源氏物語を読んで何を得るか。宮廷のささめごと、古女房の伝える素性である。素性が知れるとは、その語によって、すじょう 素性、素姓、素生、種姓 であって、まさに血筋、家柄、また、生まれ、育ちなのである。グーグル検索による。その次に見える、伝わった由緒であるとする。例文に、素性正しい名器というのも、この語が語るところである。いまにおもえば、すじょうをしる、というのは、辞書義にあるような、三省堂 大辞林 > ①人の生まれた家柄や血筋。生まれや育ち。 「 -が知れない」 「氏(うじ)-」、②人の生まれ育った境遇や歩んできた道すじ。 「 -を明かす」、③物の由緒や由来。 「 -のはっきりしない刀」 〔本来は「種姓」で,スは「種」の呉音〕 そ せい 本来の性質、すじょう、なのである。その素性を持つこと、源氏姓を賜ることがまた、限られた物語であるゆえんである。平氏物語があればそれも同じことであったか、しかし古典文学作品のその名は平家物語である。かたや女房の語り伝えならば、かたや琵琶法師の弾き語りである。
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