一人でふらっと入った回転寿司。
一通り食べ終わって満足した~♪と茶をすすっていると、向こうから、デカイたらこがど~んとシャリの上にのった寿司がやってきた。
おぉっ!こ、これは!
寿司でたらこちゅうのはどうか!?とも思ったが、実はたらこには目が無い。
もうすっかり落ち着いて清算しようと思っていたのだが、ピクピクと食指が動く。
脳下垂体が「まだ胃袋には入る」と臨戦体制が可能なことを告げる。
箸を持ち直そうと手を伸ばしたその刹那…
いや!イカン!
魚のタマゴというのは、プリン体の“宝庫”なのである。
何を隠そう、痛風予備軍の我が身にとって、このプリン体満載の食べ物を口にすることはタブーなのだ。
たらこの他、いくらもかずのこも、煮た鯛の子なんぞも(めったに外食時に見かけることはないが)大好きなのだが、寿司やそれぞれの単品おかずは手に取らないことにしている。
しかし!このたらこの寿司はただものではなかった。
着色料のついていない、ちょっと肌色がかったような、くすんだピンクのようなたらこがどど~ん!としゃりの上に乗っている寿司の皿が近付いてくるにつれ、あのたらこ独特の食感が思い起こされ、恍惚の世界へと誘われ始めたのだ。
満席の3つ隣のオヤジの前にさしかかったとき、急にある指令がパッとアタマの中を飛んだ。
「やめとこ。プリン体モノは。」
再び茶をすすって、やりすごすことにした。
そして正に目の前をたらこがぐぐーっと通過しようとしたその時!
ぱくっ。
もぐもぐもぐもぐもぐもぐ…
嗚呼、神は何故に、美味いものをカラダの毒に作りしか!?
一通り食べ終わって満足した~♪と茶をすすっていると、向こうから、デカイたらこがど~んとシャリの上にのった寿司がやってきた。
おぉっ!こ、これは!
寿司でたらこちゅうのはどうか!?とも思ったが、実はたらこには目が無い。
もうすっかり落ち着いて清算しようと思っていたのだが、ピクピクと食指が動く。
脳下垂体が「まだ胃袋には入る」と臨戦体制が可能なことを告げる。
箸を持ち直そうと手を伸ばしたその刹那…
いや!イカン!
魚のタマゴというのは、プリン体の“宝庫”なのである。
何を隠そう、痛風予備軍の我が身にとって、このプリン体満載の食べ物を口にすることはタブーなのだ。
たらこの他、いくらもかずのこも、煮た鯛の子なんぞも(めったに外食時に見かけることはないが)大好きなのだが、寿司やそれぞれの単品おかずは手に取らないことにしている。
しかし!このたらこの寿司はただものではなかった。
着色料のついていない、ちょっと肌色がかったような、くすんだピンクのようなたらこがどど~ん!としゃりの上に乗っている寿司の皿が近付いてくるにつれ、あのたらこ独特の食感が思い起こされ、恍惚の世界へと誘われ始めたのだ。
満席の3つ隣のオヤジの前にさしかかったとき、急にある指令がパッとアタマの中を飛んだ。
「やめとこ。プリン体モノは。」
再び茶をすすって、やりすごすことにした。
そして正に目の前をたらこがぐぐーっと通過しようとしたその時!
ぱくっ。
もぐもぐもぐもぐもぐもぐ…
嗚呼、神は何故に、美味いものをカラダの毒に作りしか!?