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ミサイル防衛

2017-11-29 | 思い遥かに
>ミサイル防衛とは、主に弾道ミサイルに対しての防衛システムについての総称である。

ミサイル防衛(Missile Defense = MD)あるいは弾道ミサイル防衛(Ballistic Missile Defense = BMD)とも呼ばれ、各種の技術、兵装の総称でもある

>ミサイル防衛は核ミサイルが誕生した時点で考えられたもので、当初はABMとも呼ばれた。当初の方法としては単純至極で、大気圏上層、あるいは軌道上で核爆発により相手の核ミサイルを迎撃しようという方法だった。とはいえ米ソ間のABM条約は相互確証破壊(MAD)の概念そのものを崩すモノだったので、当初は規制(ABM条約)が作られることになる。

>(弾道)ミサイル防衛は三つの段階(フェイズ)に区切られて考えられており、それぞれ対応する兵器システムが存在する。

■ブースト・フェイズ (上昇段階)
ミサイルが発射され、大気圏外に出るまでの間を指す。
ここでの防衛方法で現在開発中なのは空中発射型レーザー(ABL)及び運動エネルギー迎撃弾(KEI)があげられる。
ABL搭載のテスト機であるAL-1(B-747の機体をベースにしたもの)が開発されていたが技術的にも難航したものの2010年2月、実際AL-1が試射された弾道ミサイルの撃墜テストに成功。成果をあげつつあったのだが、2011年12月、AL-1の開発は中断(モスボール保存)されることが決定。ただし、レーザー兵器の研究開発は続行するとのこと。
KEIは後述するSM-3よりも大型の12m強のミサイルで、運動エネルギーを用いた直撃破壊を目指しているが、現在これも開発中のためどうなるか先行きは不透明。陸上、海上からの発射を可能にする模様。
■ミッドコース・フェイズ (中間段階)
ミサイルが大気圏外に進出し、宇宙空間を飛び最終落下にいたるまでの慣性飛行段階を指す。
現実的にはこの段階での迎撃が一番理想的(ミサイル探知、付随被害の防止の観点から)であり、現在、イージス艦に搭載するスタンダード対空ミサイルをベースに開発されたSM-3ミサイルが実用化されつつある。イージス艦にBMD能力を付与することによって運用可能になるミサイルで、現在、SM-3は日米共同開発によるブロック2が各種迎撃テストの続行中。旧型のブロック1-Bが制御不能のまま落下中の衛星を撃墜するという「実戦」で見事クリア。BMDの中核ともいえる存在になっている。
また後述するGBI(Ground Based Interceptor)ミサイルの代替として、SM-3の地上発射型システムの開発が行われることが最近決定した。[1]
■ターミナル・フェイズ (終末段階)
ミサイルが目標に対して大気圏外から再突入し、命中するまでの間を指す。
この段階での撃墜は付随被害を発生させるが、背に腹は変えられないといったところ。また高速で落下する弾頭部に対して被害を与えるには技術的障害も大きい。
大気圏上層(成層圏より上)の撃墜はTHAADミサイル、それより下に突入した段階ではパトリオットPAC-3がその役目を負う。

以上は、
http://dic.nicovideo.jp/a/%E3%83%9F%E3%82%B5%E3%82%A4%E3%83%AB%E9%98%B2%E8%A1%9B


まとめ読み「NEWS通」

http://www.yomiuri.co.jp/matome/20170416-OYT8T50000.html
北がミサイル発射~新型ICBM「火星15」か(11月29日)
> 北朝鮮は29日午前3時18分頃、同国西部の平城ピョンソンから弾道ミサイル1発を発射した。ミサイルは53分間、約1000キロ・メートル飛行し、同4時11分頃に青森県西方の沖合約250キロ・メートルの日本の排他的経済水域(EEZ)の日本海に落下した。最高高度は4000キロ・メートル超と推定され、通常より高い角度で打ち上げる「ロフテッド軌道」で発射したとみられる。小野寺防衛相は「過去最大級の高さまで達しており、大陸間弾道ミサイル(ICBM)と判断すべきだ」と分析した。

 北朝鮮による弾道ミサイル発射は9月15日以来で、今年に入って15回目。日本のEEZ内に着水するのは7月28日以来で、通算で7回目。トランプ米政権が今月20日に北朝鮮を「テロ支援国家」に再指定したことへの反発とみられる。

ミサイルの発射予告はなかった。航空機や船舶への被害や国内への落下物は確認されていない。迎撃措置はとらなかった。

 北朝鮮は同日、新型のICBM「火星15」の試験発射に成功したと発表した。通常軌道で発射した場合、米本土全域に届く可能性があることから、米国は危機感を強めており、朝鮮半島情勢は緊迫の度を増しそうだ。

ミサイル発射の経緯

2017年
9/15 弾道ミサイル発射。北海道の上空を通過
8/29 弾道ミサイル発射。北海道の上空を通過
8/26 短距離ミサイル3発を発射
7/28 深夜に弾道ミサイル発射
7/4 弾道ミサイル発射
6/8 日本海に向け、地対艦ミサイル数発を発射
5/29 弾道ミサイル発射。日本のEEZ内に落下
5/21 弾道ミサイル発射。日本のEEZ外に落下。北極星2型か →成功。実戦配備を指示
5/14 弾道ミサイル「火星12」を発射。日本のEEZ外に落下。防衛省は高度2000キロを超えたと推定→通常角度で発射した場合、射程は約4500~5000kmに →射程伸ばす。弾頭の大気圏再突入に成功したとの報道も
4/29 弾道ミサイル発射。失敗。北極星2型か
4/16 弾道ミサイル発射。失敗
4/5 弾道ミサイル発射。失敗
3/22 弾道ミサイル発射。失敗
3/6 中距離弾道ミサイル「スカッドER」(射程約1000km)と推定される4発を発射。うち3発が日本のEEZ内に落下 →命中精度向上
2/12 新型弾道ミサイル「北極星2型」を日本海に発射 →固体燃料を使用し移動式発射台からの発射に成功。即応力、奇襲力高める

2016年
9/5 中距離弾道ミサイル「ノドン」(射程約1300km)3発発射。約1000km飛行し、日本のEEZ内に落下 →移動式発射台から連続発射し、ほぼ同地点に落下。奇襲能力、命中精度向上
8/24 潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)発射。約500km飛行 →SLBM最低射程の300kmを初めて超える
6/22 中距離弾道ミサイル「ムスダン」(射程2500~4000km)と推定される2発を発射。1発は150km飛行し空中爆発。もう1発は400km飛行 →初成功
4/23 SLBMを発射
2/7 長距離弾道ミサイル「テポドン2改良型」発射

北朝鮮の過去の核実験
2006年10月9日 1回目 プルトニウム型 金正日体制
2009年5月25日 2回目 プルトニウム型
2013年2月12日 3回目 「小型化に成功」と主張 金正恩体制
2016年1月6日 4回目 「水爆実験に成功」と発表
2016年9月9日 5回目 「核弾頭の威力を判定」と発表
2017年9月3日 6回目 最大規模の核実験か

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