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格関係

2017-07-19 | 日本語の謎、なぞ
Q:「格助詞」「格変化」などと言うが、「格」の意味がわからない。―― 核は文法用語として用いる。国語文法で格助詞として、付属語の中から取り出した名称は、名詞につく、ほかの語との関係を表わすと、なるが、それをわからないとすれば、その説明でとらえきれないからである。何がわからないか。名詞につくとの膠着現象を形態からとらえる日本語である。それをもって、格変化がどうなるかとなれば、その格変化を知ればよい。しかし、その変化形が名詞によるものとなれば、これは国語にある説明では難しい。なぜなら、国語の名刺は変化しないからである。外国語の学習で、中国には変化がないので、そのように思っていたら、英語の名刺に格変化があることをかろうじて学習する。かろうじてというのは、名詞の変化には複数形になる、それだけでは、わからないが、代名詞の変化に、主格、所有格、目的格と、それを知り、格変化とはなにかをそれ以上には説明を受けない。英語を学習する段階で名詞の確変吾kをとらえることは困難であるから、格変化が文法範疇で、性、数、格となったそれぞれに起こる現象とわかる、英語のほかに系統を同じくするドイツ語を学習して、その変化を知るようになる。

そこで、格助詞、格変化をわかるために、その関係をとらえることになる。洋語で、格関係とおいてみる。すると、その基本は述語、その部分になる動詞との関係と理解することができる。

http://www.nihongokyoshi.co.jp/manbow/manbow.php?id=619&TAB=2
日本語教師のページ

格関係
言語一般<言語の構造一般>
述語と名詞句の関係の一つ(ほかに統語関係や意味関係がある)。日本語や朝鮮語では格関係は格助詞(が、を、に、など)で表される。インド・ヨーロッパ語族などの屈折言語では名詞が語形変化することによってその格が示される。英語では代名詞がその名残りで、例えば "he" は語形全体が「彼」という実質的な意味と日本語のガ格に相当する主格という格を表している。また中国語などの孤立語では格は基本的に語順(例:動詞の直前が主格)で表される。


英語に格変化があったという、その説明を知る。


http://www.ravco.jp/cat/view.php?cat_id=5014

column:格の歴史的変遷

*古英語[Old English 700-1100] の格 
   古英語において、名詞の格は、主格、対格、与格、属格の4つが存在しており、それぞれ名詞そのものの形を変えて表現していました。(但し、主格と対格は同じ形)
主格「~は、が」:主語の働き
与格「~に、~へ」:間接目的語・to 人 等の働き
対格「~を」:他動詞の直接目的語
属格「~の、~から」:所有格・分離等の働き
 例:中性名詞 word (単数形)の格変化:主格 - word / 対格 - word / 与格 - worde / 属格 - wordes

*中英語[1100 - 1500]の格
   中英語では、上記4つの格は一部統合されます。主格はそのままですが、対格と与格は現在の目的格一つになり、与格は、間接目的語以外の働きは、前置詞+名詞に置き換えられました。属格(~の)は、所有・所属を表すもの(現在の所有格[-'s])以外は、ほとんどが of + 名詞 の形へと置き換えられ、上記の 属格 は、 wordes → of word と形を変え現代に至っています。



デジタル大辞泉の解説
かく‐じょし【格助詞】
助詞の種類の一。体言または体言に準ずるものに付いて、それが文中で他の語とどんな関係にあるかを示す助詞。現代語では、「が」「の」「を」「に」「へ」「と」「より」「から」「で」など。古語では、「が」「の」「を」「に」「へ」「と」「より」「から」「にて」など。


大辞林 第三版の解説
かくじょし【格助詞】
助詞の一類。体言または体言に準ずる語に付き、その語が他の語に対してどのような関係に立つかを示すもの。「花が咲く」「学校へ行く」の「が」「へ」など。口語では「が」「の」「を」「に」「へ」「と」「より」「から」「で」など、文語では、これらのほかに「にて」「して」などがあり、さらに、古くは「つ」「ゆ」「ゆり」「よ」などもあった。


>格助詞は、主に名詞について、その名詞と他の語(他の名詞、あるいは、述語としての動詞・形容詞)との意味関係を示します。 以下、助詞ごとに用法を説明します。 (1)山田さんが本を読みました。 ¶日本語では、存在するもの、感情の向かう対象も「が」で表わします。
日本語 文法 格助詞:解説 - 東京外国語大学
www.coelang.tufs.ac.jp/mt/ja/gmod/contents/explanation/053.html


世界大百科事典内の格助詞の言及
【格】より
…しかし,一方,そのような関係が単語といえるものによって表される場合にも,〈格〉という用語が使われることがある。たとえば,大まかにいってある動作の向かう対象を表す,日本語の〈を〉などは〈格助詞〉と呼ばれる。さらに,上述の関係それ自体を,それがどういう手段で表されるものであれ,〈格(関係)〉と呼ぶ考え方がある。…
【助詞】より
…前件が後件の事物への限定であることを示す。(4)格助詞 体言にのみついて用言に続く(花ガ咲く,花ヲ見る,都ニ住む,都ヘ上る,都カラ下る)。前件の事物が後件の作用に対して主・目的・場所・道具等々であることを示す。…
※「格助詞」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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