みまいます
見舞い申す
もうす
まおす
申します
ま・す【▽申す】
[動サ四]動詞「もうす」の音変化。または、「う」の無表記か。
お …ます
(間に動詞連用形を入れて用いる)
お …申(もう)す
(間に動詞連用形を入れて用いる)
相手に対する自分の側の動作に用いて、「言う」または「する」の意で謙譲の気持を表わす。
日本国語大辞典より
動詞の連用形に付いて、改まった気持で丁寧に、また、堅苦しく言うのに用いる。
*説経節・説経苅萱〔1631〕上「ただいまときたてひろめ申候ほんちは」
*歌舞伎・唐崎八景屏風〔1703〕二「然らば伏見にゐ申す」
*浄瑠璃・心中宵庚申〔1722〕上「こりゃ尤、イヤ尤あやまり申たあやまり申た」
語誌
〔二〕の補助動詞としての用法は、中世においては、「奉る」「参らす」とともに多く用いられた。近世前期上方では、武士ことばであったが、丁寧語としての「申す」は東国方言として意識されていたらしい。幕末には衰退し、それと入れかわりに、「お…いたす」が多く用いられるようになった。