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ルーシー

2022-02-27 | ほんとうのところは

ウクライナは京都のようなものだと説明する人がいた。日本人にとって京都はどんなものか、それと同じように、ロシアにとってキエフには思いがあるというようなこと、そのキエフがロシアとは違うところにあるというようなことだと、どうだろうかという見方らしい。京都は日本国の領土にある、ロシア領土にないキエフをロシアのルーツと思う人々にとってみれば、そうだとすれば自国領土にしたいと思うのだろうか。ロシアのルーツはキエフ公国と言う説明見出しがあった。ルーシーと言う呼称も。
それで、どうなんだろうと、検索してみていくと、キエフとロシアの関係は、どうも、ロシアの京都のようなものではないらしいとわかるが、それではルーシーとロシアは別の国家であるとみるようである。

以下は、キエフ公国/キエフ=ルーシ - 世界史の窓
http://www.y-history.net/appendix/wh0601-125.html
なお、キエフ=ルーシは本来は「ルーシ」とのみ呼ばれていたので、「ルーシ公国」と呼びたいところだが、その後ルーシからは派生した「ロシア」が別の国家を指す言葉として用いられるようになり、そのロシアとの混同を避けるため、後に「キエフを都とするルーシ」という意味で「キエフ=ルーシ」と呼ぶことが慣例になった。
<黒川・同上 p.24>ー『物語ウクライナの歴史』2002 中公新書

15世紀にビザンツ帝国が滅亡すると、キエフ公国の後継国家であると自らを位置づけているロシアが東方キリスト教世界の保護者と称するようになる。

キエフの繁栄
 キエフ(Kyev ウクライナ語ではキイフ Kyiv)は現在のウクライナ共和国の首都。ドニェプル川中流の交通の要地にあり、北のノヴゴロドと並んでバルト海と黒海を結ぶ商業ルートの中心都市として発達した。9世紀末からキエフ公国の都となる。ロシアの森林から産するクロテンなどの毛皮が重要な輸出品となっていたが、キエフはその中継地として栄えた。
 また10世紀にギリシア正教会を受容するとともに、キリル文字を用いるようになった。さらにヤロスラフとウラジミル=モノマフの時期に編纂された法典『ルースカヤ=プラウダ』(プラウダとは真理、正義の意味)が編纂された。ギリシア正教、キリル文字、法典ルースカヤ=プラウダは、いずれもロシア国家に引き継がれ、ロシア文化の基盤となっていく。

参考 キエフ=ルーシは誰のものか
> 10~13世紀のキエフ=ルーシ(キエフ公国)は、ヨーロッパの大国のひとつであった。この国の歴史は通常はロシア国家の歴史の文脈で語られてきた。つまり、キエフ=ルーシの後継国家はモスクワ大公国であり、それが発展してロシア帝国となったとされてきた。キエフ=ルーシが消滅し、さらにウクライナがロシア領となり、ソ連領となってからは、ウクライナの歴史は語られることなく、ロシア史・ソ連史の一部としてきた。
 それに対して、1991年にウクライナが独立し、改めてウクライナ民族の歴史を見直す動きが強まった現在、「ロシア史の一部としてのウクライナ」と捉えるべきではないという主張が強まっている。そのようなウクライナ=ナショナリズムの見方に依れば、モスクワ公国はもともとキエフ=ルーシの地方政権(いわば分家)にすぎず、しかも本家のキエフ=ルーシとは異なった国家として独自発展したものであるとしている。その見方で言えば、ウクライナのその後の歴史は不幸な外国支配が続いたが、キエフ=ルーシを継承したのはモスクワ公国・ロシアではなく、コサックと彼らがつくった自治国家(アタマン国家)であり、それが独立ウクライナへとつながっていくのだ、という主張が出されている。<黒川祐次『物語ウクライナの歴史』2002 中公新書 p.23-26>


キエフ大公国(キエフたいこうこく、古東スラヴ語: Роусь(ルーシ)、英: Kievan Rus')は、9世紀後半から13世紀半ばまで
キエフ大公国(正式名称「ルーシ」)は、複数の公国の連合であり、キエフ公国もそれら公国の中の一つである。そのため、日本語名称の「キエフ大公国」は、ルーシ全体を指しているのかその中のキエフ公国だけを指しているのかが分かり難い。
11世紀後半から12世紀にかけて衰退……1240年代にモンゴルの侵攻を受け、ついに国家は崩壊した。
キエフ・ロシア
ロシアこそがルーシの後継者であると主張する、カラムジンの系統を汲む学者が用いる概念。
ウイキペディアより


Q ロシアにとってウクライナはどんな存在? A ロシアのルーツは9世紀、現在のウクライナの首都キエフを中心に広がったキエフ公国。 その後キエフ支配を離れたモスクワ大公国がロシア帝国、ソ連へと発展しました。 言語や宗教も近く、ロシアはウクライナを親ロシア化または中立にしたいと考えています。3 日前
「帝国復活」プーチン氏の妄執 - 中日新聞https://www.chunichi.co.jp › article


   
   
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