現代日本語百科   けふも  お元気ですか

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おみまい申します

2023-01-09 | まさごと

連休が終わる、6日に寒入りをしているので、もはや、寒中お見舞い申します の挨拶である。
はて、みまう は、なぜに 見舞う と書くか。
見回るとも関連があるなら、見る ことが原義となるように考えてみて、この、まう はどうか。
古語では、まふ と見える。
>み‐ま・う[‥まふ] 【見舞・見廻】
辞書の用例を見ていると、口語の採録に見える語である。
また、見まい者、見まい人、見舞客というように、訪問者の語も見える。

みまふ 





放送現場の疑問・視聴者の疑問
「大雪に見舞われ・・・」という言い方は好ましい?
2000.02.01

先日、山陰・北陸を中心にした大雪のニュースが伝えられていましたが、こうした時、「大雪に見舞われ・・・」という言い方も聞きます。「見舞う」ということばの意味からも好ましくないのではないでしょうか。
「見舞う」には、「よくないこと・好ましくないことが襲う」という意味もあることから、「大雪」などの時に、慣用的に使われてきました。
しかし、放送では乱用は避けて、できるだけ具体的に表現するようにしています。

日本国語大辞典より
(1)警戒・監督・見物などのために見回る。巡視する。
*古活字本毛詩抄〔17C前〕一「夙夜は前の夜の事濯漑は前日の夕に見まうぞ」
*玉塵抄〔1563〕四「都護は官の名なり、そこの国郡を護してみまうやうなことぞ」
*天草本伊曾保物語〔1593〕貪欲な者の事「ソレモ ナヲ ウタガワシュウテ マイニチ ソノ トコロニ イッテmimota (ミマウタ)」
*虎明本狂言・水掛聟〔室町末~近世初〕「此間は某もすこしも隙が御ざらぬに依て、さくもみまふたことが御ざなひ」
*俳諧・犬子集〔1633〕一四・雑上「そろそろとふり分髪やのびぬらん 小馬かひ置見まふたびたび」
*続春夏秋冬〔1906~07〕〈河東碧梧桐選〉冬「革足袋や建前見舞ふ木工頭〈六花〉」
(2)訪問する。挨拶に行く。とぶらう。
*玉塵抄〔1563〕九「吾は仙人になったれば死いで千年してまたふる里えきてみまうたぞ」
*日葡辞書〔1603~04〕「Mimai, o, ota (ミマウ)〈訳〉自分で、または代理で訪問する」
*天理本狂言・塗師〔室町末~近世初〕「越前の一条と申所に弟子を持て御ざあるが、一だんしあわせがよいと申ほどに、見まわうと在る」
*浄瑠璃・博多小女郎波枕〔1718〕上「コリャ欲いち、表の二階に宰府の源様が来てござる見廻ふたか」







                   
                        
                       


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