共享单车 gòngxiǎng dānchē シェア自転車 という。色鮮やかにすいすいと乗り回す。南京旅行で、空色とオレンジの自転車が走り、乗り捨てられる様子を目にして、このシステムは便利そうだけれども、自転車の回収はどうしているのかとふと思った。聞くと、それは次の乗り手がまた、どこかへと利用して乗り捨てるとかで、それは、自転車のゴミと化しかねないと直感したのだが、運営会社がトラックで回収して回ることがあるとの話もあったので、それなり、回っていくものかと。しかし、中国の自転車はモータリゼーション、バイクの時代のひと昔を知るから、それは半端な乗り物ではないにもかかわらず、この半端なき状態はいかにも、不安定である。スマホをかざして、例によって、数字だけを動かす経済システムへの移行が、貨幣ではない取引の象徴のようになってしまって、中国の足は、お脚からして変わってしまうほどの勢いである。参入会社が、その競争によって破綻をし始めたとかのニュースも、ありそうなことであるが、あの自転車の軽やかさは、垣間見せた中国の行方のようにも思えてくる。
http://chugokugo-script.net/shingo/jitensha.html
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中国で大流行しているシェア自転車。スマホをかざせばどこからでも乗れ、どこでも乗り捨てられます。デポジットは99~299元と言いますから、日本円で1500円~5000円弱。ただし30分の使用料は0.5~1元。日本円にして8円~16円くらい。これは安い!なにより乗り捨て自由というのが便利!しかもめんどうな手続きは支払いも含めてみなスマホがやってくれます。自転車にはナビゲーターまでついていると言いますから至れり尽くせりです。
【デポジット】. 本来のデポジット(deposit)は「預金」や「アタマ金」という意味だけど、実質的に「預かり金」と思えば理解しやすい。 典型的なのは、ビールや清涼飲料水のビン回収に利用されてきた制度。
https://news.biglobe.ne.jp/domestic/0929/myj_180929_1740384588.html
中国の『シェア自転車』ついに崩壊!?「画期的なシステム」の落とし穴
9月29日(土)19時1分 まいじつ
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シェア自転車などを始めとする中国の「シェアリングエコノミー」は、世界から熱視線を浴びていた。日本にもある従来型のシェア自転車サービスは、規定の駐輪場で自転車を借り、同じく規定の駐輪場で返すという仕組みだが、中国発のシェア自転車は、街のどこでも乗り捨て自由と、まるで使い勝手が違う。
自転車を使いたい場合には、街のあちこちに放置されている自転車を探してスマートフォンで解錠し、行きたい場所まで乗って行き、そこに乗り捨てることが可能。専用駐輪場まで行かなくても済むため、利便性が極めて高いのだ。
「中国の『新4大発明の1つ』とまで持て囃されたシェア自転車ですが、現在シェア自転車は街のゴミと化しています。昼間に乗り捨てられた自転車は、夜にトラックで乗り付けた“整頓部隊”によって定位置に戻されるのですが、最近は乗り捨て自転車の数があまりにも増えすぎて回収が追い付いていないのだそう。その結果、歩道は乗り捨てられた自転車だらけで、歩くのもままならないほどに。都市生活を便利にするはずのシェア自転車が、逆に街の混乱を招くという結果になったのです」(在日中国人ジャーナリスト)
「シェア自転車の墓場」まで出現する始末
すでにいくつかの都市では、政府が規制に乗り出している。シェア自転車の利用には個人情報の登録が必要なので、罰金の対象者を割り出すことが可能だ。上海市では、シェア自転車を停める専用スペースを設置し、そこに停めない者には罰金を科すようになった。だが、中国のシェア自転車システムが破綻したのは、使用者のモラルの問題だけではない。
「運営会社が次々に参入し過当競争になったことで、路上に自転車が溢れ返ったのです。地方政府は当初、運営会社に補助金を出すなどして誘致までしましたが、今では供給過剰な状態がどこでも起こっており、運営会社も薄利によって倒産。自転車だけが溢れかえってしまいました」(同)。
大手でも経営は厳しく、乗り捨てられた自転車の回収はままならないという。おびただしい数の自転車を集めた保管場は「シェア自転車の墓場」と呼ばれている。中国が身をもって、シェア自転車の危険性を証明してくれたようだ。