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博士の価格

2019-02-23 | まさごと

定年退職後に博士号を取得したと聞いて、よほどすることがないのだろうと、想像するに、むかしふうの栄誉称号のこともあると思い出した。よくあるのは、ロシアで聞く博士のことである。アカデミーがどうなっているか、博士取得を調べていて、学術博士の種類ができれば、論文博士があり、さらに退職時にもらう栄誉賞号があると、そこまで調べて、論文を買ってまで云々とかある場合があるとわかって、さすがロシアだなと思った。噂に聞く方の博士取得はその類のブラックのことはないにしても、専門がロシアの政治であるから、何やら因縁めく。




https://researchmap.jp/joem3z3g0-26434/
2011/05/04
ロシアの学位

Tweet ThisSend to Facebook | by Takebe
わざわざ数学学部のニュースにまでなっているので、数学学部の立場をある程度表しているのかと思って、「ロシアの高等資格審査委員会が『博士号取得のためには出版論文数が15以上である事を条件とする』と提案している事に対して V.A. Vassiliev (トポロジーの Vassiliev invariant の;経済高等学校の教授)が反対意見を表明した」というニュースを辞書を引き引き読んでみました(法律的な用語とくだけたスラング的な表現が両方混じってるから一部よく分からない (>_<))。

ロシアの学位は、基本は doktor (doctor) と kandidat (candidate) の二つで、フランスの制度を範とした、と聞いたことがあります(今のフランスは違うとか;ご存知の方、教えて下さい)。ロシアの人は「kandidat は Ph.D 相当で doktor はもっと偉い」と主張しますが、修士に相当するのが無いので、知っている数学関係者の顔ぶれから「修士 ≦ kandidat ≦ 博士(Ph.D)<< doktor」かな、と勝手に思ってます。まぁ学位なんてのは品質保証以上のものではないですし、ワインの「どこどこ産何年物」なんてのと同じで「どこで何年に取った」なんていう情報も付けといた方が良いんじゃないか、なんて思ったりしますが…。

それはともかく、その学位の決まりを作るのであろう委員会?(略称 VAK) が 2012 年1月から「doktor を取るには15、kandidat を取るには3以上の論文を VAK 指定リストに載っている雑誌に発表していなくてはいけない」という提案をしたそうです。現時点では、規則としては kandidat は一つ以上、doktor については規程無し、但し、「推奨」として doktor は7つ以上論文が無い場合は「精査するように」とか。


出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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学位(がくい、英: degree)とは、大学など高等教育機関や国家の学術評価機関等において、教育課程の修了者又はそれと同等の者に対して学術上の能力または研究業績に基づき授与される栄誉称号を言う[1][2]。

学位は
一定の教育課程を履修し、かつ試験に合格して学業を修めた者
学術上価値のある研究を修め、論文または著書を公刊した者
学術上または教育上、功績があると認められた者
に授与される称号であり、取得学位(課程博士など)、研究学位(論文博士など)、名誉学位の類型があるほか、国や大学によって博士、修士、学士の学位のほか、短期大学士、専門職学位その他各種の階梯・称号が制定されている[3]。


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