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歴史は書き変えられる

2018-01-19 | 思い遥かに
中国のニュース、歴史教科書から、文化大革命、1966~76年の記事、教科書から消えるという。かの国の国策から言えば、そういうこともありなん、と、くわしく見れば、中学2年向けの教科書で、文化大革命の10年、というのがあったそうだが、その項目が削除された。インターネット上で、新しい中学2年生向け歴史教科書の画像が流出してっわかったそうだから、メディアの様子も知れる。いわゆる文革と、ちょうど日本の学生運動にも、造反有理という標語など、影響していたから、歴史に埋もれるころとなったかと、思わないでもない。その50年が2016年であったと、半世紀をあらためて考える。新聞記事には漫画で解説するページの紹介があり、出来事のイメージが色あせている。ネットで批判があり、中国の国内でも、文革が公式には報じられないもので、この様子を知れば彼我の違いもあろうかと思う。


中国
教科書から「文化大革命」消える ネットで批判噴出
毎日新聞2018年1月16日 10時45分(最終更新 1月16日 10時50分)

出版社が釈明
 【北京・河津啓介】今年3月から中国の中学校で使用される歴史教科書から、中国社会を大混乱に陥れ、多くの犠牲者を出した「文化大革命」(1966~76年)の項目が削除されることが明らかになった。教訓を忘れさせる行為として国内で批判が上がり、出版社が釈明する事態に発展した。

<漫画で解説>文化大革命とは

 今月に入って中国のインターネット上で、新しい中学2年生向け歴史教科書の画像が流出。旧版にあった「第7課 『文化大革命』の10年」との独立した項目が削除されていた。文革の記述は前の項目に吸収される形で残っているものの、新版では「動乱と災難」の見出しが消え、「人の世に順風満帆な事業はなく、世界の歴史は常に曲折の中で前進してきた」との文章が追加された。

 ネット上では「自らの子孫に真実を教えないなんて」「今は緩やかな『文革』のような感覚だ」「いつも日本の歴史教科書を批判しているのに、自ら同じことをしている」との批判が上がった。

 出版元の人民教育出版社は10日に声明を公表し、文革は別の項目の一部として「重点的に記述している」との釈明を迫られた。批判的なネット上の論評や書き込みなどは当局から削除されて閲覧できなくなっている。

 中国共産党は公式に文革を否定しているが、習近平指導部は党の負の歴史が一党独裁体制を揺るがしかねないとの警戒を強めている。歴史教育の方針は党が中国の発展に貢献した側面を強調する色彩が濃くなっている。2016年の文革発動50周年の節目も主要メディアはほとんど取り上げなかった。

文化大革命
 中国で1966年から毛沢東死去の76年まで続いた政治運動。毛沢東が権力奪還を狙って発動したとされる。「紅衛兵」と呼ばれる若者を中心とした大衆動員により、政治指導者や知識人、宗教者らが攻撃を受け、文化遺産が破壊された。政治迫害などの被害者は「1億人」とも言われる。中国共産党は81年、文革を全面否定する「歴史決議」を採択したが、今なおタブー視されている。


https://mainichi.jp/articles/20171229/k00/00m/040/144000c
龍馬
教科書から消えるぜよ 脱暗記へ教員研究会提案

 高校や大学の教員らでつくる研究会が、高校の歴史教科書に収める用語を半分に絞る「精選案」をまとめた。暗記中心になっていた歴史の学習を、思考力を育てる内容に変えるのが狙いだ。精選案には人気のある坂本龍馬や上杉謙信、武田信玄らが含まれておらず、波紋も広がっている。

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