文の認定について、師が述べるところを引用する。現代俳句表現考(二) 俳句の文法Ⅰ 3 文の構造 19530409 記載である。俳句の文法を評論するなかで、俳句という限られた中で用いるコトバのキマリを述べている。文の認定について、なんらかの意味で完結した(まとまった)思想を、作者(話し手)が表現しているもの、としている。作者、話し手には圏点が付されている。具体例に句を用例として、完結した思想の読み取りを言う。句は、ソーダ水 言訳ばかりきかされぬ 楸邨(角川句集) を、ひとつ例にしている。この例は、二文からなると述べて、独立語一語文と、確認判断の語句をもってなる一文である、その文において話し手が統一した内容を示している、統一した思想の2個の文によって句を構成しているとみている。
文の認定について、師が述べるところを引用する。現代俳句表現考(二) 俳句の文法Ⅰ 3 文の構造 19530409 記載である。俳句の文法を評論するなかで、俳句という限られた中で用いるコトバのキマリを述べている。文の認定について、なんらかの意味で完結した(まとまった)思想を、作者(話し手)が表現しているもの、としている。作者、話し手には圏点が付されている。具体例に句を用例として、完結した思想の読み取りを言う。句は、ソーダ水 言訳ばかりきかされぬ 楸邨(角川句集) を、ひとつ例にしている。この例は、二文からなると述べて、独立語一語文と、確認判断の語句をもってなる一文である、その文において話し手が統一した内容を示している、統一した思想の2個の文によって句を構成しているとみている。