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和平

2015-08-02 | 語と語彙
和平する、と言うことはできる。和平交渉となる。しかし、平和交渉ともなる、その平和については、平和する、とは言えない。なぜか。和平の道をさぐる、和平を申し入れる、和平が続く、この言い方には、平和でない状態から、和平を進めて、平和にするという意味内容になる。世界平和がなる、世界和平がなる、これは平和の情況とと、平和ではない状況がそうなったことを意味することになる。平和、peace の中国語が、和平であると説明があり、その元号、地名を列挙する。中国語では、和平であって、日本語では平和になる。和平构想、和平教育、和平条约など、平和を愛する 爱好和平、和平交渉をする 举行和谈 - 白水社 中国語辞典など。日本語で平和条約であるのは中国語で泰平条約となり、中国語で平和条約はない。



https://ja.wikipedia.org/wiki/和平
ウイキペディアより。

東アジア世界の元号。
和平 (漢) - 後漢の桓帝の元号(150年)。
和平 (前涼) - 前涼の張祚の元号(354年 - 355年)。
和平 (北魏) - 北魏の文成帝の元号(460年 - 465年)。
和平 (高昌) - 高昌の元号(551年 - 554年)。
中国の地名
和平区 (瀋陽市) - 中国遼寧省瀋陽市が所轄する市轄区。
和平区 (天津市) - 中国天津市が所轄する市轄区。
和平県 - 中国広東省河源市が所轄する県。
和平山 - 尖閣諸島の中国語名の一つ。


白水社 中国語辞典
白水社白水社
和平
ピンインhépíng

1 名詞 平和,和平.
用例
和平受到了威胁。=平和が脅威にさらされる.
终于获得 dé 了和平。=ついに平和を獲得した.
保卫世界和平=世界平和を守る.
爱好 hào 和平=平和を愛する.
持久和平=恒久平和.
和平堡垒=平和のとりで.
和平倡议=和平提案.
和平欺骗=平和を装う欺瞞.
和平人士=平和運動家.
和平谈判=平和会談,和平交渉.
和平协商=平和的な話し合い.
和平友好条约=平和友好条約.
和平的环境=平和な環境.
和平解决=平和的に解決する.
和平竞赛=平和的に競争する.
和平利用原子能=原子力を平和利用する.
2 形容詞 (人の性質・言動や薬の作用などが)穏やかである,(環境・雰囲気・光景などが)静かである,落ち着いている.
用例
甘草的药性和平。〔述〕=甘草の薬性は穏やかである.
他的态度 ・du 和平了一些。〔+目(数量)〕=彼の態度は少し穏やかになった.
气性和平=気性が穏やかだ.
安静而和平的夜=静かで落ち着いた夜.



デジタル大辞泉の解説
わ‐へい【和平】
[名・形動]
1 人や国が争いをやめて仲直りし、平和になること。「―の道をさぐる」「―交渉」
2 世の中や気候などが穏やかであること。また、そのさま。
「湿気と炎熱の為に、気候最も良好―ならざるなり」〈日本風俗備考〉


大辞林 第三版の解説
わへい【和平】
( 名 ) スル
①争いがなく穏やかなこと。平和。 「百年もの間-が続く」
②戦いをやめ,仲直りすること。 「 -を申し入れる」
③気候が穏やかなこと。



広辞苑

平和
1.やすらかにやわらぐこと。おだやかで変りのないこと。「―な心」「―な家庭」
2.戦争がなくて世が安穏であること。「世界の―」

和平
1.やわらぎおだやかなこと。
2.和睦して平和になること。


和平(わへい)
平和に繋がるための会議などで使用される言葉。武力による紛争地域、戦争状態においてそれを終了させる為の方策を指す。

平和(へいわ)
秩序と平安が実現・維持されている状態。



ホーム > ことば(放送用語) > 最近気になる放送用語 > 「平和」?「和平」?
https://www.nhk.or.jp/bunken/summary/kotoba/term/086.html

「平和」と「和平」とは、どのように違うのでしょうか。

意味の面と文法的な役割の面で違いがあります。
解説
まず意味の面について考えてみましょう。「平和」は、戦争や災害などがなく穏やかな「状態」を指します。いっぽう「和平」は、悪い状況から平和な状態になること、または平和な状態にすること、という「状態の変化」を表します。
この意味の違いは、複合語を作るときに「平和」と「和平」のどちらを使うか、ということとも関連してきます。『ことばのハンドブック』(平和・和平の項)に載っている例から挙げると、

○○主義、恒久○○
などは「平和」がふさわしく、

○○交渉、○○工作
などは「和平」が用いられるのが一般的です。
次に文法的な役割の面について説明すると、状態を示す「平和」のほうは、「平和な国」というように「~な」という形(形容動詞の連体形)をとることができますが、状態の変化を表す「和平」は「×和平な国」という言い方はできません。
「平和」と「和平」のように、漢字の順序が異なることばのペアは、日本語にはたくさんあります。そして、そのほとんどがそれぞれ違う意味を表します。
たとえば「材木」というのは木を一定の長さ・大きさに切った「具体的なもの」であるのに対して、「木材」は材質が「木」であるというところに焦点が置かれています。「木材からパルプを作る」とは言えますが、「×材木からパルプを作る」とはふつう言いません。
また「近接」というのは「すぐ近くにあること」という「状態」を示すのに対して、「接近」は「すぐ近くに行くこと」という「状態の変化」を表します。この違いは、「平和」と「和平」のペアとよく似ていますね。
頭の体操も兼ねて、次のことばを上下逆転させるとどのように意味が違ってくるか、考えてみてください。中には、細微な(微細な?)違いしかないものもあります。
「愛情・育成・移転・異変・運命・鋭気・栄光・液体・演出・王国・王女・会議・外国・会社・階段・害虫・回転・解読・外部・格別・学力・楽器・観客・感触・間食・奇数・急性・牛乳・制圧 ・・・」
来年もよろしくお願いいたします。平和な一年でありますように。

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