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文章、文体

2017-12-30 | 日本語文章
文は文法論議の翻訳概念である。近代以降の国語分析に文法単位となって、文の規定をする。文、そのものをもって、字義にするならば、あやであり、書き表されたものである。それを文章とする語は、文体の一つであった。



中国文学
www.pstchina.cn/rw/zgwx.asp?id=148
宋代以後には書の最後につけられるものは「跋」と呼ばれるようになった。 奏議類 - 臣下が皇帝に奉る上奏文。論説文の一種。「章」「奏」「表」「疏」「議」「上書」「封事」など。 書説類 - 「書」は書信による議論を、「説」は口頭による議論を表す。「書」には「論~書」「与~書」「答~書」といった題が付けられる。「説」は戦国時代の説客が諸国の君主に遊説したものを分類する。『春秋左氏伝』『国語』『戦国策』、西漢の劉向『説苑』など。 贈序類 - 唐代、送別会ではなむけに人々が詩を作りあったが、それを1巻にまとめて序をつけた。


https://okjiten.jp/kanji170.html
漢字・漢和辞典-OK辞典⇒⇒⇒「文」という漢字

意味
①「あや」(同意語:綾)
 ア:「物の表面に現れたさまざまな形や模様。特に、
    線が斜めに交わった模様。ぶん。もん。」
    (例:美しい壺の文、文飾、文様)
 イ:「特に苦労した言葉の言い回し。何通りにも解釈できるような
    表現・複雑な言い回し。」(例:言葉の文)
 ウ:「表面的には見えないが、辿(たど)ると見えてくる社会や
    世の中の入り組んだ仕組み」(例:歴史の文)
②「ふみ」
 ア:「書物(書いた物)。ぶん。」(例:文書、文面)
 イ:「手紙」(例:恋文)
 ウ:「学問。芸術。ぶん。」(例:文武両立、文化)
 エ:「漢詩(中国の詩)」
③「飾り」、「外見を美しく飾る事」(例:文飾)
④「彩り」
⑤「外見の美」(例:文質)
⑥「言葉を写す記号」(例:文字、説文)
⑦「言葉。言葉を写す記号連ねた物」(例:文句、文章、呪文)
⑧「現れ」、「現象」(例:天文)
⑨「すじ(筋道)」(例:文理)
⑩「のり(法律、規範(手本)、おきて、決まり、制度)」(例:文吏、文法)
⑪「礼儀」
⑫「美しい」、「雅(みやび)やか」(例:文雅)
⑪「仁徳(他人に対する思いやりの心)」
⑫「飾(かざ)る」
⑬「入れ墨をする」
⑭「もん」
 ア:「穴あき銭。江戸時代の最小単位の通貨」
 イ:「たび(足に履く袋状の履物)・靴などの大きさを表す単位。
   一文は、2.4cm」

象形文字です。「人の胸を開いてそこに入れ墨の模様を描く」象形
から「模様」を意味する「文」という漢字が成り立ちました。
※漢字が誕生した紀元前17世紀頃、中国では墨(入れ墨)という刑が
すでに存在していました。(紀元前に孔子が編集した「書経」より)


しょう【章】の意味
出典:デジタル大辞泉(小学館)

[音]ショウ(シャウ)(呉)(漢) [訓]あや

[学習漢字]3年

1 文字でつづった文。「玉章・詞章・断章・文章」
2 資格・身分などを示すしるし。「印章・記章・勲章・校章・褒章・帽章・喪章 (もしょう) ・紋章・腕章」
3 文や音楽の一区切り。「章句・章節/楽章・終章・序章」
4 箇条書きにした法令。「憲章・典章」

[補説]原義は、はっきりとしたあや・しるし。
[名のり]あき・あきら・き・たか・とし・のり・ふさ・ふみ・ゆき

[難読]周章 (あわ) てる・章魚 (たこ) ・玉章 (たまずさ) 


https://okjiten.jp/kanji508.html
漢字・漢和辞典-OK辞典⇒⇒⇒「章」という漢字

意味
①「あや(模様)」、「美しい模様」、「飾り」、「いろどり(配色)」
②「しるし」(例:記章)
③「はん」、「はんこ」(例:印章)
④「明らか、明らかにする=彰」(例:表章=表彰)
⑤「あらわれる」、「あらわす」
⑥「楽曲の一節」、「首尾の完結した一段落」(例:楽章)
⑦「詩文の一節。首尾がそろい、意義のまとまっている
  文章のひと区切り」
⑧「ふみ」、「文書」、「文章」
⑨「区切り」、「区別」
⑩「のり(法律、おきて、規範)」、「手本」
⑪「旗」
⑫「形」
⑬「殷代の冠の名」
⑭「文体の名前」(上奏文(じょうそうぶん)の1つ)
⑮「古代の暦法で、十九年をいう」

象形文字です。「墨だまりのついた大きな入れ墨用の針」の
象形から、「美しい模様(彩-あや)・しるし」を意味する「章」という
漢字が成り立ちました。


文章

文章は文と同義で用いられる、と言えば、それは文そのものを文章と呼ぶ場合である。文法用語に、その説明をする日本文典に見えるのは、広日本文典、大槻文彦による、草野清民による文法篇である......



文章は文と同義で用いられる、と言えば、それは文そのものを文章と呼ぶ場合である。文法用語に、その説明をする日本文典に見えるのは、広日本文典、大槻文彦による、草野清民による文法篇である。19世紀末から、20世紀初頭のものである。それはまた、継続して、現代語の解釈にも引き継がれている。翻訳にあててみても変わるところがない。言語の文法と書き手によるものと分けているが、多くは作品としてのとらえ方である。文と文章がその用法で同じであるとのとらえ方は、日本語のとらえ方がそのようだからであるが、言語また文法として、その区別を明きらかにするものがないのはなぜか。その根底にあるのは、文章についての分析が行われてこなかったことにあると言うことができる。文章論さかのぼっての文章学という、その内容は文章の文体、作品、種類などの解説に過ぎない。文章の思想を表したるもの、文章の統一をするもの、そういった議論は、文章の論として行われてきたものである。


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