現代日本語「誤」百科 819 下手な脚本家が換骨奪胎 を、例題にしている。
ひもとく 日本「誤」百科 というコラムに、日本語新百科をこしらえようとして、日本語はどうなっているかと、日本語百科を書いてしまいました。コラムの著者には解説を簡潔に書いていくという制約があるでしょう。ご苦労を思いつつ、このようなブログを書くきっかけをくださって謝いたします。
「誤」百科 819 下手な脚本家が換骨奪胎 を、例題にしている。
この表現では換骨奪胎して作品が優れたものになったのかどうかがわからないことだ。これを、上手な脚本家が換骨奪胎と言ってみて、やはり意味内容がつかみにくい。それは作品制作の手法としてあり、結果、作品が優れたものに変わっていて、その脚本家が評価を受けると、上手な脚本家というようなことになるのだろう。脚本家が下手な換骨奪胎をした、と読んでしまうと、マイナスイメージで、焼き直しということだろうか。脚本家が上手な換骨奪胎をした、となれば、これはもともとの意味から、わざわざ、上手な、ということはない。もう少し、この言い回しの背景には何かがありそうだ・・・
検索をしていると、あるブログによれば、アホ脚本家、というのでヒットした。
自分の原作の小説をアホ脚本家が日テレで換骨奪胎し安っぽい報道ドラマにした。原作にヒントを得たと言いつつ独自作品と自慢していた
再現すると、こうなるか、このつぶやきにあるのが、脚本家と換骨奪胎のことだ。
NHK朝ドラ「純と愛」第150回の感想 本日も楽天なり
rakutentuhan.blog58.fc2.com/blog-entry-1142.html
2013/03/29 – 知事がツイッター上で「アホ脚本家が日テレで換骨奪胎し安っぽい報道ドラマにした。原作にヒントを得たと ... でも下手なこと書けないなあって・・・。別に脚本家をけなしたつもりもなければ、脚本家に言いたいこともないけど(と、フォロー・・・)。
13/06/20 にこのページにアクセスしました。
>「脚本家が猪瀬知事提訴」というニュースを知って、ちょっとビビってます(笑)。
知事がツイッター上で「アホ脚本家が日テレで換骨奪胎し安っぽい報道ドラマにした。原作にヒントを得たと言いつつ独自作品と自慢していた」とツイートしたことが、名誉を毀損(きそん)だと脚本家の伴一彦さんが訴えを起こされたそうです。
まあ、知事が言っているのは「自分の原作の小説を」という前置きがあるんだけど。
でも下手なこと書けないなあって・・・。別に脚本家をけなしたつもりもなければ、脚本家に言いたいこともないけど(と、フォロー・・・)。
ニュースのもと記事のひとつになるか、それは次のようだ。
http://www.sponichi.co.jp/society/news/2013/03/29/kiji/K20130329005500680.html
>「ツイッターで名誉毀損された」脚本家が猪瀬知事提訴
短文投稿サイト「ツイッター」で名誉を毀損(きそん)されたとして、テレビドラマの脚本家の伴一彦さん(58))が28日、猪瀬直樹東京都知事に550万円の損害賠償とツイッター上での謝罪広告掲載を求め、東京地裁に提訴した。
訴状によると、猪瀬氏は昨年10月21日、自身が原作の劇画「ラストニュース」を「アホ脚本家が日テレで換骨奪胎し安っぽい報道ドラマにした。原作にヒントを得たと言いつつ独自作品と自慢していた」などとツイート。約30万人のフォロワーに発信された。
伴さんは日本テレビで00年放送のドラマ「ストレートニュース」の脚本を執筆。「猪瀬氏の作品にヒントを得たことも盗作の事実もない。再三、質問しているのに一切回答もなく無責任」としている。
[ 2013年3月29日 06:00 〕
よくわからない知事のつぶやきでもあるようだし、その提訴事件でもあるようだが、表現上の言い回しで、マイナスイメージを表そうとしたようであるから、言葉遣いにはもとより、言い回しにも悪意があって品格がないことだ。
検索をして、その意味を捉えた、換骨奪胎の使われ方は次のようである。
マダム ヴァイオラの観劇+α日記: 映画
madam-viola.tea-nifty.com/blog/cat20082997/index.html
>原作の作家性を換骨奪胎して映画が描いたのは、二宮和也演じる水野と掘北真希演じる町娘お信の、かなわぬ恋が劇的などんでん返しで成就するラブストーリーなのでした。 .
「尾も白いの探して。」-2012年映画ベスト&ワースト-
www.geocities.jp/hiro60358/movie/2012best_worst.html
>クリストファー・ノーランは元々『007』シリーズが大好きで、『ダークナイト』シリーズは『007』を『バットマン』で換骨奪胎したものであるのは有名です
桜乱坊日誌
sakuranbou.sagafan.jp/
>渡来品を換骨奪胎して、たちまち優れたオリジナルを作ってしまう日本人の得意技は、昔からちっとも変わらないんだなあ。
マンガ時評(13) - 社会学講座アーカイブ
www.komagi.com/edu/comic13.htm
とキョトンとされた一瞬後に、「このヲタ野郎、いい年してスーツ着て同人誌付のマンガ本がそれほど欲しいか」みたいな顔で冷たく「 ... 勿論“ヒル魔の素で驚いた顔→ムサシの見開き2ページ「待たせたな」”や、まも姐の泣かせるナレーションといった正攻法の脚本・演出も ...... まぁ決して下手な絵ではありませんので、「こういう絵が好きだ! .... まったく、どこをどうしたら、プロトタイプの設定を、ここまで悪い意味で換骨奪胎出来るのか…
次は辞書の引用である。
デジタル大辞泉の解説
かんこつ‐だったい 〔クワンコツ‐〕 【換骨奪胎】
[名](スル)《骨を取り換え、胎(こぶくろ)を取ってわが物として使う意》先人の詩や文章などの着想・形式などを借用し、新味を加えて独自の作品にすること。
大辞林 第三版の解説
かんこつだったい【換骨奪胎】
( 名 ) スル
〔「冷斎夜話」による。骨を取り換え,胎児を取って使う意〕
古人の詩文の発想・形式などを踏襲しながら,独自の作品を作り上げること。また,他人の作品の焼き直しの意にも用いる。
類語辞典は、換骨奪胎に使われるような意義素を分類する。
類語辞典
換骨奪胎(かんこつだったい)
意義素・用例 類語・縁語
プラスの意を含む換骨奪胎
和魂洋才 ・ 和洋折衷 ・ 作り直す ・ 作り替える ・ 変える ・ (内容を)組み直す ・ 組み替える ・ (~へと)発展的に解消 ・ (外来文化を)咀嚼(そしゃく)する ・ (新しい)いのちを吹き込む ・ (形を変えて)活かす
マイナスの意を含む換骨奪胎
(~の)まね ・ 焼き直し ・ 亜流 ・ 衣替え(しただけの~) ・ (~を)切り張りしたような ・ 木に竹を接(つ)いだような
小説・楽曲などの換骨奪胎
改作 ・ 翻案(もの) ・ (赤毛ものを)仕立て直す ・ 編曲する ・ アレンジする
検索して、この熟語の出典は次のようである。
冷斎夜話れいさいやわ
十巻 『稗海』五、その他
覚範慧洪の編。詩人の逸話とその作品の評論集。わが五山文学への影響大きく、宋版による五山版がある。 (禅籍解題 181)
解説をするものがあった。
冷斎夜話 - みんゆうNet 四字熟語
www.minyu-net.com/serial/yoji-jyukugo/yoji0707.html
冷斎夜話(れいさいやわ)』(宋の恵洪(えこう)の詩話集)に、詩人の黄山谷(こうさんこく)(各は庭堅(ていけん))の言ったことばとして「その意を易(か)えずしてその語を造る、これを換骨法という。その意を規範(きはん)(手本)としてこれを形容す、これを奪胎法 ...
>換骨奪胎(かんこつだったい)
新解釈を加え作りかえる
古人の詩や文をもとにし、これに新しい趣向(しゅこう)を加えて作りかえること。「骨(ほね)を換(か)え胎(はらご)を奪(うば)う」と読む。
『冷斎夜話(れいさいやわ)』(宋の恵洪(えこう)の詩話集)に、詩人の黄山谷(こうさんこく)(各は庭堅(ていけん))の言ったことばとして「その意を易(か)えずしてその語を造る、これを換骨法という。その意を規範(きはん)(手本)としてこれを形容す、これを奪胎法という」と見える。
つまり、人の才能には限りがあるのだから、数多くの詩情を表現するには、このような方法を取るしかない、というのである。
小説の世界でも、芥川龍之介の作品は中国の小説を換骨奪胎したものが多い、などと評することがある。今日では、詩や文章ばかりでなく、いろいろな芸術・工芸分野にも用いられる。
次は、誤用を注意する
慣用句辞典 かん~かん
www.geocities.jp/tomomi965/ko-jien02/ka06.html
類:○換骨 出典:「冷斎夜話・一」「然不易其意、而造其語、謂之換骨法、窺入其意、而形容之、謂之奪胎法」 2.誤用されて、他の作品の焼き ... 類:○改頭換面○焼き直し○(俗)ぱくり 出典①:冷斎夜話(れいさいやわ) 雑記集・評論集。宋代(1120年前後か)。
・換骨奪胎(かんこつだったい) 《四熟》 1.外形はそのままに、骨を取り換え、胎(=子宮)を奪って使うという意味で、先人の詩文などの、発想や表現法などを活(い)かし、表現形式や語句などに新たな工夫を加えて、独自の作品を作り上げる技法。 類:●換骨 出典:「冷斎夜話・一」「然不易其意、而造其語、謂之換骨法、窺入其意、而形容之、謂之奪胎法」 2.誤用されて、他の作品の焼き直しの意味で使われることがある。 類:●改頭換面●焼き直し●(俗)ぱくり 出典①:冷斎夜話(れいさいやわ) 雑記集・評論集。宋代(1120年前後か)。覚範慧洪(けいこう)編。10巻。己の見聞を雑記し、更に、詩人の逸話とその作品の評論を併せ記したもの。 出典②:捫蝨新話(もんしつしんわ) 宋代(南宋)。陳善(ちんぜん)撰。8巻(上下各4巻)。・・・詳細調査中。
ひもとく 日本「誤」百科 というコラムに、日本語新百科をこしらえようとして、日本語はどうなっているかと、日本語百科を書いてしまいました。コラムの著者には解説を簡潔に書いていくという制約があるでしょう。ご苦労を思いつつ、このようなブログを書くきっかけをくださって謝いたします。
「誤」百科 819 下手な脚本家が換骨奪胎 を、例題にしている。
この表現では換骨奪胎して作品が優れたものになったのかどうかがわからないことだ。これを、上手な脚本家が換骨奪胎と言ってみて、やはり意味内容がつかみにくい。それは作品制作の手法としてあり、結果、作品が優れたものに変わっていて、その脚本家が評価を受けると、上手な脚本家というようなことになるのだろう。脚本家が下手な換骨奪胎をした、と読んでしまうと、マイナスイメージで、焼き直しということだろうか。脚本家が上手な換骨奪胎をした、となれば、これはもともとの意味から、わざわざ、上手な、ということはない。もう少し、この言い回しの背景には何かがありそうだ・・・
検索をしていると、あるブログによれば、アホ脚本家、というのでヒットした。
自分の原作の小説をアホ脚本家が日テレで換骨奪胎し安っぽい報道ドラマにした。原作にヒントを得たと言いつつ独自作品と自慢していた
再現すると、こうなるか、このつぶやきにあるのが、脚本家と換骨奪胎のことだ。
NHK朝ドラ「純と愛」第150回の感想 本日も楽天なり
rakutentuhan.blog58.fc2.com/blog-entry-1142.html
2013/03/29 – 知事がツイッター上で「アホ脚本家が日テレで換骨奪胎し安っぽい報道ドラマにした。原作にヒントを得たと ... でも下手なこと書けないなあって・・・。別に脚本家をけなしたつもりもなければ、脚本家に言いたいこともないけど(と、フォロー・・・)。
13/06/20 にこのページにアクセスしました。
>「脚本家が猪瀬知事提訴」というニュースを知って、ちょっとビビってます(笑)。
知事がツイッター上で「アホ脚本家が日テレで換骨奪胎し安っぽい報道ドラマにした。原作にヒントを得たと言いつつ独自作品と自慢していた」とツイートしたことが、名誉を毀損(きそん)だと脚本家の伴一彦さんが訴えを起こされたそうです。
まあ、知事が言っているのは「自分の原作の小説を」という前置きがあるんだけど。
でも下手なこと書けないなあって・・・。別に脚本家をけなしたつもりもなければ、脚本家に言いたいこともないけど(と、フォロー・・・)。
ニュースのもと記事のひとつになるか、それは次のようだ。
http://www.sponichi.co.jp/society/news/2013/03/29/kiji/K20130329005500680.html
>「ツイッターで名誉毀損された」脚本家が猪瀬知事提訴
短文投稿サイト「ツイッター」で名誉を毀損(きそん)されたとして、テレビドラマの脚本家の伴一彦さん(58))が28日、猪瀬直樹東京都知事に550万円の損害賠償とツイッター上での謝罪広告掲載を求め、東京地裁に提訴した。
訴状によると、猪瀬氏は昨年10月21日、自身が原作の劇画「ラストニュース」を「アホ脚本家が日テレで換骨奪胎し安っぽい報道ドラマにした。原作にヒントを得たと言いつつ独自作品と自慢していた」などとツイート。約30万人のフォロワーに発信された。
伴さんは日本テレビで00年放送のドラマ「ストレートニュース」の脚本を執筆。「猪瀬氏の作品にヒントを得たことも盗作の事実もない。再三、質問しているのに一切回答もなく無責任」としている。
[ 2013年3月29日 06:00 〕
よくわからない知事のつぶやきでもあるようだし、その提訴事件でもあるようだが、表現上の言い回しで、マイナスイメージを表そうとしたようであるから、言葉遣いにはもとより、言い回しにも悪意があって品格がないことだ。
検索をして、その意味を捉えた、換骨奪胎の使われ方は次のようである。
マダム ヴァイオラの観劇+α日記: 映画
madam-viola.tea-nifty.com/blog/cat20082997/index.html
>原作の作家性を換骨奪胎して映画が描いたのは、二宮和也演じる水野と掘北真希演じる町娘お信の、かなわぬ恋が劇的などんでん返しで成就するラブストーリーなのでした。 .
「尾も白いの探して。」-2012年映画ベスト&ワースト-
www.geocities.jp/hiro60358/movie/2012best_worst.html
>クリストファー・ノーランは元々『007』シリーズが大好きで、『ダークナイト』シリーズは『007』を『バットマン』で換骨奪胎したものであるのは有名です
桜乱坊日誌
sakuranbou.sagafan.jp/
>渡来品を換骨奪胎して、たちまち優れたオリジナルを作ってしまう日本人の得意技は、昔からちっとも変わらないんだなあ。
マンガ時評(13) - 社会学講座アーカイブ
www.komagi.com/edu/comic13.htm
とキョトンとされた一瞬後に、「このヲタ野郎、いい年してスーツ着て同人誌付のマンガ本がそれほど欲しいか」みたいな顔で冷たく「 ... 勿論“ヒル魔の素で驚いた顔→ムサシの見開き2ページ「待たせたな」”や、まも姐の泣かせるナレーションといった正攻法の脚本・演出も ...... まぁ決して下手な絵ではありませんので、「こういう絵が好きだ! .... まったく、どこをどうしたら、プロトタイプの設定を、ここまで悪い意味で換骨奪胎出来るのか…
次は辞書の引用である。
デジタル大辞泉の解説
かんこつ‐だったい 〔クワンコツ‐〕 【換骨奪胎】
[名](スル)《骨を取り換え、胎(こぶくろ)を取ってわが物として使う意》先人の詩や文章などの着想・形式などを借用し、新味を加えて独自の作品にすること。
大辞林 第三版の解説
かんこつだったい【換骨奪胎】
( 名 ) スル
〔「冷斎夜話」による。骨を取り換え,胎児を取って使う意〕
古人の詩文の発想・形式などを踏襲しながら,独自の作品を作り上げること。また,他人の作品の焼き直しの意にも用いる。
類語辞典は、換骨奪胎に使われるような意義素を分類する。
類語辞典
換骨奪胎(かんこつだったい)
意義素・用例 類語・縁語
プラスの意を含む換骨奪胎
和魂洋才 ・ 和洋折衷 ・ 作り直す ・ 作り替える ・ 変える ・ (内容を)組み直す ・ 組み替える ・ (~へと)発展的に解消 ・ (外来文化を)咀嚼(そしゃく)する ・ (新しい)いのちを吹き込む ・ (形を変えて)活かす
マイナスの意を含む換骨奪胎
(~の)まね ・ 焼き直し ・ 亜流 ・ 衣替え(しただけの~) ・ (~を)切り張りしたような ・ 木に竹を接(つ)いだような
小説・楽曲などの換骨奪胎
改作 ・ 翻案(もの) ・ (赤毛ものを)仕立て直す ・ 編曲する ・ アレンジする
検索して、この熟語の出典は次のようである。
冷斎夜話れいさいやわ
十巻 『稗海』五、その他
覚範慧洪の編。詩人の逸話とその作品の評論集。わが五山文学への影響大きく、宋版による五山版がある。 (禅籍解題 181)
解説をするものがあった。
冷斎夜話 - みんゆうNet 四字熟語
www.minyu-net.com/serial/yoji-jyukugo/yoji0707.html
冷斎夜話(れいさいやわ)』(宋の恵洪(えこう)の詩話集)に、詩人の黄山谷(こうさんこく)(各は庭堅(ていけん))の言ったことばとして「その意を易(か)えずしてその語を造る、これを換骨法という。その意を規範(きはん)(手本)としてこれを形容す、これを奪胎法 ...
>換骨奪胎(かんこつだったい)
新解釈を加え作りかえる
古人の詩や文をもとにし、これに新しい趣向(しゅこう)を加えて作りかえること。「骨(ほね)を換(か)え胎(はらご)を奪(うば)う」と読む。
『冷斎夜話(れいさいやわ)』(宋の恵洪(えこう)の詩話集)に、詩人の黄山谷(こうさんこく)(各は庭堅(ていけん))の言ったことばとして「その意を易(か)えずしてその語を造る、これを換骨法という。その意を規範(きはん)(手本)としてこれを形容す、これを奪胎法という」と見える。
つまり、人の才能には限りがあるのだから、数多くの詩情を表現するには、このような方法を取るしかない、というのである。
小説の世界でも、芥川龍之介の作品は中国の小説を換骨奪胎したものが多い、などと評することがある。今日では、詩や文章ばかりでなく、いろいろな芸術・工芸分野にも用いられる。
次は、誤用を注意する
慣用句辞典 かん~かん
www.geocities.jp/tomomi965/ko-jien02/ka06.html
類:○換骨 出典:「冷斎夜話・一」「然不易其意、而造其語、謂之換骨法、窺入其意、而形容之、謂之奪胎法」 2.誤用されて、他の作品の焼き ... 類:○改頭換面○焼き直し○(俗)ぱくり 出典①:冷斎夜話(れいさいやわ) 雑記集・評論集。宋代(1120年前後か)。
・換骨奪胎(かんこつだったい) 《四熟》 1.外形はそのままに、骨を取り換え、胎(=子宮)を奪って使うという意味で、先人の詩文などの、発想や表現法などを活(い)かし、表現形式や語句などに新たな工夫を加えて、独自の作品を作り上げる技法。 類:●換骨 出典:「冷斎夜話・一」「然不易其意、而造其語、謂之換骨法、窺入其意、而形容之、謂之奪胎法」 2.誤用されて、他の作品の焼き直しの意味で使われることがある。 類:●改頭換面●焼き直し●(俗)ぱくり 出典①:冷斎夜話(れいさいやわ) 雑記集・評論集。宋代(1120年前後か)。覚範慧洪(けいこう)編。10巻。己の見聞を雑記し、更に、詩人の逸話とその作品の評論を併せ記したもの。 出典②:捫蝨新話(もんしつしんわ) 宋代(南宋)。陳善(ちんぜん)撰。8巻(上下各4巻)。・・・詳細調査中。