久しぶりのオフなのと、昨日酒を飲んだせいで早起きをする。6時前にふと外を見ると、きれいな朝焼けだ。あわてて国道に出て車の来ない間に写真を撮る。
今はバイオリズムが悪い。こんなときは少々悪いことが起きても驚かない。なのにこの朝焼けは一体何だろう。
どこに行くか迷った末に、ネットでみつけた「エデン牧場」に決めた。兵庫県丹波市市島町、合併前は氷上郡だった。ナビを設定し、高速を使う。高速道路を走るのは久しぶりで、いつもながら初めは緊張して左車線で80キロで走る。氷上インターで降りて市島町に着いたが、番地はあっても牧場がない。近くにいたおばあさんに聞くと、すぐそばだった。エデン牧場に着いたが、人が誰もいない。困った末に、中には入らず動物の写真を撮らせてもらうことにした。アヒルが水浴びして、暢気そうなブタがいた。のどかな光景と思っていたら、私達の姿を見てギャーギャーと声高に叫ぶ。番犬の犬も吼える。
中でも鼻がペリカンのようなアヒルが、明らかに私に威嚇してくる。ぐいぐいと首を伸ばし、顔をつつかれそうになった。
「いいな。いつも動物達から注目されて」妻の見解だが、私は動物に甘くみられる何かがあるみたいだ。私が先に居なくなると静かになったらしい。「私を怖がっただけなのかなあ」
帰りにさっきのおばあさんが目配りして車を止める「今年の5月に牧場に火事があってねえ・・・」そのときの状況を話してくれた。
動物にもポニーやうさぎなど犠牲が出たらしい。今は大半の動物を他の施設に預けているとのことだった。
さっきのアヒルやブタやカメ達は、火事の中で生き残った仲間だったのだ。何にも知らないで訪ねて来たのも、何かの縁なのだろうなあ・・。今も移動動物園は開業とのことだが、早く全面復興してほしいと願う。
「また必ず来ます」親切なおばあさんに、そう返事をしてお礼を述べた。
ふと目をやると近くに「高見牛」の看板が映った。牧場の池のそばで弁当を食べて、牛舎に行く。「こんにちは」と大声を出したが、ここも誰もいない。代わりにワンワンワンと小さな犬3匹ががなり立てる。私は吼える犬が苦手だ。牛舎にはかなりな数の牛がいた。
牧場を出て神池寺に向かう。ここの「すまずの池」が目的地だ。思ったよりも山の奥で、人っ子ひとりいなくてちょっと不安になったが、道はきれいで無事に着く。「こんにちは」呼び鈴を鳴らしたがここも不在だった。
妙高山の山頂近くにあり、天台宗の中本山の境内は厳かで、神護寺に似た雰囲気だった。「すまずの池」のそばにも絵になる建物があった。
このあたりは動植物の宝庫で、多紀連山県立自然公園になっている。伝説の澄むことのない大蛇の池「すまずの池」はここのようだ。
帰りは高速を使わずにR175から176号線を走る。途中車を止めて居眠りをする。帰宅して夕食後も居眠りをする。今日は神経の疲れでなく、運転と歩き疲れの心地よい疲れだ。
それにしても、世の中はいろんなことがある。小さな旅の一日だったが、エデン牧場の火事の話は胸に迫るものがあった。動物のけなげさもジーンと来る。
夜になり雨が降り出した。
今はバイオリズムが悪い。こんなときは少々悪いことが起きても驚かない。なのにこの朝焼けは一体何だろう。
どこに行くか迷った末に、ネットでみつけた「エデン牧場」に決めた。兵庫県丹波市市島町、合併前は氷上郡だった。ナビを設定し、高速を使う。高速道路を走るのは久しぶりで、いつもながら初めは緊張して左車線で80キロで走る。氷上インターで降りて市島町に着いたが、番地はあっても牧場がない。近くにいたおばあさんに聞くと、すぐそばだった。エデン牧場に着いたが、人が誰もいない。困った末に、中には入らず動物の写真を撮らせてもらうことにした。アヒルが水浴びして、暢気そうなブタがいた。のどかな光景と思っていたら、私達の姿を見てギャーギャーと声高に叫ぶ。番犬の犬も吼える。
中でも鼻がペリカンのようなアヒルが、明らかに私に威嚇してくる。ぐいぐいと首を伸ばし、顔をつつかれそうになった。
「いいな。いつも動物達から注目されて」妻の見解だが、私は動物に甘くみられる何かがあるみたいだ。私が先に居なくなると静かになったらしい。「私を怖がっただけなのかなあ」
帰りにさっきのおばあさんが目配りして車を止める「今年の5月に牧場に火事があってねえ・・・」そのときの状況を話してくれた。
動物にもポニーやうさぎなど犠牲が出たらしい。今は大半の動物を他の施設に預けているとのことだった。
さっきのアヒルやブタやカメ達は、火事の中で生き残った仲間だったのだ。何にも知らないで訪ねて来たのも、何かの縁なのだろうなあ・・。今も移動動物園は開業とのことだが、早く全面復興してほしいと願う。
「また必ず来ます」親切なおばあさんに、そう返事をしてお礼を述べた。
ふと目をやると近くに「高見牛」の看板が映った。牧場の池のそばで弁当を食べて、牛舎に行く。「こんにちは」と大声を出したが、ここも誰もいない。代わりにワンワンワンと小さな犬3匹ががなり立てる。私は吼える犬が苦手だ。牛舎にはかなりな数の牛がいた。
牧場を出て神池寺に向かう。ここの「すまずの池」が目的地だ。思ったよりも山の奥で、人っ子ひとりいなくてちょっと不安になったが、道はきれいで無事に着く。「こんにちは」呼び鈴を鳴らしたがここも不在だった。
妙高山の山頂近くにあり、天台宗の中本山の境内は厳かで、神護寺に似た雰囲気だった。「すまずの池」のそばにも絵になる建物があった。
このあたりは動植物の宝庫で、多紀連山県立自然公園になっている。伝説の澄むことのない大蛇の池「すまずの池」はここのようだ。
帰りは高速を使わずにR175から176号線を走る。途中車を止めて居眠りをする。帰宅して夕食後も居眠りをする。今日は神経の疲れでなく、運転と歩き疲れの心地よい疲れだ。
それにしても、世の中はいろんなことがある。小さな旅の一日だったが、エデン牧場の火事の話は胸に迫るものがあった。動物のけなげさもジーンと来る。
夜になり雨が降り出した。