Q:銀という漢字は金+良、銅という漢字は金+同なのはなぜか。銀は金より良かった? 銅は金と同じように見えた?
―― 漢字、文字構成である。偏旁冠脚のそれぞれを、六書によって解説を知ると、それぞれの字形には歴史があり由来がある。
https://okjiten.jp/index.html
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漢字・漢和辞典-OK辞典⇒⇒⇒「金」という漢字
「金」という漢字
漢字の意味・成り立ち・読み方・画数等を調べてみました。
(「金」は小学1年生で習います。「金」は部首です。)
成り立ち、読み方、画数・部首解説、書き順・書き方
意味
①「かね」
ア:「金属(光を反射する特徴を持ち、熱や電気をよく伝え、強度が
大きくて折れにくく、柔軟に変形する固体の物質)の総称。
金(きん)・銀・鉄・銅等。」
イ:「貨幣(商品やサービスの交換手段として用いられる物)」
(例:金銭、お金)
ウ:「銅(あかがね)」
エ:「鉄(くろがね)」
②「きん」
ア:「金属(光を反射する特徴を持ち、熱や電気をよく伝え、強度が
大きくて折れにくく、柔軟に変形する固体の物質)の総称。」
イ:「金属の一種。柔らかく、光を反射する特徴を持ち、色は黄。
非常に薄く伸ばすことができる。産出量は非常に少なく、
最も価値のある金属と考えられている」
ウ:「「イ」のような色。輝く黄色。」(例:金髪)
エ:「美しい物の例え」(例:金殿玉楼)
オ:「立派なもの、優れている物の例え」(例:金言、金科玉条)
カ:「かたい物の例え」(例:金城鉄壁、金城湯地)
③「金属で作った器物」(例:金物)
④「五行の一つ。第4位。方位は西、季節は秋、五星では金星、
干支では、庚、辛」
※五行とは、木・火・土・金・水の事を言う。また、五行思想とは、
すべてのものは木・火・土・金・水から成り立っているとした古代、
中国の思想の事。
※十干とは、甲(こう)・乙(おつ)・丙(へい)・丁(てい)・戊(ぼ)・
己(き)・庚(こう)・辛(しん)・壬(じん)・癸(き)の総称の事を言う。
(生物が生まれてから死ぬまでの循環過程を分けて表したもの)
⑤「貨幣の単位。昔、銀一両を一金と呼んだ。」
⑥「良い」、「美しい」、「貴(たっと)い」、「尊(たっと)い」
⑦「金属で作った楽器。またその音。八音(八種類の楽器を
表す語)の一つ。」
⑧「刑罰の道具。また、武器。」
⑨「王朝の名前(女真族の完顔氏の建てた国(1115年-1234年)」
成り立ち
会意兼形声文字です。「金属の象形とすっぽり覆うさまを表した文字と
土地の神を祭る為に柱状に固めた土の象形」から土の中に含まれる
「金属」を意味する「金」という漢字が成り立ちました。
>
会意兼形声文字です(金+艮)。「金属の象形とすっぽり覆うさまを表した文字
と土地の神を祭る為に柱状に固めた土の象形」(土中に含まれる「金属」
の意味)と「人の目を強調した」象形(「ふみとどまる」の意味)から、
金にならず、「ぎん」に踏みとどまった金属、「ぎん」を意味する
「銀」という漢字が成り立ちました。
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「銅」という漢字
漢字の意味・成り立ち・読み方・画数等を調べてみました。
(「銅」は小学5年生で習います
会意兼形声文字です(金+同)。「金属の象形とすっぽり覆うさまを表した
文字と土地の神を祭る為に柱状に固めた土の象形」(土の中に含まれる
「金属」の意味)と「上・下の筒の直径の大きさが等しい事を表した」象形
(「筒」の意味)から、筒を作る為の金属「どう」を意味する「銅」という
漢字が成り立ちました。
橋本陽介著、日本語の謎を解く、副題は、最新言語学Q&A、出版社は、新潮社、選書の1冊、2016年4月発行である。HPの宣伝に、7カ国語を自由に操る言語のプロが徹底解説! とある。
>
第五章 書き言葉と話し言葉の謎
Q:平仮名、片仮名というが、なぜ「仮名」というのか。
Q:なぜ平仮名と片仮名と二種類作る必要があったのか。
Q:「りんご」は「リンゴ」と表記されることがあるが、「黒板」は「コクバン」と書くことはない。なぜか。
Q:銀という漢字は金+良、銅という漢字は金+同なのはなぜか。銀は金より良かった? 銅は金と同じように見えた?
Q:古文は、古文の文章のまま話せたのか。
Q:「は」「へ」と書くのに、「わ」「え」と読むのはなぜか。
Q:「地」は「ち」なのに、「地震」は「じしん」と書くのはなぜか。一方で「縮む」は「ちぢむ」と書くのはなぜか。
Q:なぜ書き言葉は変化しにくく、話し言葉は変化しやすいのか。
Q:なぜ男言葉と女言葉があるのか。
第六章 「は」と「が」、そして主語の謎
Q:学校の文法は、誰が作ったのか?
Q:「格助詞」「格変化」などと言うが、「格」の意味がわからない。
Q:「私は食べる」と「私が食べる」は何がどう違うのか。
Q:文の「主題」とは一体何か。
Q:「私が」は「私は」よりも「私」が強調されているように感じるのはなぜか。
Q:「は」と「が」は主語を表しているのか。
Q:「日本語に主語はない」と聞いたことがありますが、本当ですか。
Q:日本語はなぜ主語を「省略」できるのか。
Q:日本語では「~に興味を持っている」と能動文を使うのに、英語ではbe interestedと受身文を使うのはなぜか。
Q:「~が好き」の~は目的語なのに主語になっているのはなぜか。
Q:古文では主語に「が」はあまり出てこないが、いつから「が」がつくようになったのか。
Q:係り結びのうち、なぜ「こそ」だけ已然形なのか。
―― 漢字、文字構成である。偏旁冠脚のそれぞれを、六書によって解説を知ると、それぞれの字形には歴史があり由来がある。
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「金」という漢字
漢字の意味・成り立ち・読み方・画数等を調べてみました。
(「金」は小学1年生で習います。「金」は部首です。)
成り立ち、読み方、画数・部首解説、書き順・書き方
意味
①「かね」
ア:「金属(光を反射する特徴を持ち、熱や電気をよく伝え、強度が
大きくて折れにくく、柔軟に変形する固体の物質)の総称。
金(きん)・銀・鉄・銅等。」
イ:「貨幣(商品やサービスの交換手段として用いられる物)」
(例:金銭、お金)
ウ:「銅(あかがね)」
エ:「鉄(くろがね)」
②「きん」
ア:「金属(光を反射する特徴を持ち、熱や電気をよく伝え、強度が
大きくて折れにくく、柔軟に変形する固体の物質)の総称。」
イ:「金属の一種。柔らかく、光を反射する特徴を持ち、色は黄。
非常に薄く伸ばすことができる。産出量は非常に少なく、
最も価値のある金属と考えられている」
ウ:「「イ」のような色。輝く黄色。」(例:金髪)
エ:「美しい物の例え」(例:金殿玉楼)
オ:「立派なもの、優れている物の例え」(例:金言、金科玉条)
カ:「かたい物の例え」(例:金城鉄壁、金城湯地)
③「金属で作った器物」(例:金物)
④「五行の一つ。第4位。方位は西、季節は秋、五星では金星、
干支では、庚、辛」
※五行とは、木・火・土・金・水の事を言う。また、五行思想とは、
すべてのものは木・火・土・金・水から成り立っているとした古代、
中国の思想の事。
※十干とは、甲(こう)・乙(おつ)・丙(へい)・丁(てい)・戊(ぼ)・
己(き)・庚(こう)・辛(しん)・壬(じん)・癸(き)の総称の事を言う。
(生物が生まれてから死ぬまでの循環過程を分けて表したもの)
⑤「貨幣の単位。昔、銀一両を一金と呼んだ。」
⑥「良い」、「美しい」、「貴(たっと)い」、「尊(たっと)い」
⑦「金属で作った楽器。またその音。八音(八種類の楽器を
表す語)の一つ。」
⑧「刑罰の道具。また、武器。」
⑨「王朝の名前(女真族の完顔氏の建てた国(1115年-1234年)」
成り立ち
会意兼形声文字です。「金属の象形とすっぽり覆うさまを表した文字と
土地の神を祭る為に柱状に固めた土の象形」から土の中に含まれる
「金属」を意味する「金」という漢字が成り立ちました。
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会意兼形声文字です(金+艮)。「金属の象形とすっぽり覆うさまを表した文字
と土地の神を祭る為に柱状に固めた土の象形」(土中に含まれる「金属」
の意味)と「人の目を強調した」象形(「ふみとどまる」の意味)から、
金にならず、「ぎん」に踏みとどまった金属、「ぎん」を意味する
「銀」という漢字が成り立ちました。
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「銅」という漢字
漢字の意味・成り立ち・読み方・画数等を調べてみました。
(「銅」は小学5年生で習います
会意兼形声文字です(金+同)。「金属の象形とすっぽり覆うさまを表した
文字と土地の神を祭る為に柱状に固めた土の象形」(土の中に含まれる
「金属」の意味)と「上・下の筒の直径の大きさが等しい事を表した」象形
(「筒」の意味)から、筒を作る為の金属「どう」を意味する「銅」という
漢字が成り立ちました。
橋本陽介著、日本語の謎を解く、副題は、最新言語学Q&A、出版社は、新潮社、選書の1冊、2016年4月発行である。HPの宣伝に、7カ国語を自由に操る言語のプロが徹底解説! とある。
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第五章 書き言葉と話し言葉の謎
Q:平仮名、片仮名というが、なぜ「仮名」というのか。
Q:なぜ平仮名と片仮名と二種類作る必要があったのか。
Q:「りんご」は「リンゴ」と表記されることがあるが、「黒板」は「コクバン」と書くことはない。なぜか。
Q:銀という漢字は金+良、銅という漢字は金+同なのはなぜか。銀は金より良かった? 銅は金と同じように見えた?
Q:古文は、古文の文章のまま話せたのか。
Q:「は」「へ」と書くのに、「わ」「え」と読むのはなぜか。
Q:「地」は「ち」なのに、「地震」は「じしん」と書くのはなぜか。一方で「縮む」は「ちぢむ」と書くのはなぜか。
Q:なぜ書き言葉は変化しにくく、話し言葉は変化しやすいのか。
Q:なぜ男言葉と女言葉があるのか。
第六章 「は」と「が」、そして主語の謎
Q:学校の文法は、誰が作ったのか?
Q:「格助詞」「格変化」などと言うが、「格」の意味がわからない。
Q:「私は食べる」と「私が食べる」は何がどう違うのか。
Q:文の「主題」とは一体何か。
Q:「私が」は「私は」よりも「私」が強調されているように感じるのはなぜか。
Q:「は」と「が」は主語を表しているのか。
Q:「日本語に主語はない」と聞いたことがありますが、本当ですか。
Q:日本語はなぜ主語を「省略」できるのか。
Q:日本語では「~に興味を持っている」と能動文を使うのに、英語ではbe interestedと受身文を使うのはなぜか。
Q:「~が好き」の~は目的語なのに主語になっているのはなぜか。
Q:古文では主語に「が」はあまり出てこないが、いつから「が」がつくようになったのか。
Q:係り結びのうち、なぜ「こそ」だけ已然形なのか。