0911 川内原発、新基準に初適合
川内原発、新基準に初適合 規制委、火山対策修正せず 中日新聞トップ記事、見出しである。20140911
リードには、原子力規制委員会は十日、定例会合を開き、九州電力川内(せんだい)原発1、2号機(鹿児島県薩摩川内市)の審査結果をまとめた「審査書」を正式決定した、とある。
震災きょう3年半 福島、原発関連死1118人 20140911
記事には、東日本大震災から3年半。福島県富岡町の避難指示解除準備区域にある美容室の時計は、地震発生時刻ごろで止まったまま。傍らを除染廃棄物を積んだトラックが通り過ぎる=10日午後
東日本大震災から十一日で三年半を迎える。東京電力福島第一原発事故に伴う避難で体調が悪化し死亡した事例などを、本紙が「原発関連死」と定義し、福島県内の市町村に該当数を取材したところ、今年三月の調査から半年間で七十人増えていたことが分かった、とある。
秘密法運用案27カ所微修正 廃止求める民意届かず 20140911
記事には、政府は十日、特定秘密保護法の運用基準の素案に対するパブリックコメント(意見公募)に寄せられた意見と、一部修正した運用基準案を公表した、とある。
2014年9月11日
中日春秋
電話で「一一七」の時報を聞く人は以前に比べ、だいぶ減っているそうだ。そうだとは心もとない言い方だが、実は、NTT東日本も利用件数を把握していないので確かなことはいえない。ただ、印象として減っているのは同社も分かっている
理由は説明するまでもない。電話の時報サービスに頼らずとも正確な時間を知る「道具」が増えているせいだ。インターネットや携帯電話の表示。わざわざ電話をかけることもない
時報サービスの切ない使い方を歌った曲があった。<ねえ切らないで なにか答えて>。中島みゆきさんの「ダイヤル117」。この女性は何かに傷つき、孤独に耐えかねたのか、時報サービスの声を聞いている。自分の話を誰かに聞いてもらいたい
国の補助金で運営する無料相談電話「よりそいホットライン」。東日本大震災で大きな被害が出た岩手、宮城、福島三県向けの専用回線への電話は約五十六万件(二〇一三年度)あったという。このうち、自殺に関する相談はおよそ三割を占める。その数字にこちらの心も痛くなる
きょうで震災から三年半になる。「時間が心の傷を癒やす」なんて、被災地以外の人間の思い込みで長引く避難生活は被災者の心の傷を広げ、深くしている
被災者の心の痛みに対し、何ができるかを考えていきたい。誰にだって「時報」ぐらいのことはできるはずである。
川内原発、新基準に初適合 規制委、火山対策修正せず 中日新聞トップ記事、見出しである。20140911
リードには、原子力規制委員会は十日、定例会合を開き、九州電力川内(せんだい)原発1、2号機(鹿児島県薩摩川内市)の審査結果をまとめた「審査書」を正式決定した、とある。
震災きょう3年半 福島、原発関連死1118人 20140911
記事には、東日本大震災から3年半。福島県富岡町の避難指示解除準備区域にある美容室の時計は、地震発生時刻ごろで止まったまま。傍らを除染廃棄物を積んだトラックが通り過ぎる=10日午後
東日本大震災から十一日で三年半を迎える。東京電力福島第一原発事故に伴う避難で体調が悪化し死亡した事例などを、本紙が「原発関連死」と定義し、福島県内の市町村に該当数を取材したところ、今年三月の調査から半年間で七十人増えていたことが分かった、とある。
秘密法運用案27カ所微修正 廃止求める民意届かず 20140911
記事には、政府は十日、特定秘密保護法の運用基準の素案に対するパブリックコメント(意見公募)に寄せられた意見と、一部修正した運用基準案を公表した、とある。
2014年9月11日
中日春秋
電話で「一一七」の時報を聞く人は以前に比べ、だいぶ減っているそうだ。そうだとは心もとない言い方だが、実は、NTT東日本も利用件数を把握していないので確かなことはいえない。ただ、印象として減っているのは同社も分かっている
理由は説明するまでもない。電話の時報サービスに頼らずとも正確な時間を知る「道具」が増えているせいだ。インターネットや携帯電話の表示。わざわざ電話をかけることもない
時報サービスの切ない使い方を歌った曲があった。<ねえ切らないで なにか答えて>。中島みゆきさんの「ダイヤル117」。この女性は何かに傷つき、孤独に耐えかねたのか、時報サービスの声を聞いている。自分の話を誰かに聞いてもらいたい
国の補助金で運営する無料相談電話「よりそいホットライン」。東日本大震災で大きな被害が出た岩手、宮城、福島三県向けの専用回線への電話は約五十六万件(二〇一三年度)あったという。このうち、自殺に関する相談はおよそ三割を占める。その数字にこちらの心も痛くなる
きょうで震災から三年半になる。「時間が心の傷を癒やす」なんて、被災地以外の人間の思い込みで長引く避難生活は被災者の心の傷を広げ、深くしている
被災者の心の痛みに対し、何ができるかを考えていきたい。誰にだって「時報」ぐらいのことはできるはずである。