数日前に伊丹にいったときの写真だ。台風14号の暗雲の中を、着陸に向かって高度を下げた飛行機の一枚。
昔、休日になると、空港で飛行機の離着陸のシーンを見るために、自転車でよく行ったものだ。以前は国際線も乗り入れていたので、憧れの眼差しで、山のかなたや空のかなたに消えゆくまで、じっと眺めていた。
子どもの頃は時間が長くて、本当に自分が20歳になるのだろうかと思っていたくらいだったが、20歳、30歳、40歳、50歳と年齢を重ねるごとに時間が加速するような早さで過ぎていく。そして自分の目で見る世の中も、何かが壊され何かが生まれて、確実に時代が移っていく。
昔から、私はタイムマシンが好きだったが、未来の映画やSFには全く興味がなかった。これは感性の問題なのだろう。
ときどき旅に出たくなる。国内でも外国でも、新しい風景との出会いを求めたくなる。叶わないまでもそう思うだけで、半分空を飛んでいるようなものだ。
飛行機が着陸して、別の飛行機が離陸する。日々の出来事も同じかもしれない。
旅は戻って来るから、旅である。
昔、休日になると、空港で飛行機の離着陸のシーンを見るために、自転車でよく行ったものだ。以前は国際線も乗り入れていたので、憧れの眼差しで、山のかなたや空のかなたに消えゆくまで、じっと眺めていた。
子どもの頃は時間が長くて、本当に自分が20歳になるのだろうかと思っていたくらいだったが、20歳、30歳、40歳、50歳と年齢を重ねるごとに時間が加速するような早さで過ぎていく。そして自分の目で見る世の中も、何かが壊され何かが生まれて、確実に時代が移っていく。
昔から、私はタイムマシンが好きだったが、未来の映画やSFには全く興味がなかった。これは感性の問題なのだろう。
ときどき旅に出たくなる。国内でも外国でも、新しい風景との出会いを求めたくなる。叶わないまでもそう思うだけで、半分空を飛んでいるようなものだ。
飛行機が着陸して、別の飛行機が離陸する。日々の出来事も同じかもしれない。
旅は戻って来るから、旅である。