霜月朔。パンデミックは1年10か月が経過する。2年にわたる。さらに3年と経験する人類は,新常態の変化に入る。
総選挙の開票結果が出た。これは世の中が動いた。与党の議席減が影響しているのは、しかし単独過半数とすれば、第3の野党にもある世の中の動きである。
立件民主の候補が野党が組んでも共産主義政権をめざすわけではないと言っていた。行く先の結果として、庶民は敏感に読み取っていたのだろう。
選挙区比例代表並立制の1996年以降、衆院選は2017年まで8回。
自民党が単独過半数を獲得したのは半分の4回。
獲得議席 ← 公示前
自由民主党 261 ← 276
公明党 32 ← 29
立憲民主党 96 ← 109
日本共産党 10 ← 12
日本維新の会 41 ← 11
国民民主党 11 ← 8
社会民主党 1 ← 1
れいわ新選組 3 ← 1
NHK党 0 ← 1
諸派 0 ← 1
無所属 10 ← 12
定数 465 ← 461(欠員4)
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA281MA0Y1A021C2000000/
単独過半数とは 自党だけで法案可決が可能に
きょうのことば 2021年11月1日 5:00
>単独過半数 1つの政党だけで議会の定数の半分を上回る勢力を占めていること。衆院であれば定数465の半数を超える233議席以上をおさえている状態をさす。他の党と連立を組まなくても自党から首相を指名でき、法案や予算も賛成多数で可決できるラインとなる。政権選択選挙となる衆院選で特に注目される。
選挙区比例代表並立制を取り入れた1996年以降、衆院選は前回の2017年まで8回あった。自民党が単独過半数を獲得したのは半分の4回だ。03年は小泉純一郎内閣の支持率が直前まで6割を超えていたにもかかわらず、選挙前より議席を減らして単独過半数に届かなかった。公明党などと連立していなければ少数与党になっていた。
与党全体で過半数を守れば政権交代はおきない。政権の求心力にかかわるため、今回の選挙は自民、公明両党を合わせた与党の勝敗だけでなく自民単独で過半数を超えるかも注目されていた。今回の場合、自民が公示前から44議席以上減らせば単独過半数割れとなる計算だった。
https://www.asahi.com/articles/DA3S15097432.html
自公293、立憲100議席割れ 大物が次々落選 石原伸・辻元氏、比例復活もなし 衆院選
2021年11月1日 16時30分
> 第49回衆院選は1日、開票作業が進み、自民、公明両党で293議席を確保し、国会を安定的に運営できる「絶対安定多数」(261議席)を超えた。岸田文雄首相(自民党総裁)と公明の山口那津男代表は同日午後にも党首会談を開き、連立政権の維持で合意する。
https://www.yomiuri.co.jp/election/shugiin/20211101-OYT1T50266/
衆院選惨敗の立民、共産との「閣外協力合意」が裏目に…福山幹事長「議席減は想定外」
2021/11/02 06:54
> 衆院選で惨敗した立憲民主党は、共産党との選挙協力で、政権交代した場合の「限定的な閣外からの協力」の合意にまで踏み込んだことが、裏目に出た。日米安全保障条約の廃棄などを掲げる共産を警戒した無党派層や、従来の支持者の離反を招いたとみられ、立民内外で党執行部への不満が噴出している。
連合の芳野会長との会談後、記者の質問に答える立憲民主党の枝野代表(1日午前、東京都千代田区で)=伊藤紘二撮影
立民の枝野代表は1日、最大の支持団体・連合の芳野友子会長と東京都内の連合会館で会談し、「思った通りの議席を得られず申し訳ない」と陳謝した。芳野氏は「議席を減らしているので、党としてしっかり総括してほしい」と求めた。
芳野氏は会談後の記者会見で、共産との連携について「到底受け入れられない。引き続き党に言っていく」と繰り返し強調した。
共産との「閣外からの協力」の合意は、自民党などから「立民が政権を取れば共産党が政府に関与する」との批判を招き、立民の候補者からも不安の声が漏れていた。