面白き 事も無き世を 面白く
住みなすものは 心なりけり

甲子園ラストゲーム⑤

2006年10月14日 | 野球

片岡の引退セレモニーの前に行われたのだが、甲子園最終戦恒例の一軍選手総出での整列。
ライブで観るのは生まれて初めて…だったと思う。
ちょっと曖昧なのは、21年ぶりのリーグ優勝を飾った1985年、甲子園球場で讀賣をメッタ打ちにして快勝した試合後、吉田監督(当時)を胴上げし、チャンピオンフラッグを持って場内を一周するナインをスタンドから見守ったのだが、あれが最終戦だったかどうかが定かでないためである。
それはともかく、甲子園の最終戦の場合、試合終了後はマウンドでナインが整列し、監督の挨拶があるはずだが、今日は片岡引退セレモニーが後に控えていたので、取りやめたんだろう。

それにしても今年の9月以降の戦いぶりは見事だった。
9月以降を20勝5敗という驚異的なペースで中日を追いかけたことは、やはり賞賛に値する。
そして、我々ファンに楽しい時間をありがとう。

甲子園ラストゲーム④

2006年10月14日 | 野球
「あれだけ怖かったファンが、温かく見守ってくれた…」
タイガースで思うような成績を残せなかった片岡。
この5年間は苦しいことの方が多かったはず。
それでも、胸を張って幸せだと言えるというのはファンとしては嬉しいが、プロ野球選手として引退試合を用意してもらえる幸せを噛みしめていたということもあるかもしれない。
大勢のファンの声援を受けながら現役生活にピリオドを打てるというのは、やはり感無量だろう。
13日、同じく町田が引退を表明したが、その引退試合が無いのとは好対照である。

片岡の引退試合を観ていてふと思い出したのだが、監督である岡田は、自身の引退試合はタイガースでは行われていない。
現役の最後をオリックスで過ごした岡田であるが、オリックスでも引退試合が催されたかどうか、記憶が定かではない。
少なくとも岡田には、小さい頃から憧れてきた阪神の選手としての引退試合は無かったのだ。
そんな自身の過去の経緯もあって、片岡の引退試合はことのほか大事に思っていたのではないだろうか。
そんなことをふと…