計的な手法で明. らかにする語彙論の分野。 • 語彙調査;語彙の量的な構成を調査すること。 • 調査方法:. 1)全数調査:すべての対象語を調査。 2)サンプリング調査:母集団を抽出される標本調査。 • 調査単位をどうするかの問題: ...




語彙
kycyber.konyang.ac.kr/contents/private/20132/10481A01/7/1/7주차1강.pdf
計量語彙論;語彙の量を統計的な手法で明. らかにする語彙論の分野。 • 語彙調査;語彙の量的な構成を調査すること。 • 調査方法:. 1)全数調査:すべての対象語を調査。 2)サンプリング調査:母集団を抽出される標本調査。 • 調査単位をどうするかの問題: ...


http://kycyber.konyang.ac.kr/contents/private/20132/10481A01/7/1/7%EC%A3%BC%EC%B0%A81%EA%B0%95.pdf

語彙
1)語彙:語の集合である。ある基準や観点によって限られた一定の範囲内に存在する語の総体。
一まとまり。
万葉集の語彙、幼児の使用語彙、
日本語の語彙。
*使用語彙(表現語彙、理解語彙)

語彙の量的側面
• 計量語彙論;語彙の量を統計的な手法で明らかにする語彙論の分野。
• 語彙調査;語彙の量的な構成を調査すること。
• 調査方法:
1)全数調査:すべての対象語を調査。
2)サンプリング調査:母集団を抽出される標本調査。
• 調査単位をどうするかの問題:調査の目的によるのがよい。

シャボン玉/ とん/だ/ 屋根/まで/とん/だ/
• 屋根/まで/とん/で/ こわれ/て/消え/た/
• シャボン玉/ 消え/た/ 飛ば/ず/に/消え/た/
• うまれ/て/すぐ/に/ こわれ/て/消え/た/
• 風/風/ 吹く/な/ シャボン玉/ とば/そ/

• シャボン玉/とん/だ/屋根/まで/で/こわれ/消え/
• 飛ば/ず/に/うまれ/すぐ/風/ 吹く/な/そ/
• 述べ語数:38個
• 異なり語数:17個

基本語彙と基礎語彙
• 基本語彙:言語教育において使用頻度数の多い語のグループ。語の重要性によって決まる。
• 基礎語彙:言語生活を営む上に必要不可欠な語のグループ。主観的、演繹的に選ばれる。

語彙の分類
• 意味による分類:
1.類義関係:類義の関係にある語彙。
例)辞書:辞典。美しい:きれい。(同義語)
2.対義関係:ある面で対立した関係
1)相補関係:例)男:女。表:裏。ある:ない
2)相対関係:例)高い:低い。広い:狭い。
3)視点に基づく対義関係:
例)①上り坂:下り坂。入り口:出口。  ②親:子。先生:生徒
3。包摂関係:上位語と下位語(木と松)

出自による分類
• 語種:語彙をその出自によって分類したもの
1.和語(固有語、大和言葉)
例)馬、梅、寺、島
2.借用語(漢語ー中国から借用、また字音語)
例)①大根、火事、出張   ②神経、哲学、地球(翻訳語)
3.外来語:西洋語から借用された語:
例)タバコ、ガラス(ポルトガル、スペイン語)
*和製英語:マイホーム、ハンドル
4.混種語:和語+漢語(相手+役)、胃カメラ
*湯桶読み:場所(訓+音)
*重箱読み:親身(音+訓)、試合

語構成による分類
語構成とは、語彙を構成する個々の語に付いて、それ以上意味を有する部分に分けられるかどうか、分けられる場合にはどのような性格の構成要素に分けることができるのか、といった類の問題をいう。それについて考える分野を語構成論と呼ぶ。
(例) 山、川、走る、歩く :
それ以上意味を有する部分に分けることのできないもの。
山裾、走り回る、汗ばむ、小高い、うれしさ :
意味を有するより小さい部分に分けられるもの。
語構成論においては、語の構成要素を一般に形態素と呼ぶ。
(例) 「山‐裾」「小‐高い」「うれし‐さ」 :ハイフンで区切られた部分が形態素。

形態素は、語を構成する際の働きに従って、語基と接辞とに大きく分けられる。
語基というのは、語を構成する際に意味的な基幹部分となるもの。
接辞というのは、語基の前や後に付いて語基の意味を補佐したり、文法的な機能を担ったりするもの。また、接辞は語基の前に付く接頭辞と後ろに付く接尾辞とに大きく分けられ、接頭辞は語基に補助的な意味を添えるのが主な役割であるが、接尾辞は意味とともに語基の品詞性を決定する役割をも担うことがある。
例) 深‐さ、深‐み、寒‐がる、高‐まる、高‐める

語構成による分類



単純語(語基) :
海、山、川、食べる、飲む、まだ、もう、すぐ など。

合成語
派生語(語基+接辞) :
素-顔、お‐水、こ‐ぎれい、友‐達、 酒‐屋、春‐めく
複合語(語基+語基) :
紙‐ヤスリ、焼き‐そば、花‐見、飛び‐出す、立ち‐読み


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