現代日本語百科   けふも  お元気ですか

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2013-08-04 | 日本語百科
き 気 と書いて日本語になった中でもっとも使われる語だろう。
中国思想、道教、中医学、漢方医学などの用語の一つである。

元気の語はもと原気、それを減気に例えて身体の状況とする。
正気があって、天気があって、気は生活の語に入り込んだ。

け と読むのは、気字の呉音か、一説に、訓ともする、と、日本国語大辞典に見える。
用例には、ある物の発する熱気や、ある物の持っている勢い、として、日本書紀、敏達元年五月(前田本訓)、辰爾乃ち、羽を飯の気(ケ)に蒸(む)して帛(ねりきぬ)を以て羽に印(お)して悉くに其の字を写す、を挙げる。

気を実感すると、気功の所作になる。

中国南方の気は偏西風で日本に及ぶわけだが、黄砂となって運ばれる塵埃のあることは、大気、空気が何であるかを思う。


次は、フリー百科事典ウィキペディアより。

>正字は「氣」(異体字「炁」)。日本での通用の字体「気」は漢字制限(当用漢字、常用漢字、教育漢字)による略字。現代中国語では「气」が通用される。
説文解字では「氣」は「饋客芻米也,從米气聲。」とし、段玉裁注では「气氣古今字,自以氣爲雲气字,乃又作餼爲廩氣字矣。气本雲气,引伸爲凡气之偁。」という。雲気の意であった气が本字で、芻米の意の「氣」が音通でつかわれるようになった、その他の意味は雲気の意味からの派生であるというのである。
また、同様に説文では「气」は「雲气也,象形。」とある。しかし、雲気の意義から気息の意義が引き出されるというのはやや解しがたい。また「氣」は「愾」であり、「氣息」の義であるという古字書もあるため、少なくとも気息の意義も本来の意義であったとみなすべきであると思われる。(「一語の辞典 気」参照)


き【気】
1 生命・意識・心などの状態や働き。
㋐息。呼吸。「―が詰まりそうな部屋」
㋑意識。「―を失う」
㋒物事に反応する心の働き。「―を静める」
㋓精神の傾向。気質。「―が強い」
㋔精神の盛り上がり。気勢。「復興の―がみなぎる」
㋕気分。気持ち。「―が楽だ」「―が乗らない」
㋖あれこれ考える心の動き。心遣い。心配。「どうにも―になる」
㋗物事にひきつけられたり、人を恋い慕ったりする気持ち。興味。関心。「彼女に―がある」
㋘何かをしようとする、また何かしたいと思う心の動き。つもり。「どうする―だ」「やる―がある」
2 天地に生じる自然現象。空気・大気や、水蒸気などの気体。「山の―」
3 あたりに漂う雰囲気。心に感じる周囲のようす。「陰鬱(いんうつ)な―が漂う」
4 ある物がもっている特有の香りや風味。「―の抜けたビール」
5 昔、中国で1年を24分した一つの、15日間。さらに3分した一つを候といい、気は3候からなる。節気。
心機(しんき) 神経(しんけい) 心理(しんり)  ⇒類語辞書で詳しい使い方を調べる
気が合う
考え方や感じ方が通じ合う。「彼とは不思議に―・う」
気がある
1 意志・意欲がある。「本当に勉強する―・るのか」
2 興味や関心がある。特に、恋い慕う気持ちがある。「彼は彼女に―・るらしい」
気がいい
気立てがいい。人がいい。「―・いから何でも引き受けてしまう」
気が飢える
⇒飢える3
気が移る
関心が他のことに移る。気持ちが変わる。「―・って買う物が決まらない」
気が多い
心が定まらず、関心や興味がいろいろに変わる。「―・くて何にでも手を出す」
気が大きい
小さなことを気にしない。度量が大きい。「酒を飲むと―・くなる」
気が置けない
遠慮したり気をつかったりする必要がなく、心から打ち解けることができる。「―◦ない間柄」
[補説]文化庁が発表した平成18年度「国語に関する世論調査」では、「その人は気が置けない人ですね」を、本来の意味である「相手に気配りや遠慮をしなくてよいこと」で使う人が42.4パーセント、間違った意味「相手に気配りや遠慮をしなくてはならないこと」で使う人が48.2パーセントと、逆転した結果が出ている。
気が重い
物事をするのに気が進まない。億劫(おっくう)である。「―・い仕事」
気が勝つ
勝ち気である。「―・った女性」
気が利く
1 細かいところにまで注意が及ぶ。「若いのによく―・く」
2 しゃれている。粋である。「―・いたせりふ」
気が気でない
気がかりで落ち着かない。
気が差す
うしろめたい気持ちがする。気がとがめる。「黙って欠席したので―・す」
気が知れない
相手が何を考えているのかわからない。「あんな遊びに夢中になるとは―◦ない」
気が進まない
すすんでしようとは思わない。気乗りがしない。「今度の仕事はあまり―◦ない」
気が済む
気持ちがおさまる。また、満足する。心が落ち着く。「とことんやらないと―・まない」
気がする
そのように感じられる。そのような気になる。「危ない―◦する」「食べる―◦しない」
気が急く
早くしようと気持ちがはやる。気があせる。「早く知らせねばと―・く」
気がそがれる
何かをしようという気持ちがくじかれる。「批難する―◦れる」
気が高ぶる
興奮する。「―・って眠れない」
気が立つ
心がいらだつ。興奮する。「受験直前で―・っている」
気が小さい
小さなことを気にする。度量が小さい。また、小心である。
気が散る
一つの事に気持ちが集中できない。「テレビがうるさくて―・る」
気が尽きる
1 気がめいる。退屈する。
「小夜中のおしらべごと、嘸(さぞ)かしお―・きるであろ」〈逍遥・桐一葉〉
2 気力がなくなる。
「これ程―・きては、頓(やが)て死ぬるに間はない」〈浮・織留・一〉
気が付く
1 そのことに考えが及ぶ。気づく。「まちがいに―・いた」
2 細かいところにまで注意がゆきとどく。「よく―・く女性」
3 意識が回復する。正気にかえる。
気が詰まる
窮屈に感じられる。気づまりに感じる。「彼と一緒にいると―・る」
気が強い
気性が激しく容易に屈しない性格である。勝ち気である。「―・い投手」
気が遠くなる
意識がなくなる。正気(しょうき)を失う。「徒歩で世界一周とは―・るような話だ」
気が通る
さばけている。粋である。気が利く。
「―・りたる主(あるじ)とうちくつろぎて」〈浮・懐硯・四〉
気が咎める
うしろめたい気持ちがする。やましさを感じる。「方便でもうそをつくのは―・める」
気がない
関心がない。気乗りがしない。「まるで―・い返事」
気が長い
のんびりとしている。ゆったりと構えてあせらない。「完成まで三〇年とは―・い」
気が抜ける
1 気持ちの張りがなくなる。「試験が終わって―・ける」
2 飲み物などの風味がなくなる。「―・けたビール」
気が乗る
そのことをする意欲がわく。また、興味がわく。気乗りがする。「―・らない顔つき」
気が早い
せっかちである。気短である。
気が張る
気持を引きしめる。緊張する。「上司の前では―・る」
気が晴れる
気持ちがすっきりする。「言うだけ言って―・れる」
気が引ける
気おくれがする。引け目を感じる。
気が触れる
1 正気でなくなる。気が狂う。
2 心が動く。
「さもしい金に―・れた見世(みせ)女郎のあさましさと」〈浄・冥途の飛脚〉
気が減る
気疲れする。はらはらする。
「こりゃどうもならぬ。ああ、ああ、―・る」〈浮・一代男・四〉
気が変になる
精神の働きが正常でなくなる。
気が紛れる
嫌な気分や緊張感が、他に関心を向けることによって忘れられる。「芝居を見たら―・れた」
気が回る
1 細かいところまで注意がゆきとどく。「そこまで―・らなかった」
2 邪推する。
「もしやどこぞへ寄ってかと―・った」〈浄・千本桜〉
気が短い
短気である。すぐいらいらしたり怒ったりする。
気が向く
ある事をしたい気になる。
気が滅入る
陰気で憂鬱(ゆううつ)な気分になる。元気がなくなる。「病気がちで―・る」
気が揉める
心配で気持ちが落ち着かない。やきもきする。「到着が遅れて―・める」
気が休まる
気分が安らかになる。「音楽を聴くと―・る」
気が緩む
緊張感がなくなる。気持ちの張りがなくなる。「テストが終わって―・む」
気が弱い
自信が持てずに、他人に気兼ねしたり、思いどおりに行動できなかったりする。
気が若い
年齢のわりに気の持ち方が若い。
気で気を病む
必要のない心配をして、自分で自分を苦しめる。
気に入る
1 好みに合う。
2 他人の機嫌をとる。
「色々お―・りて、すかし給へども」〈浮・好色盛衰記〉
気に掛かる
心にかかって離れず、心配である。
気に掛ける
心にとめて考える。心配する。
気に食わない
不満である。気にいらない。
気に障える
⇒障える2
気に障る
いやな気持ちを起こさせる。感情を害する。「―・る物の言い方をする」
気にする
心にとめて不安に思う。心配する。「人がなんと言おうと―◦するな」
気に留める
心にとどめる。留意する。また、忘れないでいる。
気になる
心配になる。気にかかる。
気に病む
心配する。悩む。「業績不振を―・む」
気は心
額や量は少ないが、真心をこめているということ。贈り物をするときなどにいう言葉。「―ですから、少しだけ値引きします」
気は世を蓋う
《「史記」項羽本紀から》精神が天下をおおいつくすほどに雄大である。意気が非常に盛んなさまをいう。
気も漫ろ
ある事に心を奪われて落ち着かないさま。そわそわするさま。
気を入れる
物事に一生懸命になる。「―・れて仕事をする」
気を失う
1 意識を失う。気絶する。
2 意欲を失う。気落ちする。
「此の城を夜討に落として、敵に―・はせ」〈太平記・二八〉
気を移す
1 気持ちを変える。
2 心をかたむける。
「大浦甚八といふ者は、小歌、小舞に―・し」〈浮・永代蔵・五〉
気を落とす
物事がうまくいかず、元気をなくす。失望する。落胆する。
気を兼ねる
遠慮する。気がねをする。
「一家分散後は…よそ目にも気の毒なほど―・ねる」〈蘆花・思出の記〉
気を利かせる
相手の立場やそのときの状況にふさわしいように心を働かせる。気を利かす。「―・せて席を外す」
気を砕く
いろいろと心配する。気遣いをする。心気(しんき)を砕く。「人間関係に―・く」
気を配る
さまざまに注意を払う。配慮する。
気を遣う
「気を配る」に同じ。
気を尽くす
1 精を出す。夢中になる。
「そくばくの―・せる古賢の心ざし」〈戴恩記〉
2 気力をつかい尽くす。気疲れする。
「兄弟と人には語られず、―・し申し候」〈浮・文反古・二〉
気を付ける
1 注意を払う。「失礼のないように―・ける」
2 元気をつけさせる。
「なまじひなる事し出して敵に―・けつることよ」〈太平記・三〇〉
3 気づかせる。思い出させる。
「中々なる軍(いくさ)して敵に―・けてはかなふまじとて」〈太平記・三二〉
気を通す
気を利かす。
「こんな姿の女めが、―・しすぎて」〈浮・一代女・三〉
気を取られる
注意を奪われる。「話に―◦れてあやうく乗り越すところだった」
気を取り直す
思い直して元気に振るまう。「―・して再び練習に励む」
気を取る
機嫌をとる。
「御隠居への心づかひ、奥様の―・る事」〈浮・五人女・二〉
気を抜く
1 緊張をゆるめる。「最後まで―・くな」
2 びっくりさせる。肝をぬく。
「からくりの太鼓に―・かれて」〈洒・辰巳之園〉
気を呑まれる
心理的に圧倒される。「相手の勢いに―◦れる」
気を吐く
威勢のよい言葉を発する。また、意気盛んなところを示す。「一人―・く」
気を張る
気持ちをひきしめる。また、心を奮い立たせる。気張る。「―・って悲しみに耐える」
気を引く
相手の関心をこちらに向けさせる。また、それとなく相手の心を探る。「相手の―・く発言をする」
気を回す
必要以上にあれこれ考える。よけいな憶測や邪推をする。「変に―・しすぎる」
気を持たせる
意味ありげな言動をして、相手に期待などを抱かせる。
気を揉む
心配してやきもきする。
気を許す
相手を信用して警戒心や緊張をゆるめる。「―・したのが間違いだった」
気を良くする
思いどおりになって、いい気持ちになる。「評判がよいのに―◦する」
気を悪くする
不愉快な気分になる。機嫌を悪くする。「心ない言葉に―◦する」


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