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日本語の意味

2013-07-02 | 現代日本語百科2025
日本語の意味

日本語の意味という語にいつも思うことがある。なぜ意味なのか。漢字を取り入れて意味というのは意義でもあり語義となる。漢字には形音義の要素があるのでその義と意味とがどういう関係か気になるようだ。語意でもよいし、この意は意味となるのだろうか。意味の表すところを示すことができればまずは解決しそうだ。定義、多義など語構成要素となる義は語にかかわるようだ。

意味と意義のことは語のほかに物事にも現れる。人生の意味、人生の意義と言ってみて同じようでありながら違ったことを表すようでもある。人生が人の生きることであるなら意味の方は生きている実践そのものを感じさせるし、意義の方はその実践にある核となるようなことを捉えようとしている。辞書は、固有の重要なという、次のような解説をする。大辞林第3版、意義の項目、②にある注意である

①ある言葉によって表される内容。特に,その言葉に固有の内容・概念。 「言葉の形態と-」
②物事が他との関連において固有にもつ価値や重要性。[類義の語に「意味」があるが,「意味」は言語や行為によって示される内容,また物事が持つ価値をいう。それに対し,「意義」はある言葉が表す内容,また,物事が他の物との関係において持つ固有の重要な価値をいう〕 http://kotobank.jp/word/意義

日本語の意味は言葉や表現の内容を捉えている。音声と意味の関係といったようになる。音声と意義の関係と言うとすると違ったこと指し示す。これについては言語記号を説明する用語として音声形式と意味内容となったもので、言葉について意味があるとなる。さきの音声と意義というと同じ語を求めても漢字の語義を捉えようとする。言葉と語のそれぞれを言い分けているかのようである。

意味にはなぜ味があるのか。この文字がついているだけで言葉のことになる。さきのように人生の意味として物事を言うので意のあるところに味がつく。人生の意義だと語についてまず捉えようとするが意のあるところに義があってさきの辞書のように固有の重要な価値をほかの人生の意義との関係で取り出して言うようである。意が何で味がつくか義がつくか、その語の成立を知ることになるだろう。

日本語の意味はいまや意味論としての分野を一方で展開している。これまた意義論と言うのはない。ただ人生の意義論となると言いそうであるが、この語との関連に及ぶ。 「意義論」に近い用語を選ぶと、
意義 | 没意義 | 有意義 | 意義学 | 意義素 | 無意義 | 意義符 | 注意義務 | 意義深い | 神義論
と言うのを挙げている。これは、kotobank > 意義論 による検索結果である。

意味というのは漢語に由来する。意と味とこのふたつの文字はそれぞれに人間の内面とその表れを示す。語義を見ると、意は、会意。「心」+「音」(口の中に含む)。おもい。こころ。おもう。かんがえる。味は、会意形声。「口」+音符「未」。「未」はこずえを意味し、微妙な違いを表す(藤堂)。新芽の味わい(白川)とも。(あじ)飲食物を口に含んだときの感覚。また義については、会意形声。「羊」+音符「我」。「我」はのこぎりであり、羊を神などに供える(「犠」)ためのこぎりできちんと分けること。「きちんと分ける」こと又は「神に捧げられたもの」の意から、「ただしい」の意が生じた。 http://ja.wiktionary.org/wiki


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