一見して表意記号というか、用語の解説を見てもよくわからない言葉である、ビジネスに語られるデジタルトランスフォーメーションとは何か。
DXをDigital とTransformationとして略語であれば、これはもちろん略号なのだが、トランスがついた、
トランスフォーメーション(transformation) 変形。 変化。 変質。 変換。コトバンクより
という語に、なじまない。
トランスフォーメーション (軍事) - 米軍再編など、軍事的な質・量の変革。
戦力変革局 (アメリカ) - アメリカ軍
変革連合軍 - 北大西洋条約機構
連邦軍変革センター - ドイツ連邦軍 ウイキペディアより
さて、ビジネスだけではないDXをどう理解するか。
以下は、次のサイトを参照する。
DX(デジタルトランスフォーメーション)とは?意味や重要性、事例まで徹底解説
更新 - 2021/09/10。
https://www.atled.jp/wfl/article/16095/
【図解・事例あり】DXとは?デジタル化にまつわる3用語を解説!
2021-09-16
https://salesrenovation.jp/blog/48
DX、Digital Transformation
デジタルトランスフォーメーション
広義のDX 社会的文脈のDX
狭義のDX ビジネスにおけるDX
ここに用いるデジタルにはデジタル化する、IT、AI、コンピュータの応用社会の捉え方がある。
それをまた、
デジタイゼーション Digitization
デジタライゼーション Digitalization
という語の説明では、次のようになる。
>デジタイゼーション(Digitization)とは、特定"業務の効率化やコスト削減、アナログの情報をデジタル化してデータを蓄積できる環境を整えるためにデジタル技術を導入する部分的なデジタル化
>デジタライゼーション(Digitalization)とは、デジタルツールを用いて業務フロー全体を最適化し、自組織の生産性を高めるノウハウが蓄積できる状態
デジタル化についてはデジタイゼーション、デジタライイゼーションと、それぞれ異なる、となるので、この区別ができなければDXについても理解することが難しい。
デジタル化への3段階に、上記サイトの、デジタル化にまつわる3用語を解説には次のように見える。
>デジタルツールを商談時に取り入れて商談の様子を録画し、蓄積することはデジタイゼーションであると言えます。
さらに、その録画をもとにオンラインでフィードバックを行い、そのフィードバックすらもデータとして管理・蓄積して、社員がオンライン上で閲覧できるよう、研修プロセスをデジタル化することはデジタライゼーションです。
加えて、蓄えたデータをコンテンツ化してEラーニング教材サービス展開し、ビジネスをデジタル化すればデジタルトランスフォーメーションになります。
デジタイゼーションにはじまるデジタル化、デジタル技術を導入する部分的なデジタル化がまずあるようです。
デジタライゼーションにはそのデジタルツールを用いて業務フロー全体を最適化となるようです。
DXは活動をデジタル化することではない、というので、それをわかるためには、DXにはビジネスモデルをデジタル化した製品とする、それはサービスをデジタルつまりオンライン教材で提供するという、社員教育のコンテンツをデジタルで見せる、行う、学習するということが行われるらしい。
スウェーデン・ウメオ大学教授エリック・ストルターマン(Erik Stolterman)氏
ITの浸透が、人々の生活をあらゆる面でより良い方向に変化させる
参照:Information Technology and The Good Life(2004,Erik Stolterman Umea University,Sweden)
スイスのビジネススクールIMD教授マイケル・ウェイド(Michael Wade)氏ら
デジタル技術とデジタル・ビジネスモデルを用いて組織を変化させ、業績を改善すること
参照:DX実行戦略(2019,Michael Wade他)
2018年に経済産業省が公表した「DX推進ガイドライン(Ver. 1.0)」
企業がビジネス環境の激しい変化に対応し、データとデジタル技術を活用して、顧客や社会のニーズを基に、製品やサービス、ビジネスモデルを変革するとともに、業務そのものや、組織、プロセス、企業文化・風土を変革し、競争上の優位性を確立すること。
参照:デジタルトランスフォーメーションを推進するためのガイドラインVer. 1.0(2018,経済産業省)