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称賛はクジラを

2016-07-22 | しかじか
豚もおだてりゃ木に登る、という、日本のことわざに似ている、そうな、その本のタイトルは、称賛は鯨も踊らせる、とかである。本の出版がいつごろか、検索しても定かではない。2002年に韓国内で『称賛は鯨も踊らせる』という本が翻訳出版されたのが、ブログの記述にある。

>国では「称賛は鯨も踊らせる(칭찬은 고래도 춤추게 한다)」という有名なことわざがあります。
誰もが誰かに褒められると、自信も付くし、もっと頑張れるということですよね.

>『称賛は鯨も踊らせる』(Ken Blanchard他 著)


http://www.rikkyo.ac.jp/aboutus/philosophy/spirit/chapel/chaplain/2014/06/14673/

チャプレンからの今週の言葉
「自分によくしてくれる人に善いことをしたところで、どんな恵みがあろうか。罪人でも同じことをしている。」
(ルカによる福音書 6章33節)
立教大学チャプレン 金 大原(キム デウォン)

 『称賛は鯨も踊らせる』(Ken Blanchard他 著)という本を読んだことがある。「豚もおだてりゃ木に登る」という日本のことわざに似ているこのタイトルの本には、作者が次のような経験を通して得られた人間関係のための教訓が書かれている。
 作者は、会社の重役になって社会的には成功したが、会社はもちろん家族との間もしっくりいかなくて苦しんでいた。そんなある日、出張で水族館に行って鯨のパフォーマンスを観覧することになった。鯨といったが、イルカの仲間では最大の種であるシャチのことを言う。体長は5m以上、体重は3,000kg以上のシャチのパフォーマンスを見て、彼はどうやってこのような訓練をさせることができたのか知りたくなり、調教師にその秘訣を聞いた。すると調教師は「肯定的な関心と称賛、それから励ましだ」と答えてくれた。作者は、この話から人間関係について学んだと言っている。
 心理学的に人間には「自己実現の欲求」とともに「社会的な承認の欲求」があり、これらの欲求が満たされた時、情緒的な安定を保つことができると知られている。この中で承認の欲求とは褒められたい欲求ともいえるだろう。自分で実現したことを人に見せて、認められ、褒められたいのは、人間の最も基本的な欲求なのだ。称賛は、鯨も踊らせるように、安定を保つだけではなく、やる気と勇気を呼び起こし、人を変える強力なエネルギーでもある。褒められた子供の知能が想像以上に上がった実験の結果もある。
 人に人生が変わるほどの大きな影響を及ぼすのは、何よりもやりがいのあることではないか。褒めてあげよう。鯨を踊らせてみようではないか。2014年6月 9日



http://3coco.org/a/modules/d3pipes_3/?page=clipping&clipping_id=9684
切り抜き詳細
朝鮮日報/2015/3/22 8:10
> 子育てをする家庭ならどこも冷蔵庫や壁などにいわゆる「称賛ステッカー」が貼られていることだろう。小学校の教室や掲示板などもそうだ。「すごいね」「よくできたね」などと書かれたこの「称賛ステッカー」や「称賛通帳」が登場したのは、2002年に『称賛は鯨も踊らせる』という本が翻訳出版され、広く読まれたことがきっかけとなった。米国サンディエゴの水族館でシャチのショーに感動した米国人の著者が、飼育係から聞いた訓練の秘訣(ひけつ)が「称賛」だったという。この本に書かれていた飼育係がシャチを褒めるのと同じように、先生が良いことをした児童にステッカーを配り始めたことがこの「称賛ステッカー」の広まるきっかけになったようだ。このステッカーをたくさん集めた子には表彰を行うこともあったという。

 しかし人間の子どもはシャチのようにはいかないようだ。親が子どもを褒めすぎると、その子は自己愛ばかりが強くなり、結果として利己主義な大人、あるいはナルシシストになるという研究結果も発表された。米国オハイオ州立大学の研究チームは「あなたは他の子と違って特別な子だ」という賞賛は、その子の自尊心を育てるのではなく「自己陶酔」に陥らせてしまうと警告した。この研究をきっかけに「称賛」は逆風に直面した。

>昔の人も「称賛が度を過ぎると毒になる」と教えていた。朝鮮王朝時代後期の実学者、李徳懋(イ・ドクム)=1741-93=は『青荘官全書』という本の中で「子どもに対して『お前は賢いので必ず成功する』と言ってはならない。その言葉を聞いた子どもは横柄になり、遠慮することもなくなり、悪人になってしまう」と指摘している。



http://japanese.donga.com/List/3/all/27/416240/1
[オピニオン]称賛の逆効果
Posted January. 19, 2012 08:19

金鍾仁(キム・ジョンイン)ハンナラ党非常対策委員の「称賛」が物議を醸している。金委員は10日、民主統合党所属の崔載千(チェ・ジェチョン)元議員の出版記念会で、「第17代国会で共にし、有望な政治家だと感じた」と述べた。17日のハンナラ党議員総会では、金委員が野党の出馬予定候補を公に称賛したことは納得できないという声があがった。崔元議員と争わなければならない陳壽姫(チン・スヒ)議員としては憤らないわけにはいかないだろう。
◆10年前、「称賛は鯨も踊らせる(豚もおだてりゃ木に登る)」という本が国内で出版されて以来、称賛の効果を知らない人はいないようだ。「長所を具体的にほめよ」、「結果よりも過程をほめよ」、「仕事がうまくいかない時はもっと励ませ」といった人生の教訓となる内容が多い。特に最近は処罰ではなく称賛を強調する教育論が受け入れられる傾向にある。しかし、冷静な評価が必要な時、ほめることはかえって逆効果を生む恐れがある。
◆心理学者のキャロル・ドウェック米スタンフォード大学教授は、「プライドを与えるための称賛は逆効果を生む」と警告した。聞いた人が有頂天になり、結果的に進歩できる機会を逃すということだ。ワシントンDC教育長を務めたミッシェル・リーは、「米国では子どもを気分良くさせるべきだという強迫観念にとらわれている」と述べ、そのために子どもが生きていくうえで必要な実力が育たないと指摘した。大人への称賛は良く言えば「社交辞令」、率直に言えば「お世辞」と言う。言うべきことは言わず、褒め言葉だけを並べ立てる部下は、上司の目と耳を塞ぐ奸臣と言っても過言ではない。
◆三星(サムソン)の李健熙(イ・ゴンヒ)会長は、あまり褒めない経営者と言われている。昨年、韓国経済について「落第点は免れた」と言って話題になると、三星側は「常に危機感を強調してきた李会長のスタイルであり、この言葉は『なかなかの水準』であるという意味だ」と釈明した。英国のフィナンシャル・タイムズが、アップル社の三星電子提訴を「最高の称賛」と言うほど三星が発展したのも、称賛とおごりを警戒したおかげかもしれない。金委員の称賛に対し、民主党では「金委員は思慮深く遠慮深い方なので、ハンナラ党に行って民主党の政権交代を促している」と皮肉った。称賛も時と場所をわきまえてこそ精力剤になる。
金順徳(キム・スンドク)論説委員yuri@donga.com

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