猪名川町杉生のあたりを散策していると、烏骨鶏(うこっけい)の鳴き声がした。ニワトリとは少し違う声である。ようやく冬が終わり、かすかながら春の足音が聞えてきそうな、晴れた一日だった。田んぼの片隅で、妻と一緒にコンビニで買った弁当を食べる。店の人が弁当を暖めてくれたせいか、やけにおいしく感じた。
近くの神社のそばで、絵を描いている中年の女性がふたりいた。ひとりの人が「ドスン」と尻餅をついて転んだ。私と目があって、苦笑いしながら「こんにちは」と挨拶した。のどかな光景である。
近くの神社のそばで、絵を描いている中年の女性がふたりいた。ひとりの人が「ドスン」と尻餅をついて転んだ。私と目があって、苦笑いしながら「こんにちは」と挨拶した。のどかな光景である。